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出生率1.26で過去最低。経済活力に危機、官房長官は「静かなる有事」と云った。まさしく「有事」だ。

■ 第1部;当面の市況

(1)市況コメント

先週末のNYダウは4日続伸で33876ドル前日比43(0.1%)高、ナスダック指数は13259ポイントで前日比139(0.2%)高となった。
今週13日の米CPI発表、13〜14日のFOMCを控えて、引けにかけては上げ幅縮小で取引を終えている。
夜間取引での日経先物一時は32490円をつけたが、米国株の上げ幅と同じ動きで、終値は32250円と、週末現物値(32265円)とほぼ同水準で取引を終えた。

需給相場の色彩が強い中で、1357日経ダブルインバースの口数は6月8日時点で10億2584万口と過去最高の口数となっており、ポジションは解消されていない。下げれば、買い遅れた投資家の買いや空売りポジションを解消したい買いが控えている需給状況となっている。
2013年の青春期相場の終焉となったバーナンキショックでは、大幅なスピード調整を迎えたが、調整一巡後の2013年6月安値からは+20%大幅反発となった。

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