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【投機の流儀】ETFを買い支えた日銀は5月には小幅ながら売り越しに転じた――最終的にはどうする気なのか?
第1部 当面の市況
(1)当面の市況:FRBのFOMC
先週の最大のイベントは15日・16日のFOMCであった。
「2023年までは超低金利政策からの出口戦略はない」ということになっていたが、「23年までに2回の利上げの可能性がある」という話しが出たというし、FOMCのメンバーの中で「タカ派」(出口戦略主張者=利上げ主張者)が増えてきたということでNY市場が大幅安を演じ、その後の記者会見でパウエル議長が「その話しは半分ぐらいに解釈しておかれたい」の旨を述べたので大幅急落した分の一部を戻した。17日の日経平均はそれに連動する動きとなった。
先物主導で市場を揺さぶる投機筋の動きがあったと見える。
FOMCは市場外部要因であるが、市場内部要因から見れば何度も言うように先月13日に「10線転換法」で陰転しているので中期的には整理基調の期間であった。
ところで、17日・18日に日銀の政策決定会合であった。一回り遅れている日銀よりも既報で何度も既述の通り、FRBの利上げの方が日本株式市場に対する影響も大きい。
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