見出し画像

【投機の流儀】妙に符合する株価の節目

第1部 当面の市況

(1)当面の市況
先週末の米国市場では、NYダウは史上初の終値ベースでの3万5000ドル台乗せ、主要3指数は過去最高値を更新した。尚、CME日経先物は28180円と、連休明けの日経平均は600円程度の大きな窓開けでの取引開始となる。
国内市場では、連休前の7月20日(火)に騰落レシオ25日は78.9%に低下しており、短期的には騰落レシオの上昇、つまり物色の拡大基調になりやすい。

しかし米国市場では、主要3指数が高値更新の一方で、市場の先行指標と捉えられる小型株指数ラッセル2000は2100-2350のレンジ推移で、先週末は2209とほぼ中心値に位置している。個別では徐々に高値追いに追随できない銘柄が増えてきている。
同様に日経平均も依然として三角保合いの範囲内の動きであり、衆院選を控え、今回の上昇を起点にして方向性が出てくるには時期尚早か。

ここから先は

19,382字

¥ 400

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?