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【投機の流儀】一部海外投資家はオリ・パラの中止を警戒しているという話がある
第1部 当面の市況
はじめに メジャーSQ日は無難に消化したが……
週末は3ヶ月に1度のメジャーSQの日だった。この日に向けて買い煽る・売り崩す・という指数主導型の動きが時々見られたが先週は平穏にSQ日に向かった。
SQ値は2万9046円に決まり、微かにこれをクリアしたが、日経平均の2万9000円台は一つの節目になるのだろうか、その近辺になると利食い売りが出る模様で下に押されて週末を引けた。
(1)今の株式市場の底流に横たわっている問題
これを列挙すればこうなる。
①米国発のインフレ加速懸念が徐々に拡大している。
②株価の下支え役だった日銀の存在感が低下している。
③政権に対する不信感がコロナ対策を中心として広がりつつある。
④五輪は決行しない方がいいと7~8割が思っていても結局はやらざるを得な
いという日本国の意思決定の伝統に対する霧が払しょくされない。
⑤ワクチンの普及度が先進国で最も遅れているから経済復活が遅れるのではないかという疑念である。
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