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【投機の流儀】次に本気で買うのはいつか

第1部 当面と中長期に処するスタンスについて

(1)「売りは早かれ、買いは遅かれ、」
本稿で何度も述べてきたことだ。
打診買いを始めようと呼びかけたのは少々早計だったが、3月15日号で前日の1万6000円台を見て、「老年期相場の大天井圏内もその後も、キャッシュポジションを高めて買い時期を待とう。少しずつ売買に触れて『買ってみて判る相場の弱さかな』を味わうのは良いことであると言ってきたが、本気で買うのはこの時だ!」という意味のことを「百年兵を養うは、この一日に用いんがため」と大時代的な言い分で15日号の冒頭に述べた。
その週の、①PBR0.8倍近いところ、②PER10倍近いところ、③騰落レシオ40%台、④25日線の乖離20%以上、⑤アベノミクス相場の始動以来老年期相場の大天井までの上げ幅の概ね半値押し、⑥結果的には新安値銘柄が1700個以上も出たという個別銘柄の大底が3月13日(金)の安値だった。(その後、新安値銘柄1700強という現象は一日もなかった)。

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