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【投機の流儀 セレクション】今は臆病でいい

日経平均は2万8,000円前後の狭いレンジ相場が続いている。FRBの利上げ鈍化の観測が事実であれば、例年の年末高への期待が出てくるはずだが、日本株はそこまで強気にはなれないだろう。期待していて期待はずれになるよりは用心深くありたい。それは場合によっては「臆病だ」ということになるが、臆病ということは病いではない。株式市場に臨むうえでは大切な要素であると筆者は考えている。

【今週の目次】
第1部 当面の市況

(1)市況コメント
(2)米FRB、利上げ減速を示唆
(3)東証プライム市場の増益率は36%。スタンダード上場企業の損益改善、3割増益
(4)日本国内債を海外投資家が2ヶ月連続で売り越した
(5)売買代金、日米ともに低調
(6)大学ファンド出動
(7)今は臆病でいい
(8)2万8,000円を挟んだレンジ相場か?
(9)今の世界の不動産価格値下がりはリーマンショック時とは本質的に違う
(10)自社株買い、海外で盛ん、4年ぶり高水準。だが「分配との好循環」は賃上げから始まる
第2部 中長期の見方
(1)米、来年4月から不況の兆しが深まる
(2)武者リサーチ11月21日号より
(3)40年ぶりに物価3.6%上昇
(4)「新たな強気相場が始まった可能性」(米バロンズ(Barron's)2022/11/24より)
(5)米中冷戦は米ソ冷戦よりも危険である
(6)米景気後退期が短期で済まない可能性
(7)2021年の日本の年収水準(購買力平価実質ベース)はOECD加盟国38か
(8)健全財政論、財政規律、その修正を問う
(9)米経済のソフトランディングは可能か?
(10)「30年間の日本の衰退」を脱したい
(11)人口減に対処するにはこうする
第3部 読者との交信欄 11月21日、論客H様との交信

【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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