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新築物語③ 家を建てるにあたってのこだわりどころ

母にはこだわりと夢がある。
1つは格子戸と石畳。
格子戸を開けて、石畳を少し歩いて家の中に入る。
そういう佇まいが夢だったらしい。
その夢は、今の家でしっかり叶っている。
我が家には格子戸の門と石畳のアプローチがあったのだ。
当然留守にするときには鍵を二つかけないといけないし、
門は自転車や傘に引っかかるので結構不便だった。
でも、聞くところによるとこれまでのリフォーム代で、
一番の高額な場所だったらしい。
それくらい思い入れがあったのだ。
新築するにあたって、門の撤去は確実となった。
移築は無理だったらしい。

そして、もう一つは屋根。
寄棟で瓦というのが母のこだわりだ。
今どきの家って、屋根が切り立っていない?
そういうと、倉庫みたいで嫌だと言った。
平屋なんだから、家らしい家に住みたいと。

ちなみに寄棟の瓦って正方形だったら神社みたくなっちゃうし、
長方形なら、サザエさんの家みたくない?

知識もなく想像力の乏しいわたしにはこれくらいのイメージしかない。

まあ、口は出せないんですけどね。


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