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【投機の流儀】言葉に力がなく「ただ喋るだけの男、岸田首相」

第1部;当面の市況

(1)市況コメント

週末の米国市場は、利上げ観測の後退で主力ハイテク株が相場を牽引し、大幅高となった。今週サンフランシスコで開催されるAPECに合わせて、「15日(水)に米中首脳会談が開催される」とのホワイトハウスの声明も米中対立の懸念後退で相場の支えとなった。

特に、米中対立での規制強化が重しとなっていた半導体のSOX指数は4%超の大幅高で、7月高値からの調整局面での上値傾向線を明確に突破してきた。更に上値を試すかどうかは別として、市場にある半導体サイクルの底打ち期待と共に、当面は10月安値を割り込むような下落は大きく後退してきている。
CME日経先物終値は32885円と、週末現物値(32568円)より300円程度高い水準で取引を終えている。週初の日経平均は四空(マド)を示現しての取引開始となる。

米国には「ハロウィーン効果」といった「10月末に買って4月に売る」戦略がある。11月相場は7営業日経過したが、その戦略が有効な動きとなっている。
様々な懸念材料で悲観に傾く市場であったが、取り敢えずは悲観に傾き過ぎた修正局面となっている。この修正局面が年末まで継続するかを注視していきたい。

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