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【投機の流儀】ウクライナの士気と西側諸国の経済制裁の強さとを読み間違えたプーチンだが、終始一貫して合理的思考に基づく
第1部 当面の市況
(1)連休明けの日本市況
日本市場が休場となる月曜に海外市場での大きな動きがなければ、連休明けは75日移動平均線(2万7494円)や2万7500円の節目を意識しての取引開始となろう
先週末の米国市場では、NYダウ(+274、+0.8%)・ナスダック指数(+279、+2.0%)ともに続伸で終えた。ウクライナ情勢への警戒感から売り先行での取引開始となったが、引けにかけて上昇した。
年初から大きく調整していたハイテク株中心に大きく買い戻された。年初から売り方優位の相場が続いてきただけに、売り方が週末18日の米国SQに向かって買戻したことが今回の急激な戻りの需給面での一要因となった。
大きく調整していたメタが+4.1%、一方アップルが+2.0%と、売り方の利益が乗っている(大きく下落した)銘柄ほど買い戻されている。
ハイテク株中心のナスダック100指数は、年初からの調整は16501(1/3)→13020(3/14)で▲21%、▲3481。直近の戻しは13020(3/14)→14420(3/18、+10%、+1400)となっている。
なお、CME日経先物は2万7110円。日経先物は3月の配当落ち分を引いた価格で取引されている。3月29日(火)が権利落ち最終日となり、翌30日(水)の権利落ち分は、日経平均で237円程度、TOPIXでは21.5Pとされる。
配当落ち分を考慮すれば、週末現物値より500円程度の上昇で取引を終えている。日本市場が休場となる月曜に海外市場での大きな動きがなければ、連休明けは75日移動平均線(27494円)や27500円の節目を意識しての取引開始となってくる。
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