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【投機の流儀】「夏枯れ相場」の中を動いている
第1部;当面の市況
(1)市況コメント
先週末の米国市場では、NYダウは反発し35459ドル前日比185(0.5%)高。ナスダック指数は3日ぶりに反発し、14316ポイント前日比266(1.9%)安となった。
ドル円は141円台前半の円安に振れ、夜間取引での日経先物の終値は33110円と、週末現物値(32759円)より350円程度高い水準で取引を終えた。
28日深夜2時頃の「長期金利0.5%越容認案浮上」との日経報道を受け、日経平均先物は急落し、ドル円も138円台となったが、報道前の水準に「往って来い」の動きとなった。
注目の日銀会合では、10年債については±0.5%の変動幅は維持しながら、指値オペを従来の0.5%ではなく1%に柔軟化する措置を決定した。日銀会合後、植田総裁は記者会見でYCCの運用見直しは「政策の正常化へ歩み出すという動きではない」などとの考えを示している。
28日の場中では、今回の措置に対しての市場反応は乱高下となったが、時間の経過とともに、「マイナス金利解除などの本格的な政策修正にはなお距離がある」との見方が広がり、結果「往って来い」、市場の警戒イベントを通過し、目先の市場の霧は晴れたかたちとなった。
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