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【投機の流儀】市場はコロナ第4波を恐れていない
第1部 当面の市況
(1)当面の市況:
週明けは買い先行で始まろうが、一気に上値を取ってくる環境ではない。
①米長期金利上昇傾向の根底があるから「出口戦略」を採るときがいつ来るかという問題と、②行き場をなくした緩和資金が下値は買うという動き、③中国の台頭を意識したバイデンの積極財政、➃日本株は決算控えて警戒感多少あり、⑤NY株との比較の上での日本株の出遅れ感(★註)、➅日米安保の問題で真課題が出される可能性……こういうものが綱引きの状態で三角保合を続けてきた。実体経済の先読みが今の株価であるが、それにしても少々上がりすぎだという見方もある。結局、膠着状態ということになろう。しかし、5月に入れば動きが出よう。
(★註)NYダウと日経平均の比較価ND倍率(日経平均÷NYダウ)の話しは既報で触れたが、17日の日経新聞に「対米株価比率が低水準」として出ている。このND倍率は2月日経高値の折に0.96倍まで迫ったが、最近は0.87倍で、約半年以来の低さとなった。
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