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【投機の流儀】コロナ禍があぶり出した日本企業の強み

第1部 当面の市況

(1)週明けは株も為替も落ち着いて始まろうが、先週末は、上値の重かった
日本株に加えて決算悪の売り、世界経済の悪化の売り、円高の売り、週末にこれらが重なった 先々週末から今週いっぱいにかけて6日間の連続安となった。市場予想を上回る決算悪(キャノンやファナック)とトヨタを除く自動車(日産自動車・三菱自動車)などの下げ幅が大きい。現在の相場は言わずと知れた金融政策と財政政策が支えている一種の人工相場であるが、これが決算悪によって大きく崩れるとは考えられなかった。決算悪は元々想定されていたからだ。

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