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【投機の流儀】コロナショックがなくても下降トレンドに入る宿命にあった

第1部 当面の市況

(1) 下値は買うだろうが上値は買わない、当面は三角保合
標記の通りであろう。しばらくは止むを得ない。週明けは強含みで始まっても本格上昇はない当面は相場全体の活況は期待できないと見た方がよかろう。

(2)全面高はない。気に入ったバーゲンセールも当面はない
個別物色、一進一退、現実化する実勢悪に目を向ける市場、銘柄別には大幅減収減がありそこに注目が集まり、逆に「巣ごもり消費」の恩恵を受けるアマゾンとかテレワークに必須となり十数日で4倍以上になったサイバーセキュリティとか、そういうものに資金が集まる局地戦となった。(尤も、サイバーセキュリティは、21日にはストップ高で寄った後、直ちにストップ安となり寄り付き値段から1万4000円安で引けた)。また、「新型コロナウイルス治療薬開発銘柄」というのも脚光を浴びるだろう。現在、治療効果の主な仕組みが明らかになっている治療薬は11種類あり、日本で日本国内のものが富士フィルムのアビガン、帝人ファーマのシクレソニドがあり、武田薬品の免疫グロブリンがある。先々週末に大幅高したきっけかけの一つはアメリカの開発会社のギリアドサイエンスの「急速な改善が見られた」と患者に用いた結果を発表したものであった。こういうものが次々とこれから出るであろう。

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