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2024.8.14 大好きな阿波おどりへ(徳島旅行①)

起床。前の晩に用意していた荷物を背負い、麦わら帽子を被って家を出る。旅行だ!!

というわけでドン!徳島駅!

そう、阿波おどりである。
14日は3日目、もう街は祭りの空気が充満していて、まだ踊っている人も桟敷に座っている人もいないが街が特別な空気に包まれているのがわかる。

まずは腹ごしらえ。徳島ラーメンを食べる。茶系、黄色系、白系などいろいろあるようだが、私が食べたのはおそらく黄色系と言われる部類。大昔に食べて苦手だと思った徳島ラーメンだが、おいしく完食することができた。博多ラーメンも苦手だったけど今は好きだし、豚骨の臭みを克服したのかなと思う。これらより幾分か臭みがマシ(店にもよるかもしれない!)な和歌山ラーメンは大好きだし、基本臭みが苦手だったのだろうな。

早めにホテルにチェックインして、少し涼む。今回思い切り阿波おどりエリアに宿をとったのだが、これが大正解。前回阿波おどり日帰りした時に、この異様な空気の街で夜を過ごしたいと強く思ったので今回宿泊の流れとなったのだが、シンプルに祭りから徒歩圏内は神です。暑いし、疲れたらすぐに涼みに戻れる。祭囃子が聞こえて、部屋の中でも濃い祭りを感じる。終わったらすぐ帰ってお風呂に入れる。いいことしかない。

おどりが始まる時間の少し前に部屋を出て、徳島駅へ向かう。すでに駅前にはステージで踊っている連もあり、ついつい足を止めて見てしまう。かっこよすぎる…。

徳島駅の地下ですだちハイボール。すだちの香りが強い強い!!すだちの香りと風味が強すぎてこれはアルコール0%です!!と笑いながら飲んだ。しっかりとお酒なのがわかる。

ご機嫌になり、街へ繰り出す。無料演舞場の桟敷へ。

美しい

目の前を流れていく踊り。連ごとに空気も魅せ方も違って、夢中になって見た。気づいたら1時間半が経過していた。桟敷に座って踊りを見るのも好きだが、なにより阿波おどりをやっている街の空気が好きなので、演舞場から離れて街を歩く。

AWABEERのすだちハニー、タコス、かき氷、焼きそばなど食べながら、演舞場以外で踊っている連を見たり、川沿いで休憩したり、ひたすら歩いて空気を堪能したりする。阿波おどり中の徳島駅周辺の雰囲気は異様なのだ。もともとお祭りが好きだが、阿波おどりは特別空気が違うというか。演舞場以外でも道路の真ん中で突然踊り出す連があったり、一般客も中に参加して好きに踊れる連があったり(もちろん見かけたら参加している。「手を運び、足を運んだら阿波おどり」だそうだ)自由で、楽しくて、どこか浮世離れしている。夜遅くまで子どもが外で笑っている、お酒を飲んで顔が真っ赤の人たちが楽しそうに踊っている、学生の連が一般客に「一緒に踊りましょう!」と声をかけている。そういった光景が街中にひろがっている。

連や踊りもいろいろなものがあるのだが、やはり有名連のそれは空気感が違う。お盆のお祭りということもあってか、少しゾッとする瞬間があるほど雰囲気のある連もある。死んだ人がそこに混ざって踊っていても不思議ではないような、そういう空気が阿波おどりにある、そんな気持ちになる。

すだち大使に、すだちをもらう。

祭りが終わり、提灯の火が消え、それでもどこかで太鼓が鳴っていた。

歩いてホテルに帰り、大浴場で汗を流して徳島ケーブルテレビをつけると、1時を回っていたのに中継マークがついた状態で阿波おどりの様子が流れていた。

終わらない夜

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