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子どもに出来るだけ「ダメ」と言わない方がいい理由



私は、小さい頃母から
ダメと言われることが沢山ありました。


なので、だんだん
これやったらダメって言われるかな?と
顔色を伺うようになり
自分で決めることができなくなりました。


そして、心の中で
自分をダメ出しするようになりました。

思春期の頃、手を何度も洗う
強迫性症状が出ました。



それらを癒すために、プロの手を借りて
自分の過去と徹底的に向き合いました。

どうやって癒したかというと、
過去を思い出して
自分の気持ちに共感し、
正しく出来事を捉え直していくという作業でした。

罪悪感が強いので、
思い出すと、どうしても
間違った捉え方をしていて
「あの時の失敗は、何かのせい、誰かのせい」
という思いに全てがなっていました。

そして、ダメと言われることは
どうしてもやりたくなるという心理が
あると思います。
これは、無意識のうちに。
それを我慢すればするほど
歪んでいってしまう気がします。
体感として感じています。

なので、子どもにも
「ダメ」と言いすぎると
かえって問題のある行動が出てくる気がしてなりません。



そんな私はダメと言ってしまう時もあり、
もちろん道路に飛び出すような
危険なこと、咄嗟な時は
強くダメと言うことはありました。

でも、許容できる範囲のことは
「こうした方がいいよ」や
「こうしてほしかった」
「こうしたかったんだね」
という伝え方をしています。

これ、自分を癒す時に
自分にかけた言葉と同じです。
自分にバツをするから苦しくなる。
いいよ、と自分を許してあげることで
少し生きやすくなりました。

ダメと言って正しい行動をさせようとすると、逆効果なので、
「こうしたかったんだね」や、
さらに
「◯◯ちゃんならできる!
だからやってごらん」
と言う言葉かけをしています。

実際にできるようになるかは別として、
長い目でみて出来るようになるのを待っています。



子どもの成長。
体だけでなく、見えないところで
心の成長をしています。

心の成長も、歩くのと同じだと感じています。

歩けるようになるまでに
色んな経験をして、平均1年もかけてやっと歩けるようになります。

私は子供に、
こんな風にして欲しい
(言われなくても帰ってきたらまず宿題やってほしいよ、ご飯食べる時はしっかり座ってて欲しいよ、箸の持ち方はこんな風がいいよ、寝る前に飲み物は飲まないでね、etc)

一日二日で出来るようになんてならない。

心が一日で爆発的に成長するなんてこと
きっと絶対ありません。

なので、ゆっくり成長を見守りたいです。
そうすると、急にある日できるようになったりするんですよね。
歩くのがある日出来るようになるのと同じ感覚です。
根気よく言い聞かせながら、誘導したり、試行錯誤して成長させていくしかない。

大人になっても同じように心の中で自分を癒していくことは可能だと思います。

「こんな自分の考え方が嫌だ」
「こんな風に生きたい」

と心の奥底から願ってることは、
その方向に向かっていき
ある日急にその願いが叶う、そんな感覚です。



何か参考になれば…!!m(_ _)m

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