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「大丈夫」じゃなくて大丈夫

わたしは大丈夫ですという人ほど、
実際のところ大丈夫じゃない。

悩み事、克服しました。
過去を清算しました。
もう立ち直りました。
前だけ向いていきます。

そして、
「だから、わたしはもう大丈夫です。」
という人はたくさんいます。

でも本当はそれは自分がそう思いたいだけ。
大丈夫になった気がしているだけ。

いくら言葉を変えても、
思考や行動が伴わないとかえって苦しくなっていることさえあります。

そしてその言葉の裏には
「だから、この問題にはもう触れないでよ。」っていう、
拒絶を感じます。
そしてそれが「今はそっとしておいてほしい。」という意思表示だとしたら、

それって全然大丈夫じゃないですよね。

だからそういうときは、また向き合おうと思う日が来るようにと、
ただ見守ることしかできません。

逆に、
「大丈夫じゃないです。」とか、
「だいじょうぶじゃないかな、、、」
「多分、大丈夫だと思います。」

などの否定文、疑問符が付いているほうが、
まあ、それだけ言えるんだから大丈夫みたいだねって思います。

それにこれは大丈夫?わたし大丈夫?って
常に自分に問いかけているからこその応えだし、
それが自分と向き合うということだと思うから。
だから、その応えが
「ダメ、全然ダメ。」でも大丈夫。
「大丈夫かな?本当に大丈夫かな?」でも全然OKであって、

大丈夫じゃ思わないと上手くいかないよ、とか
大丈夫、大丈夫と声に出せば絶対大丈夫とか、言われているけど、

言葉の効用も薬と一緒、
結局はケースバイケースケース。
「大丈夫」ってみんなが大丈夫な言葉じゃないから、
だから「大丈夫」じゃなくても大丈夫。

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