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【投機の流儀】我々は今「世紀の因縁場」に居るのだ

第1部 当面の市況

(1)当面の市況
週明けは保合の膠着状態の薄商いで始まろう。大統領候補者の討論会は前回に比べてマトモだった。討論会を左右するものは議論よりも情緒である。60年前にケネディ対ニクソンの対面テレビ討論が史上最初であった。この時も最初の5分間のイメージで決まった。
バイデン勝利とのシナリオに変化なく、これが安心感につながっている。1か月前は「バイデン当選=株安」だったが、今は逆になっている。「民主党=大きな政府=財政出動で経済政策」というシナリオが主導的であろう。

ところで、我々は今、89年12月~09年3月までの「2世紀をまたぐ落差3万2千円幅の半値戻り」という「世紀の因縁場」にいるのだ。

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