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【投機の流儀】特殊な基準を恣意的に採って、日本を卑下することはやめたい。そこからは何も生まれない


第1部;当面の市況

(1)市況コメント

先週末の米国市場は、引き続き中東を巡る地政学要因で不安定な動きになっている。取引終盤にイスラエル軍の軍事作戦拡大表明が伝わり、取引終了にかけてNYダウの10月27日終値は、2023年始値の33148ドルに対して731ドル低い水準にあり、NYダウの大統領選挙前年は年足陽線となるアノマリーが維持されるか否か、残り2カ月で正念場の水準となってきている。

一方、ナスダック指数はハイテク株の好決算で+176(+1.4%)まで上げ幅を拡大していたものの、中東情勢に引きずられ上げ幅を縮小し、12643ポイント前日比+47(+0.3%)と小幅反発に留まっている。

尚、夜間取引での日経先物終値は30600円と、週末現物値(30991円)より400円程度安い水準で取引を終えている。先週末の日経平均は、米ハイテク株の決算を受けた時間外の米国株指数先物上昇に合わせ、週末の米国市場の反発を見越して上昇していただけに、その分が剥げ落ちた形となっている。

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