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【投機の流儀】世界の分断がもたらしたインフレが日本に物価高(インフレとは違う)をもたらした

第1部;当面の市況

(1)市況コメント

週明けは買い先行から高く始まろう。先週末の米国市場は米債務上限問題合意への期待で、NYダウは6営業日ぶりに反発し33093ドル前日比328(1.0%)高、ナスダック指数は12975ポイントで前日比277(2.1%)高となった。
夜間取引での日経先物終値は31500円と、週末現物値(30916円)より600円程度高いところで取引を終えている。

米国市場では、米大統領選挙前年のNYダウ年足は「陽線」となるアノマリーがある。例外は1回だけ、NYダウ創設以来で初の「陰線」となった2015年(トランプ氏立候補)のみ。
NYダウの2023年始値33148ドルを2023年終値で超えるか否かが、「陽線・陰線」の分岐点となる。このアノマリー継続の見方に立てば、NYダウが33148ドル水準を大きく割り込むところは、年末に向けての戻しが期待できる局面となってくる。

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