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【投機の流儀】名門三菱電機の「組織的な不正」を惜しむ

第1部 当面の市況

(1)当面の市況
先週末の米国市場では金融・景気敏感株中心に買われ、3指数が終値ベースの最高値を更新、CME日経先物は28485円と週末現物値からは500円超の上昇となっている。
先週末の日経平均は、ETFの分配金の換金売り懸念、オプションSQ算出日(7月限SQ値=27726円72銭)などが重なり、一時700円近く下落して、昨年8月以来の200日移動平均線(27522円、7/9時点)を割り込んだ。
しかし後場から一転切り返してザラ場安値2万7419円からは500円戻し、日足ローソク足では深い井戸に落ち込んだものをたくり上げる勢力の発生を意味する「たくり足」示現し、200日移動平均線の下値支持が効いたかたちとなった。
尚、前場のTOPIXは1.95%安となったが、2%安を超えなかったからか日銀ETF買いは実施されなかった。

一旦、目先の下げ止まりは確認できたが、保ち合い範囲内での動きには変わらないと見る。
今週以降の戻り一巡から再度200日移動平均線を試す下落局面では、今回同様の200日移動平均線の支持が効くかは分からない。

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