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【投機の流儀】朝日新聞社の造語

【ご報告と御礼】
お陰様で、拙稿メルマガが「資産運用の部」で第1位を受賞しました。14日決定の旨、(株)まぐまぐから報告ありました。
多くの読者の皆様のお蔭さまでありました。ここに、改めてご報告いたし御礼申し上げます。
以下は,選者から依頼された「受賞のことば」です。

拝復
「再度最高値を更新することはありますでしょうか。」という御下問の件ですが、最高値とは10月2日の今年最高値を指すとすると、少なくとも「アベノミスス相場」は終わったと私は見ていますから、次の大相場を迎えるまではないでしょう。私はメルマガで10月初めから「ダブルトップだ」と言ってきました。明るい見通しを語る方が皆様には歓迎されるが、私は思った通りを行動し、それを語り、語る通りを書く、ということを信条としてきました。
言うなれば私は文筆家ではなく思索家でもなく敢えて何々家と言えば行動家です。
その辺が他の「評論家」との違いでしょう。
私は前々から「キャッシュポジションを高く保って買い場を待とう」と呼びかけてきました。暗い話しばかり語ると思われるでしょうが、英国の詩人シェリーを真似て言えば、「冬来たりなば春遠からじ」です。春を迎えるには厳冬を通らねばなりません。よって厳冬は私たちが望むものです。

【今週号の目次】
(1)当面の市況
(2)当面の市況と中勢的な見方;1
当面の市況と中勢的な見方;2
(3)市況観測の諸材料
①日銀政策修正の観測は曖昧になってきた
②国内投資家が海外情勢不透明で弱気急増
③米中摩擦・英国のEU離脱の不透明さなどからキャッシュポジション を高める投資家が増えているようだ
(4)市況観測の諸材料
日銀政策修正の観測は曖昧になってきた。
国内投資家が海外情勢不透明で弱気急増した。
米中摩擦・英国のEU離脱の不透明さなどからキャッシュポジションを高める投資家が増えているようだ。
日本の公的マネーが株を買い支えて好景気を演出していることは、大げさに言えば国家資本主義体制である.
(5)当面の市況と中勢的な見方;1
(6)株式市場の中勢的な見方のポイント;2
(7)市況見通しを語る時の態度
(8)後日、市場の大きな混乱や失望につながりかねないトランプ政権の貿易均衡のとらえ方
(9)ハイテク分野で米中が争う構図
(10)欧州事情の要約
(11)「前年末比で年末株高」が6年続いた――年足6本陽線の後は陰線になれば陰線2本続くというアノマリーがある
(12)好景気期間が戦後最長を記録
(13)日銀・FRBが言う中立金利と市場が見ている中立金利との微妙な違い
(14)再び北方領土の問題
・私見、北方領土
・N氏よりのメール(ゼミで同期だった元バンカーからのメール)
・再びN氏よりの便り(13日)
・北方領土問題、要約
(15)先週号9日号の続き――株価を将来の予言に用いることは出来ないという見解(ランダム・ウォーク理論)
・株価を景気先行指標から外したことによって引き起こした国家・社会的な損実
・好況期にも敢て出動する財政政策
・朝日新聞社の造語「失われた20年」

【来週以降に掲載予定の項目】
○安倍首相は何をやれなかったか
○安倍首相は何を残したか
○退任時期が明らかになっている首相の求心力は弱い――時限爆弾を抱えた高値保合相場
○トランプ対金正恩――金正恩の方がウワテだ

(1)当面の市況

終末は18,9日に米FOMCを控えるし、日銀発表の景気先行指数DIが悪化(業況判断DIは市場予測より良く「前回調査と横ばい」だが、市場は先行指標を重視する)
という状況の中で当然、利食い売りが先行して、日本だけが米中貿易戦争緩和を囃して455円という大幅高した水曜日の分だけを下げた。

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