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【投機の流儀】ゴーン氏に完敗の日本

第1部 当面の市況

(1)高値圏のボックス相場
昨年12月以降、何回も1万4000円台に乗せ、18年10月2日のアベノミクス相場の最高値に指呼の間に迫りながらその都度跳ね返されてきた。しかし、下がらない。海外のリスク要因と市場の過剰流動性カネ余りとのサンドイッチ相場が高値圏内で続いてきた。米価株はNYダウをはじめとしてすべての指標が高い。欧州も高い。先週末でドイツは高値ツラ合わせになっている。
① 海外勢は2週間連続して売り越し(東証、17日発表)、②企業間の持ち
合い解消の売りが3月末にかけて盛んになる。③通常は、「有事のキン」と言われてきたが今は株もキンも共に底固いことから見てもわかる通りカネ余りが支えている相場である。これは海外リスクを乗り越えて続いている。

しかし、ボックス相場はあくまでも仮の姿であってそれは相撲でいえば土俵の真ん中で四つに組んだまま動かない姿を言う。この高値圏でのボックス場がいずれは大きく振れる時が来る。そのためには今が一番目を離せない時といえよう。

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