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いちばん好きな時間

4月14日
日曜朝、ニュースが終わったあと、9時までのNHKが好きだ。穏やかで静かな番組が続くのでホッとする。
日曜日はたいてい7時頃起き出して、のんびり朝食にするので、洗濯を終えてテレビのある部屋に戻るのは8時過ぎてしまう。本当は自然百景の始まる7時45分には落ち着きたいのだが。

今週のDearにっぽんは、「町医者」をめざす若き医師たちのドキュメンタリーだった。人の最期に触れ、苦悩し涙する青年。こんな心ある医師がそばにいてくれたら、どんなに心強いだろう。それだけで人生に仄明るい希望が灯る気がする。

番組に出てきた医師たちと、出世欲や名誉欲、己の利益の獲得に突っ走る医師たちとの違いは何なのだろう?どこに分かれ目があるのだろう?
最近のニュースでは、詐欺被害にあった人が、弁護士に助けを求めて更なる被害に遭うという事態を伝えていた。「被害を取り戻しますよ」と弁護士をかたって騙すのかと思ったら、そうではなくて、正真正銘の弁護士が着手金詐取を行っているらしい。
「何のためにがんばって勉強して資格とったんだろう?」と夫は言うけれど、そういう人たちは試験だけはよくできて、一般人が想像するような厳しい努力はしたことがないのかもしれない。或いは、あんなに苦しい思いをしてやっと弁護士になれたのに、全然稼げないじゃん!と荒くれてしまったか・・

要は、お金になるかならないか、その岐路に立ったときに、何を優先するかの違いなのかもしれない。

人をちがえるのは、ただ一つ
何をうつくしいと感じるか、だ。
こんにちは、と言う。ありがとう、と言う。
結局、人生で言えることはそれだけだ。

長田弘『一日の終わりの詩集』言葉より

そういうことなのかな。

Dearにっぽんに出ていた医師たち。どうかいつまでもその志を失わず、真に人に寄り添い続ける人であって欲しいと願う。あのような若者がいる限り、失望だらけのこの国にも確かな光を見出すことができる。

★肩の痛み8、つらさ7
(土曜日にとある打ち合わせを終えたらかなり楽になった。精神的な影響もあるのか?)

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