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白熊杯 【短歌】で参加します

秋が来て、冬になると、一気に庭が寂しくなります。
落ち葉に埋もれた花壇を見渡し、何もない・・と思った瞬間、土の下に、寒くなるのを今か今かと待ち構えているクリスマスローズに気付き、その逞しさに元気づけられます。

荒れた庭
ごめんと俯く
その先に
何の何のと
クリスマスローズ

クリスマスの翌日、最愛の父を亡くしました。
未だ心は混乱の最中。
父への感謝を歌に。

金色の
三日月を目に
焼き付けて
死の床にある
父に届けよう

光墜つ
ひとり娘を愛し抜き
揺るぎなき父の
最期のお手本

亡くなった父は俳句を詠んでいました。
落ち着いたら、父の句帳を読んでみたいと思います。


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