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NextEra Energy($NEE)は長期投資銘柄! 今後爆上げが来るかもしれない。

NextEra Energyを知っていますか? この会社は再生可能エネルギー、特に風力とソーラー発電でアメリカ最大規模の電力会社です。

再生可能エネルギーへのシフトは待ったなし状態になっていることはご存知だと思います。しかも水素社会に向けて、その市場規模が2050年までに1200兆円になるということもあり、再生可能エネルギー株への注目度が非常に高まっています。

そんな中、最大手のネクステラエナジー社は、その恩恵を大きく享受できる立場にあると思います。

ということで、今回は、長期銘柄の一つNextEra Energy($NEE)を紹介します。

今回の内容は以下です。

■ネクステラエナジー社とはどういう会社
■成長戦略について
■チャートと基本情報
■今後の業績見通しとCEOのコメント

■現在の基本情報
■簡単に企業分析
■NextEra Energy Partners($NEP)とは

■今回のまとめ

では説明します。

■ネクステラエナジー社とはどういう会社

ザックリ言いますと、電力事業や再生可能エネルギー事業を子会社にもつ持ち株会社ということになります。本社がフロリダにあります。

電力事業には大きく、Florida Power & Light CompanyとGulf Power CompanyとNextEra Energy Capital Holdingsの3社ありまして、前者の2社が利益の大半を稼ぎ出しています。

実は再生可能エネルギー事業を担っているのが、NextEra Energy Capital Holdingsでして、その下にNextEra Energy Resourcesなどがあり、ここが風力ソーラーでアメリカ最大手となっています。ほかにも原子力や天然ガス等の発電も担っています。

電力の送電システムの開発・建設・運営・管理をし、小売りも行っています。

ざっとですが、なるほどと理解していただければそれで十分かと思います。

■成長戦略について

ネクステラエナジー社が、どういう会社か理解できたと思いますので、それと今後の成長戦略とそれへの強みについて簡単に説明します。

公共事業と再生エネルギー

これが最強方程式になります。

電力事業とは、売れば確実に利益になりますので、安定したキャッシュフローが得られます。その資金を再生可能エネルギーに投資することで、アメリカ最大の風力ソーラーの会社になることができました。

かつて風力もソーラーも発電コストが高かったのですが、近年そのコストがダダ下がりとなり、去年だけでもソーラーの発電コストが15%も下がっています。そして、これがこの先も下がると予想されています。

それがさらに追い風となり、投資&リターンのサイクルに完全合致しています。

それが結果として、同社から発表された見通しが強いものとなったのだと思います。

■チャートと基本情報

では、リーマンショックの前からの長期でのチャートをS&P500とNasdaq100との比較でみることにします。

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リーマンショック後からではQQQに完全に負けていますが、SPYには完全勝利しています。

もう少し最近のチャートを見ますと状況が変わってきていることが見て取れると思います。

5年チャートです。

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以前のnoteでも書きましたが、再生可能エネルギー株は2018年後半から大きく上昇し始めていると指摘しました。これは2018年に発行されたグリーンボンドが急増したためではないかと考えています。

今後の市場拡大とともに、この企業の成長もあり、株価の一段の上昇に期待が持てると考えて、長期銘柄としています。

詳しい銘柄分析は別の機会にします。

■今後の業績見通しとCEOのコメント

前回の四半期決算の時に今後の見通しを話しています。

1.一株利益の成長を6-8%(2018年のEPS $7.70をベースに)
2.2019年にフロリダでのGulf Powerを含めた買収で、2020年に$ 0.15、2021年に$0.20をEPSにそれぞれ加わる
3.2022年の利益成長は2021年比で6-8%
4.配当は最低でも2022年まで年10%成長

となっています。

NextEra Energy社のCEOのJim Robo氏が、今回のガイダンスを発表したときにコメントを発表しました。

"I will be disappointed if we are not able to deliver financial results at or near the top end of our adjusted earnings per share expectations ranges in 2020, 2021, 2022, and now 2023."

利益予想の上限、あるいはその近辺に着地できなければ失望するという、なんという力強いコメントでしょう。予想レンジの上限を超える結果を出せると自信なのだと思います。

実は、まだアメリカ政府での再生可能エネルギーに向けた取り組みが、まだ何も出ていない時点でです。もし、グリーンニューディールを進めるとしたら、この予想をはるかに超える成長になる可能性も考えられます。

なので、上振れが大いに期待できるし、今後も、この成長を期待していいのではないかと思います。

■現在の基本情報

現時点、10/16での基本情報を見ることにします。

時価総額:149.636B
β値 (5Y Monthly):0.21
PE Ratio (TTM):42.21
EPS (TTM):7.24
予想配当と利回り:5.60 (1.83%)

Trailing P/E:42.21
Forward P/E:30.96
PEG Ratio (5 yr expected):3.28
Price/Sales (ttm):7.89
Price/Book (mrq):4.04
Enterprise Value/Revenue:10.28
Enterprise Value/EBITDA:19.23

Forward Annual Dividend Rate:5.6
Forward Annual Dividend Yield:1.83%
Trailing Annual Dividend Rate:5.30
Trailing Annual Dividend Yield:1.78%
5 Year Average Dividend Yield:2.48
Payout Ratio:73.20%

現在、割高かと言われれば、割高です。ただ、非常に割高というわけではないと思います。配当性向が非常に高いので、株価が割高でも、高い利回りになっているのだと思います。

■簡単に企業分析

macrotrendsからグラフを貼り付けて簡単に説明して、今回は、終わろうと思います。

売上高の推移

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次はEPSです。

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2017年と2018年にEPSが跳ね上がっているのは、NextEra Energy Partners($NEP)の上場と非連結化、設備の売却などによる特別利益ではないかと思います。なぜそうしたのかはわかりませんが、いわゆる選択と集中ではないかと思われます。

そういうイベント的な利益を除いても、EPSが右肩上がりで伸びていることが重要だと思います。

最後は各マージンです。

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高い利益構造をしていることがわかります。ちなみに直近のnet profit marginは18.71%です。

ほかの銘柄とで比較してみます。

エンフェーズ($ENPH):23.49%
ソーラーエッジ($SEDG):10.89%
コストコ($COST):2.4%
ダナハー($DHR):17.73%

これを見ても非常に高い利益率だとわかります。

■NextEra Energy Partners($NEP)とは

先ほど出ました、NextEra Energy Partners($NEP)に簡単に説明したいと思います。

http://www.investor.nexteraenergypartners.com/

この会社は、NextEra Energyから長期間安定したキャッシュフローを生み出すクリーンエネルギー発電設備を取得して、管理運営しています。結果として高い配当を出すことができています。

Forward Dividend & Yield:2.31 (3.52%)

となっています。

NextEra Energy($NEE)とのチャート比較をしますと、

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パフォーマンスの差が多少あるのは、事業形態の違いからだと思います。前者が成長、後者が安定といった感じでしょうか。

機会を見つけてNextEra Energy Partners($NEP)の説明をしたいと思います。

■今回のまとめ

長くなってしまいましたが、NextEra Energy($NEE)についてまとめると以下の通りになります。

1.すでに再生可能エネルギー企業として成功している
2.先行きに力強い強い成長が見込める
3.高収益体質
4.株価はこの先も上昇し続ける可能性が高い

となります。

基本的に長期投資銘柄との位置づけですし、今後はS&P500は当然のこととして、Nasdaq100もアウトパフォームし続けると期待したいと思います。

ということで、皆さんが大儲けできますように。
ではまた。

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