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【投機の流儀】消費税について考える

【今週号の目次】
第1部 当面の市況
(1)先週週末の様子
(2)海外投資家、4年10ヶ月ぶりの大幅買い越し
200日線・75日線・25日線がクロスする二重のゴールデンクロスが近づいているが・・・
(3)信用売り残が11年ぶりの高水準
(4)戻り高値圏でのサンドイッチ相場
(5)金と銅、漢字でも銅は「金に同じ」と書く――「有事のキン」
第2部 経済月例報告もNHKも「霞ヶ関文学」に毒されているわけ
――NHKは、時の首相の影響下に在る、と言う事実
第3部 中長期の見方
(1)世界景気後退の兆候
(2)「変調、世界景気リスクを探る」
(3)自動車の高関税回避に向けた日米貿易交渉は「決着」ではなく「先送り」であろう
(4)工作機械受注が今年3割減の見通し
(5)米中対立の深層
(6)貿易戦争の報復合戦は米中の国内へも影響が出始めた
(7)膨大な債務の積み重なりが示唆するもの
(8)ECB新総裁にラガルド女史が務まるだろうか
(9)世界景気後退と円高
(10)「円高=株安」という見方に変化が生じても良い頃だ
(11)日本経済の先行きに影
(12)伊藤元重教授の言い分「日本でインフレは起きる」
(13)消費税について考える
(14)中長期の見方:アメリカ景気後退の兆候
(15)サウジアラビアの国営石油会社:サウジアラムコが東証上場を果たせれば、落ち込みつつある東京証券取引所が活性化するか
第4部 日韓問題について要約
(1)日韓関係の経緯についての要約
(2)所謂「河野談話」と所謂「村山談話」
(3)筆者の友人でジャーナリストの嶌信彦通信:韓国との関係:要約
2019年9月17日 vol.168より
第5部 【余談】ロンドン取引所を香港取引所が買収しようとした話

第1部 当面の市況

(1)先週週末の様子
先週末の朝方は、指数連動型ファンドや年金基金の配当再投資を目的とした買いが入った。米中貿易協議の進展期待(★註)も支えとなったが、海外の政治不安が意識され、米大統領の弾劾問題・香港の抗議活動などの不安材料がともに市場で織り込まれた。

日経平均は9月に入って騰勢を進め、8月末から約1,300円の水準訂正となり、半値戻り(昨年10月2日の大天井から12月25日の「陰の極」までの落差5,500円の半値戻り)の上では止まっていたが、黄金分割比の大なる方2万2400円は一度も示さずに9月は終えそうである。

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