【投機の流儀】ウクライナ侵攻に際してしっかり身に付けておきたいこと
第1部 当面の市況
(1)「健全なる精神は、キャッシュポジションを高めた投資家に宿る」
先週末の米国市場では、積極的な金融引き締めを警戒し、NYダウは▲981ドル(▲2.8%)、NASDAQは▲335(▲2.5%)の大幅続落となっている。尚、日経先物夜間取引は2万6720円、週末現物値より400円程度安いところで取引を終えている。
日本市場が連休中の5月4日にFOMCを控える。金利スワップの動向からは、5月および6月、7月、9月に政策金利がそれぞれ0.5ポイント引き上げられることが織り込まれた。
前回の3月16日FOMCでは事前の想定通りに0.25%の利上げが決定され、株式市場の反応はイベント通過による反発となったが、今回もそのようになるかどうかは分からない。
「健全なる精神は、キャッシュポジションを高めた投資家に宿る」、今の不安定な相場局面ではゴールデンウィーク中に冷静に次の買いの好機を再考し狙える「健全なる精神」の保持に努めたい。
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