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【投機の流儀 セレクション】学術会議任命拒否問題と石破関連の“保守界隈”の話しと、「筆者の思いの『真の保守』」

まずは、筆者の学生時代のゼミ友からのメールを掲載する。

学術会議任命拒否問題ですが、数日前に産経や読売に“学術会議は廃止せよ”という櫻井よしこ氏の意見広告が載りました。今度は、WILLなどの保守系の雑誌が学術会議関係の記事を一斉に出したようです。こういう動きを見ていると、古谷経衡氏が石破氏に関連して、近年の“保守界隈”の風潮を書いている記事を思い出したのでご紹介します。
最近“保守界隈”の人たちの中には、これと目標を定めるとすぐ左翼とか反日とか定型的な言論攻撃を仕掛けてくる風潮が見受けられます。石破氏の場合、長い経緯もあるようですが、これでは古谷氏が言うように“内ゲバ”と同じで、自分の意見に合わないと排除するというのでは、本当の“保守”ではない。最近の自民党には、昔見られたような自由闊達な議論をする雰囲気が失われているのは残念なことです。

筆者の思いの「真の保守」
既報でも述べたことがあったように気がするが、筆者は「保守」を下記のように考える。
真の保守とは、過去を懐かしみ過去に戻そうとするのは小児病的センチメンタルの単なる懐古趣味だが、過去の歴史に学んで良いところを現在未来に生かし、悪いところは改め、あるいは破壊して、しかも急激な変化には慎重に処し、焦らず慌てず着実に進めてゆくこと」、これが筆者の定義する「真の保守」である。

【今週号の目次】
第1部 当面の市況
はじめに
(1)先週々末の様相
(2)28日まで(木)まではNYが大幅安にもかかわらず日本株は小確り、なぜか?
(3)景気敏感株の上昇が目立つた
(4)当面の市況:トランプ敗北なら政治空白期と、場合によっては社会不安もあり得る
(5)NY原油4ヶ月半ぶりの安値
(6)海外景気の先行き不安―国債買い
第2部 中長期の見方
(1)第99代内閣総理大臣菅義偉の政策について
(2)大統領選・議会選の結果についての4つのシナリオ
(3)4つのケース・議会選の4つのシナリオ
(4)中長期の見方:強気筋の人気ストラテジストの「日本株大復活」
(5)グロース株対バリュー株
(6)ふたたび、みたび、バブルについて
(7)またまたバブルについての再々考
(8)これはバブルだ〈10月25日号で述べた〉
(9)「熱狂する市場、いつ醒める? 異形のバブル、変調の兆しはどこに?」
(10)過剰流動性問題
(11)学術会議任命拒否問題と石破関連の“保守界隈”の話しと、「筆者の思いの『真の保守』」
(12)ジャーナリスト嶌信彦通信より;(2020年 10月 30日 vol.247)
第3部 読者との交信蘭
医師O様との「スウェーデンの対策」についての交信〈10月28日〉

【プロフィール】
山崎和邦(やまざき・かずくに)
1937年シンガポール生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。野村證券入社後、1974年に同社支店長。退社後、三井ホーム九州支店長に、1990年、常務取締役・兼・三井ホームエンジニアリング社長。2001年、同社を退社し、産業能率大学講師、2004年武蔵野学院大学教授。現在同大学大学院教授、同大学名誉教授。大学院教授は世を忍ぶ仮の姿。実態は現職の投資家。投資歴57年、前半は野村証券で投資家の資金を運用、後半は自己資金で金融資産を構築、晩年は現役投資家で且つ「研究者」として大学院で実用経済学を講義。
趣味は狩猟(長野県下伊那郡で1シーズンに鹿、猪を3~5頭)、ゴルフ(オフィシャルHDCP12)、居合(古流4段、全日本剣道連盟3段)。一番の趣味は何と言っても金融市場で金融資産を増やすこと。
著書『投機学入門』『投資詐欺』(講談社)など多数。
ツイッター https://twitter.com/toukinoryugi

【著書】
『賢者の投資、愚者の投資』
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『投資で勝ち続ける賢者の習慣』
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『投機学入門 不滅の相場常勝哲学』(電子書籍)
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『会社員から大学教授に転身する方法』(電子書籍)
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その他、著書多数。以下よりご覧ください。
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