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【投機の流儀】ソフトバンクの不振が市場にもたらしたマイナス

【今週号の目次】
(1)当面の市況――今週は売り先行で始まるが自律反騰は近い
中勢的な市況――デッドクロス
外国投資家の売り越し5.3兆円
(2)短期的には売られ過ぎの兆候あり
(3)ソフトバンクの不振が市場にもたらしたマイナス
(4)先週にTOPIXは年初来安値を付けた、よって来年は年足で陰線だという蓋然性あり
(5)世界景気拡大に暗雲の兆し
世界景気・付記;商船三井池田潤一郎社長「米景気ピークアウト懸念」
(6)戦後最長期の日本景気は終盤に来ている
(7)米景気は来年必ず失速する――NY株はそれを先見しているのだ
(8)1500円売り出しのソフトバンク株、1,000円の大台を3回割って1,200円台で当日の大引け、翌日は1100円台もあり
付記;ソフトバンクの上場
(9)アベノミクス第三の矢(成長戦略)に暗雲
(10)2019年はFRB金融政策から相場が変わる
(11)外国筋の約半分を占める欧州筋、欧州事情の概観
(12)欧州景気の減速懸念は日本株式市場根深い影響を与える
ECBの苦悩
(12)欧州景気の減速懸念は日本株式市場根深い影響を与える
(13)日本株の「レベルとしての割安感」は一段と強まる
(14)トルコリラの見通しとリスク
アルゼンチンペソについて
(15)原油価格の動き
(16)トランプ対金正恩――金正恩の方がウワテだ
(17)安倍首相は何をやれなかったか――北方領土問題・拉致問題・改憲
(18)安倍首相が成し得なかったことになろう項目の一つ、改憲
(19)読者Oさんからの「青春期相場というものは新興銘柄も、中小型銘柄も225銘柄や大型株も同じように上昇していくものなのでしょうか」という質問(12月20日)
(20)東電4万株お持ちのA様よりの質問(12月21日)
東電株のAさんよりの返信への返信

(1)当面の市況――今週は売り先行で始まるが自律反騰は近い

今週は売り先行から始まり5日連続安で先週からの累計は1,600円位の下げになるであろう。先週は4日続落で約1,300円下落した。一昨年9月15日以来1年3ヶ月ぶりの安値となった。今週は先々週から見て1,000円の大台を2度変割ることになろう。
本稿で既述した通り、13週と26週移動平均がデッドクロス(★註)すると、今までの下値支持線だった21,500円ぐらいが上値抵抗線と変化する場合が多い。1月下旬に付けた2万飛び台を深く割って週末は20,007円まであった。

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