仮想世界体験記(Vol.4 社会人前半)

このnoteには統合失調症によって改竄された過去の記憶をそのまま記す。多くの記憶が挿入されていることが分かる。設定も実に細かい。統合失調症とは実に不思議な病である。


36. 仮想世界の運営が関わった世界 PART2(新入社員研修)


株式会社Aの新入社員研修において、大学時代の研究内容をプレゼンすることになった。私はベルヌーイの式に突っ込みを入れたり、S&P500がなぜ上昇するのかということに対して「ドルコスト平均法で買い続けているのではないか、アメリカでは高校生から金融教育をしている」、と指摘していた。そして、株式会社Aを改革するにはどうしたらよいかとお題の時は、「マニュアル化を進め、どの仕事をどの社員でもできるようにし、すべての人間を代替可能にしましょう」と提案した。
 夜は東京大学大気海洋研究所のHAM君と同室になったのでお互いの研究について話していた。私の研究内容について話をし、研究のプレゼン資料やマニュアル、プログラム群が入ったUSBを渡した。
 最終的に私のPCにあったゼネコンの財務分析がみんなに知られるところになり、大騒ぎになった。みんな本社に突撃していった。その後、何らかの記憶操作が行われた。おそらく、小室佳である。よく覚えていない。

37. 小室が作った催眠術のある世界(株式会社A 1年目 TOKの現場)


 この世界の特徴として、催眠術のようなものは妄想の形で後に現れるのか実際にかけられていたのかは分からない。ただ人間関係がとにかく劣悪だったのは確かである。
 TOKにある解体と土壌汚染対策工事に配属になった。派遣社員のMさんに毎日怒鳴られ続ける生活を送った。私は現場を観察し、自己申告書という土壌汚染対策工事課というような部署を通り越して、本社に届く書類に現場の問題点、「派遣社員が現場で正社員は事務所で書類業務を行う」という体制が問題なのではないかと指摘していた。これで部長の恨みを買うことになった。部長がいうには、「役員を目指して出世することが生きがいだったのに、お前がそれを奪った」と言っていた。その後、私は東京都庁に提出する書類を作成するため、本社に出勤していた。そこで塩化銀がH2Oを介さず反応し、水銀に変化する化学式に私は目を付けた。いうならば、ダイヤモンドとルビーを乾燥した空気の中で密着させたら化学反応が起きて、有害物質に代わったという化学式である。ちなみに電荷の計算が間違っていた。その化学式を直して書類を提出した。この化学式はTOK大学出身の女性の上司だったが、言い合いになった。私は彼女に「あなた、化学の素人でしょ」と言ってやった。彼女は東京の土壌汚染対策工事の業界では有名な女性で天才だと言われていたらしい。帰りの電車の中、頭の中にガブリエルが話しかけてきて「記憶を消す」と言っていた。そして私は記憶を失った。
 そして半年の研修期間が終わり、最後の飲み会の時、部長から「お前のような人間はうちの会社ではやっていけない」と言われた。私はこのことから不正を行う人間しか勤務できない清濁併せ持てのボンクラしかいない会社だと思った。

38. 小室が作った催眠術のある世界(株式会社A2年目)


 私はとある現場に配属された。上司のついて、杭の施工を担当した。上司はレベルで高さを計測せず、ばれない程度にあてずっぽうの数値を黒板に記載して写真を撮るなどしていた。杭の施工が終わり、砕石を敷き詰める段階に入った。私は設計ではRC-30であることを確認し、ネットでどんな形か確認していた。最初の砕石のダンプが荷下ろししたところ、妙に大きいことに気が付いた。走って砕石を拾い、スケールで確認すると40cmあった。RC-40であった。私は上司に施工をストップさせるべきではないかという提案をした。しかし上司の決断は施工を続行するということだった(ちなみに2021年現在ではRC-40が設計だとN君から聞いている)。この砕石の材料確認ではOさんが立ち会っており、私はOさんをボンクラと認定した。
 その夜、ほかの社員たちと一緒に食堂で飲んでいるとK課長から何やら薬を飲むよう言われた。その薬を飲んだのだが、しかし、記憶は消えていなかった。
 その後、他の施工に移ったのだが、出来形調書の作成や検査対応など非常に業務過多で夜の11時まで仕事をして、11時30分から深夜1時まで読書をしたり、ぶら下がり健康機を持ち込んで懸垂していた。ちなみにどうすれば幸せになれるかについて調べていた。でた結論は彼女を作ることだった。彼女を作るのはだいぶ後になる。しばらくは風俗に通っていた。
 仕事に関しては出来形調書の作成がメイン業務だったが、所長からは「前の検査をコピーペーストして数字を少し変えればできるやろ。なに時間かけとんねん」とおしかりを受けた。私は最初数字を比較的正しい値で調書を出していたが、監理技術者のMさんから、「もっとましな数字にしろ」と指示があった。また、発注者からも「この数字おかしくありませんか」と言われたことがあり、数字を修正して再提出した。私はこいつら全員ボンクラだと思っていた。特に溶接幅に上限値があり、「その点も注意して施工してください」と発注者から指示されていた。しかし、継手の引張試験の結果から、溶接幅が大きい方が強度が高いことを経験的に知っていた。私は発注者がボンクラであることを職人に言いふらしていた。また、株式会社Aの監督がバカであることを直接的には言っていないが、「不思議なことをする人たちなんですよね」と具体的な例を挙げて説明していた。そして職人には学歴社会とは意図的に底辺を作り出す都合の良いシステムであることや、一部の職長にはIPCCの間違いについて、RSTAR6Bが数式を一つ変更しただけで3億円以上、TOK大学は支払っておりバグがないかチェックすることもせず使用していたことを伝えていた。しかし、職人たちは私に重大なことを隠していた。そして、おそらく株式会社Aの課長級の一部の人や、発注者の監督員も知っていた。それは杭で掘削する土砂が水を大量に含んでおり、地下水が多いこと、この上に構造物を建設したら確実に沈下して傾くことになるということである。経験年数が長い人は知っていた。残念ながら私はこれに退職間際まで気が付いていなかった。みんな、どうせ無理だと思っていたらしい。
 風俗では派遣型風俗とソープランドを利用していた。派遣型風俗の子たちは日本人がわずかにおり、ほとんどはフィリピン、中国系、一度はコロンビアの女性まで多様だった(実はこれ怪しい)。派遣型風俗の女の子には、どうやったらもっと気持ちいいかとか、どんなセックスがいいか、などを聞いていた。たまに日本社会について聞いてくる外国人の女性がいて、日本の会社(株式会社A)がどんな感じか、就職活動について(承認欲求を利用した社会システムについて)話をしたこともある。
 ソープランドの風俗嬢とは様々な話をした。勉強ができないと悩んでいる子がいたが、実際圧倒的に勉強量が足りていないことを指摘した。世の中の高学歴はある程度勉強しており、それなりに勉強できることや、私立の高学歴と言えでも、受験科目が少なかったりして高学歴とは言えないことや、センター試験は暗記がものをいうものだが、研究はノートや論文、教科書、辞書などを手元において作業を行うので暗記する必要はあまりないことを教えた。そして予備校の話だが、国公立を目指す予備校生は夜の9時まで自習室で勉強していることを伝えた。とあるソープ嬢は学校をやめた理由について、人気のある男子にちょっかいをかけて女の子にいじめられたのがきっかけだったり、母親が風俗嬢で自分も風俗嬢をやっている子もいた。一部の女の子は貯金が1000万円以上あるといっていた。その子にはS&P500に連動したインデックスファンドであるSPYDやHDVを買うことを勧めた。その場で配当金の計算をさせ、簡単に風俗業界から出ていくことが可能であることを伝えていた。そしてある風俗業には風営法で建物を更新できないような決まりがあることについて、将来的に建物が老朽化し、地震が起きれば建物が倒壊する日がいつか来るので、「霞が関の役人の連中は君たちに死ねと言っているんだよ」と法律を解説した。また、情報を売買すればよいのではないかと提案した。また、個室の中に監視カメラや盗聴器を置かないのはおかしいのではないかと質問したこともある(風俗嬢の身の安全を考えて)。また、私は建設業界の発注者の人間たちの二人組に話しかけられたことがある。のちにソープランドの黒服に聞いたのだが、どうやら企業の人たちはお菓子代と称してソープランドで減価償却していることを聞いた。

39 小室が作った催眠術のある世界(株式会社A2年目 O大学出身の女性)


 婚活で出会った。ややプライドが高い女性であった。O大学の医学薬学系の大学院生たちがストレスで精神科に通院している人が何人もいるということを教えてもらった。居酒屋で一緒に飲んでいるときに研究の話になり、Rstarの話やIPCCの間違いについて話すと、彼女から「あなたがRstarの作者だ! 行方不明だって噂になってるの」と言われた。このあと一瞬で記憶をなくす。彼女に酔っぱらった勢いで好きだよメールを送ってしまい、気持ち悪がられて1週間で振られた。
 

40. 小室が作った催眠術のある世界(株式会社A2年目 KODさん)


 半年ほど付き合っていたT大学大学院Sキャンパスの博士課程3年目の女性。Omiaiのアプリで出会ったと思われる。別れる前に、博士論文の脳波の実験に付き合ってほしいと言われ実験に参加した。だが、最初に長文の実験の内容を読み上げられ、何のことか分からないまま、脳波を図りながら背中を指圧された。実験終了後、一回目の指圧はどちらの方が強かったか、2回目はどうか、3回目はどうかと聞かれ、正直どれがどれだか記憶がなかったので適当に答えた。彼女はデータに相関がみられないことに悩んでいたが、当然である。質問の仕方、実験の構成が悪すぎる。このことは年末のOで一緒に飲んでいるときに指摘した。年明け、彼女に相談されたところ、ランダムサンプリングの最小メジアン法という技術を教えた。その後、突然連絡が取れなくなり、一か月後、別れを切り出された。

41. 小室が作った催眠術のある世界 HAM君の研究(株式会社A2年目)


 HAM君にUSBを渡し、研究の技術を教えた後、彼は株式会社Aのとある場所にほぼ監禁されて、社内の数値モデルのバグを取り終えるまで毎日夜遅くまでバグとりをしていたらしい。気晴らしに会社の廊下を歩いたりしており、ある時、疲労で血を吐いたことがあったらしい。そして数式をすべてフーリエで展開し(おそらく、特殊関数で展開するのは間違いだとのT大学の先生の言葉を伝えてあった)、モデルを再構築できたとのこと。
 続いて、TOK大学の大気海洋研究所に監禁され、私の雲の研究を最初からやり直すことになった。校正定数を求め直し、再計算したらしい。私に時々電話を掛け、質問していた。そして私の研究をやり直し、おそらくLidarか何かを使いだしたとみられる。波長は忘れたが、1600nmと2200nmのような波長の有効半径が異なることを発見し、大発見だとTOK大学の先生方が騒いでいると連絡を受けた。しかし原因が分からないと言っていた。それに対して、私はLidarでオングストローム指数の鉛直分布から何か考察できないかと提案し、付け加えて、過去にMODISの研究者が有効半径の鉛直分布の違いにより1600nmと2200nmの有効半径が違ってくる(波長ごとに雲をどれくらいの厚さを透過できるかが違う)という論文を執筆しており、先生方が論文に目を通していないことを指摘した。私はこの時、東京大学の先生方がたいしたことないことを確信した。
 ちなみに私は、彼に海面に向かってLidarを照射し、海面の空間代表性が保たれている範囲で人工衛星のデータを集め、比較観測したらどうかと提案したことがある。ちなみに記憶が曖昧だが、彼のTOK大学大学院時代の研究費は3億円ほどだったらしい。
 ちなみにHAM君編のストーリーもどこかにあるらしい。地球温暖化のウソを暴いて、何とか実験を中断させることに成功したらしい。

42. 小室が作った催眠術のある世界(株式会社A3年目)


 春先にS建設のTA君という同じ年位の監督が赴任してきた。赴任して1週間ほどは誰も話しかけず、何の指示も出されず放置されていた。そのため、私が上司に許可なく、TA君に話しかけ、私自身が業務が手いっぱいだから手伝ってくれないかとお願いした(上司に無断でTA君を部下にしたことは後に、監理技術者のMさんに責められることになった)。そして、このときには(2月)、すでに父から株式会社Aを退社するよう指示が出ていた。そのため、TA君に自分の仕事をすべて教え、私がいなくても大丈夫なよう退社の準備を始めた。各種マニュアルや施工方法や裏情報についてまとめた資料をこの時から作成し始めた。次に現場にやってきたのは派遣会社の正社員の現場監督の男性である。私は3日間、様子をみた。誰も声を掛けず、何の指示も受けず過ごしていた。私は彼に声をかけ、仕事を手伝ってくれないか提案した(上司に無断である)。
 仕事の仕方は、まず前日の夜に3人でミーティングを開き、翌日の仕事が何か整理し、1時間刻みで予定表を野帳に書き込み、それを元に現場で臨機応変に行動するというものだ。そして書類仕事に関しては一週間に一度、各自の手持ちの仕事を一覧にし、チェックして新しい書類を割り振ったりして、各自の仕事量を把握するマクロマネジメントを採用していた。またマネジメントノートのようなノートを作成し、ミーティングの内容を記録していた。ちなみにテスラの社長のマイクロマネジメントも採用したことがあるが3日と持たなかった。ちょっと監視されているような感じがするのと、上司の仕事が増えすぎて大変だったためである(これに関しては、今の世界か分からないがTA君がテスラにクレームを入れている)。しかし、このマネジメントも株式会社Aの社員の中には反対派がいた。彼らが言うには、「俺たちの仕事はマニュアル通りにはいかない。そんな予定たてたってうまくいくわけない。」と言われた。特にM地点を担当していたK大学出身の薬物経験者のSさんは比較されている気分がしたらしく私のことを毛嫌いしていた。彼は私のことをサイコパスと呼んでいた(公私混同を一切しない。どれだけ課長が私を深夜まで怒鳴りつけても、その課長に躊躇なく話しかけるなどしたためだと思われる)。株式会社Aに勤務していたときずっと思っていたのだが、とにかく彼らは全体ミーティングはしてもチームミーティングなどはしていなかった。そしてOさんに思っていたのだが、彼は一切のマネジメントをしない人だった。彼のセンスのなさには驚いた(TA君は彼の学生時代の大量の飲酒が脳にダメージを与えたんだろうと推測していた。ちなみにOさんも薬物は経験があるらしい)。ただ、私も唯一ほおっておいたのが、N君である。そこそこ話はしていたのだが、N君は私のことをやや異常な男だと思っていたようだった。私は彼にはほとんど何も教えなかった(全部ポジショントークした)。TA君と話し合った結果、彼をチームに引き入れないことにした。N君はお酒が大好きでガールズバーで8万円くらい使い、年収500万以上であったにも関わらず、貯金がないという男だった。彼はお酒の飲みすぎで痛風になった。
 監理技術者のMさんは非常に暴力的な男でNA君に対しても体を思いっきり突き飛ばして暴言を吐きかけるなどしていた(発注者の目の前で)。ある日、私は、とある出来事がきっかけでMさんの右ストレートを顔面に受けたが私は頭にタイミングよく力を入れ、こぶしを顔で受け止めた(Mさんのこの時のセリフは「歯ぁ、くいしばれ!」だった)。結果、Mさんは骨折した。それ以来、多少優しくなったかもしれない。殴られた後、その場にいたK課長に「もう自室に戻っていいぞ」と言われたので、私はNA君と銭湯に行った記憶がある。他にもMさんは現場で高く打ちすぎた基礎コンを破砕して運搬しているときに、コンクリートの塊が足に落ち、骨折している。医者には側溝で転んで骨折したといったらしい。私は速攻で職長たちに報告した。上司に後で聞いたところ、Mさんの地元の市ではファイトクラブごっこが流行ったことがあり、Mさんはその世代だという。
 TA君とは大学時代の研究成果について話をしていた。またTA君と一緒に無駄な施工方法がないか探していた。一つは鉄筋の組み方である。断面積当たりの鉄筋の量だけが問題なら大きさを縮小させてもいいのではないかと思った。それならかぶりを確保できる。そして鉄筋コンクリート自体、意味がないのではないかという話もしていた。私は感覚で言っていたのだが、コンクリートを鉄筋で拘束することがよくないことなのではないかと思っていた。無筋でいいのではないかと思っていた(これは間違いである。有筋がいい)。そして私はコンクリートを細かいブロック状にしてプレキャストで施工できないのかと話していた。他にも機械が重すぎて、堀った孔が荷重で崩壊し、機械が傾くというのが以前の事故の原因なのではないかと引き継ぎ書には書いた。そして過密鉄筋である。これが意味あるのか疑問に思っていた。後で聞いた話だが、工期短縮のため木製の型枠を使用していたらしいが、鋼製型枠で高流動コンクリートで打設していればよかったらしい。品質よりスピードというのが株式会社Aのスタイルである。そして、特に問題視していたのが、杭頭の修繕である。杭頭に決まった高さがないとだめだと言われていたが、後でまとめてコンクリートを打設するので別にいいのではないかと思った。モルタルを塗り付けて、杭頭の形を整えていたが、モルタルがある意味、雪崩で言うところの弱層のようになるのではないかと話しをしていた。そして極めつけは、株式会社Uに勤務していたベトナムトップの大学を卒業した職人である。彼が言うには、構造物に影響があるのは地表から1-2mの杭だけではないかだとの話である。数十mの杭はあまり意味がないのではということだった。また、O鉄筋には溶接幅が小さすぎるとK課長経由で指示していたが、改善されなかった。また、O鉄筋の機械溶接(工場で溶接)したものは引張試験にかなりの数落ちていた。O鉄筋の工場の設備に問題がある可能性を職人には伝えていた。
 それと私は職人たちにはカメラを携帯するよう指示していた。以前、ゼネコンとの裁判で施工不良の責任をめぐった争いで敗訴したことがあると言っていた為である。施工不良の写真を撮らせていた。
 また、現場の鉄筋篭の収容スペースの面積を計算し、施工スピードから逆算し、どのくらいで現場が鉄筋篭でいっぱいになるか、どれくらいの速度で鉄筋篭を溶接すればいいかを逆算したエクセルで作成した表を渡していた。そのため、鉄筋屋は他の現場とは異なり週休2日以上だった。このエクセルソフトは評判だった。また、鉄筋屋には手動溶接より、半自動の方が施工スピードが速いことを教えた(私は半自動で1本あたり何秒で溶接できるか過去に記録を取っていた)。また引張試験用の鉄筋継手は溶接幅を広く溶接させ、マクロ試験は溶接幅の上限を定めて慎重に溶接するよう指示していた。
 退職する前、発注者側の監督員であるNIさんに引き継ぎとして施工不良個所を教えて回った。一つは柱の傾きである。これは、水平器を柱にあててみればわかる。少し傾いている。そしてフーチングも同様である。そして、鉄筋のカプラーが変色している個所は焼いてつなぎ直した後であることを伝えた。そして、主筋が一本足りてないことを教えた。またK課長の指示で柱鉄筋のフープ金が3分の2の数量しか入っていないことを教えた。他にも、過密鉄筋でコンクリートが回らず、鉄筋がつかめるぐらい露出した箇所があり、モルタルで修繕したことを伝えた(おそらく、これはもっと以前に教えたかもしれない)。そして最後に、フーチングの中心軸がずれていることを教え、実際に測って確認させた。
 そして、私は退職当日を迎えた。私は数日前から荷物をまとめ始めていたので大丈夫だったが、現場から夕方5時ごろ帰ると、事務員の社員から今日中に宿舎を引き払うよう言われた。びっくりした。本当は1日くらいゆっくりしようと思っていた。急いで準備してAに帰った。所長がいなかったが、聞いた話では愛人と旅行に行っていたらしい。これが私の退職パターンAである。
 ちなみに勤務中に何度か妄想に襲われたことがある。K課長とS先輩に責められる妄想である。合言葉は「さぁ、どうかな?」。

43. 分岐する世界(株式会社A3年目 退職パターンB)


 その世界ではMさんは市内で男たち相手に喧嘩を吹っかけて殴り合いの喧嘩をすることを趣味としていた。しかし、癌を患っていたらしく、かつらをかぶっていた。そして、居酒屋にいたアメリカ人の軍人に喧嘩を吹っかけ、いい勝負をしたらしい。ちなみにこのアメリカの軍人は仮想世界で日本に潜入している特殊部隊の男であり、陽気な男の方だと思われる。彼は冷静沈着な同じくアメリカ軍の特殊部隊の男とペアを組んでおり、でこぼこコンビと呼ばれていたらしい。彼が私の存在をほのめかしたらしい。
 しばらくして、Mさんの病状は進行し、どういう経緯か分からないが死ぬ前に、私と勝負がしたいと言ってきて喧嘩を吹っかけてきた。結果は私の勝ちだった。最終的にMさんのみぞおちに全力でこぶしを叩き込み、Mさんは血を吐いて倒れ、病院に運ばれていった。そこに運営である、T大学人文学部卒のサブカルの女王でガブリエル役の女性(中華系)とヨコオ・タロウと名乗る小太りの男性、アメリカ軍の特殊部隊のでこぼこコンビがやってきた。何を話したかは覚えていない。だが、大規模な記憶操作を行おうとしていることは覚えている。そしてなぜか職人たちに呼吸に合わせて行う有酸素筋トレを教えることになった。そこまでしか覚えていない。ちなみにこの時、アメリカ軍の男性から、私のコードネームが「ラー」であると教わった。ラーの鏡が元ネタらしい。
 翌日、事務所に向かうと、K課長に「実は、お前は今日で退職や。荷物は後で送る。株式会社KのIWさんが来とるから送ってもらい。」と言われ、ほぼ手ぶらでIWさんの運転する車に乗り込み、Aに向かった。実はこの時、IWさんはこの世界が仮想世界であることを教えてもらっていたらしい。そしてAに着くと、サブカルの女王とヨコオ・タロウさんが待っていた。そして赤い錠剤と青い錠剤を持ち出し、どちらかを飲むよう言われた。実はどっちも同じ効果をもつ薬らしい。どちらを飲んだかは忘れた。効果はおそらくパターンAの記憶(1回目の世界)になるような効果があったのではないかと思われる。

44. 小室が作った催眠術がある世界(株式会社A勤務 実験中断)


 私は常日頃から、職人たちから相談を受けていた。特に学歴社会については職人たちも知っていたので、SNSを利用していつでも拡散できる状態だった。そしてある時、私はN中学校のバスケ部の集まりに顔を出した。そこで職人をしていたKAT君に対し、工事は落札率と予定価格が4次多項式で近似でき、積算というのがあまり意味がないということ、作業員の単価が向上した時、Aでは落札率が低下し、相殺されていたことを話し、ゼネコンと職人の給与差についても話した。学歴社会が底辺を意図的に作り出す都合のよいシステムであることも話した。KAT君は神妙な面持ちで帰っていった。
 その後、私は現場で勤務している最中に、鉄筋屋の職長からあちこちで職人のストライキが起きていることを知らされた。首謀者はKATという名前らしいと聞かされ、何か知らないかと質問された。私はKAT君に入知恵したことを認めた。その夜かどうかわからないが、派遣型風俗を利用することにした(Happy mailとPCMAX)。そして、待ち合わせの場所で女性を待つと、一人の女性現れた。かなりの美女だった。そして肉体関係を持ったのだが、それがちょっとまずかったらしい。彼女はCIAの職員であると言っていた(これに関しては話が前後するが、私はソープランドの女性に風俗業界のお金を集約してファンドを作りS&P500のインデックスファンドを購入して、インカムを分配する案を提案していた)。ちなみに彼女にスマホを見せてもらうとこう書かれていた「君はバックが好きなのか」。彼女とその後どういう話をしたのかは分からない。彼女はどこかへ電話を掛けこういった「買え、売れ、買え、売れ」これを何回か繰り返したのち、「これでいい」と言って電話を切った。そして朝まで一緒に寝た。
 翌日、その女性と一緒に事務所に出勤した。すると全員呆然自失としていた。K課長は「これはお前がやったのか」とS&P500のチャートを見せられた。形は覚えていない。
どういうことかというと、以前、施工不良を起こしたとき、K課長が、「すまん、KAN(O大学の先輩社員)、また頼むわ」というやり取りをしていたことを見たことがある。また、その社員は投資が好きで、彼からはO大学出身の投資グループがあり、お金に困ったメンバーがいるとその人間に合わせて、一斉に数十人以上のO大学出身の投資家チームが取引を行い相場を動かし、お金に困ったメンバーが利益を出すというシステムがあると聞いていた。しかし、そのKANさんがいうには、「こんなことができるのは今だけや。アベノミクスの時はいくらでもできた。当時はO大学でも就職しないやつが多かった。今では少なくなってるんやけどな」と言っていた。しかし、後ほど私が発見したのだが、Oさんが基礎となる測量基準点のようなものの設置で測量ミスをしており、フーチングが20cm近く厚かった。このことによりお情けで設計変更してもらったようだ。なので金融取引というのは株式会社Aの社員のとって、伝家の宝刀と呼ばれる方法であったようだったのだ。だから、みんなうろたえていた。
しばらくすると日本政府の人たちがやってきた。安倍首相たちだった。安倍首相は私を会議室に連れて行った。詳しい話は覚えていない。ただ「学歴社会を崩壊させるのは待ってほしい。いい方法があります」と言っていた。そこから先は一切記憶がない。
 後から思い出したのだが、CIAの女性職員はその後、軍法会議のようなものにかけられたらしい。

45. 小室が作った催眠術がある世界(彼女さんとの関係)


 株式会社Aを退職することになった2月から婚活を本格的にやり始めていた。当時はAかKで活動しており、一年以内にAに帰ると女性達には話していた。ある時、婚活会場で彼女さんが最初に隣の席に座ったため、ほかの女性より多く話すことができた。可愛らしい女性であり、印象がよかったため、彼女を第一志望にして紙を提出した。結果、連絡先を交換することができ、3回のデートの後、お付き合いをさせてもらえることになった。
 彼女は新聞関係の企業の元社長の娘さんであり、非常にしっかりした女性であったがやや精神的に弱い部分があった。彼女が最初に就職した企業はベンチャー企業のような会社であったらしいのだが、マンションに無許可で侵入し強引にセールスするブラック企業だったらしく、一週間で退職したらしい。そして精神的に不安定になりデパスを処方されていたらしい。ある時デパスをがぶ飲みして救急搬送されたことがあるらしい。最近まで島のパン屋でアルバイトとして働いていたが、貯金が70万円たまったこともあって、都市部で働くことを決め、市に引っ越してきたらしい。薬局の正社員として当時働いていた。しかし、私と付き合うことになった直後、お局様のような女性からいじめに合い、退職した。そして転職活動をしていたのだが、なかなか決まらず貯金がすり減る毎日だったらしい。私の目の前で、「もう駄目だー」と言って叫び出し涙を流し始めたことがある。その後、大企業で派遣社員として働き始めるが、私は手取りが安すぎると思っていた。派遣社員の手取りは17万円から18万円である。彼女の自宅は1kで月8-9万円の家賃である。食費を節約して彼女は過ごしていた。毎週日曜日は私と一緒にいたので食材をまとめ買いし、半額をちょっとすぎるくらい、私がお金を出して彼女を間接的に資金援助していた(私の考えは、これで彼女の貯金を増やして余力をつければ、旅行に行ったりすることができると思っていた)。その後、彼女は派遣契約を切り、とある企業の子会社の工事会社に派遣として勤務し始めた。この会社がかなりいい会社らしく、彼女は楽しく勤務しているようだった。しかし、それでも手取りは17万円ほどである。私はそれでも、共働きなら何とかなるかと考えていた。
 付き合って3か月で自宅ではあるが、流れで、彼女に籍を入れないかとお願いしたところ、了承してもらえた。そして、父に籍を入れさせてくれとお願いしたところ、「今会社の経営が危ない。それどころちゃう。こんな大事な時に何考えとんねん。あと1年待て」と言われたので、待つことにした。彼女にも伝え了承してもらえたが1年以上は待たないと言われた。
 その後、転職先の株式会社Kでの工事が後半に差し掛かるころ、妄想が激化しており、現場を離脱し療養していた。このとき、たしかコロナウイルスが流行っており、緊急事態宣言により彼女と数か月間会っていなかった。その後、緊急事態宣言が解除され、彼女と合えるようになり、しばらく私の精神は安定した。しかし、しばらくして、妄想が再開した。父から激しく攻められたり、株式会社Aの総務から催眠術を掛けられたり、40歳で死ぬことになるなどの妄想が始まり、彼女の前でおかしくなることがあった。そして、彼女の話に集中できないなど、上の空状態になっていた。彼女はこれが不満だったらしい。病院を変えることを勧められたような気がする。そして徐々に彼女とも関係が悪化し始めた。そして、妄想は佳境に入り、彼女さんが魔女であるかのような妄想が始まり、彼女を疑い始めた。そして彼女に電話で彼女を疑うような言葉を投げかけたりしていた。そして、彼女に電話にて、どういったことを不満に思っているのかと話しかけたところ、「SKYちゃん、この言葉を聞いたら傷つくと思う。それでもいいの?」と聞いてきたので、それでも教えてほしいと聞くと、「行くよ」といい、息を吸い込む音が聞こえた、そして大きな声で「私と一緒にいるときは、私だけを見て」と言った。そして彼女はこういった「これでSKYちゃんは眠れなくなったと思う」。私は頭がくらくらし始め、その日以来不眠に陥った(睡眠薬が効かなくなった)。そして数日後、電話越しで、「私のことを信じられるなら来週、うちに来て。信じられないなら、来なくていいよ」と言われた。そして、私は一晩中歩き続け、考えた結果、別れることにした。LINEで「会社の経営状態も悪いし、病気もいつ直るか分からないから別れることにする」と文章をうち、彼女と別れた。ちなみに別れる前に、父から「もう一年結婚を待ってもらえないか」と言われていた。
 その後、私は彼女さんと連絡を取っていなかったが、パラドックスのパラドックスに関して考え始め、論文を執筆した。そして、結構な大発見だと思ったので彼女さんのポストに論文のβ版を投函した。そして、最終完成版を届けようとしたときに、以前投函した論文がおいてあり付箋が貼られていた。その付箋には「大変迷惑しています。次何かしましたら警察に通報させていただきます」と書かれていた。そして、この「迷惑」という言葉から「名枠:名とは枠である」という発想を得て、この世界では名前が重要であるという発想に至り、何とか愛を数値で表そうと考え色々スマホにメモをした。それがブログとFacebookに投稿した「愛に関する私のメモ」である。それ以来、彼女さんとは連絡を取っていない。
 彼女さんの一件があった翌日、警察から連絡があり、事情聴取された。そして彼女さんと二度と連絡を取らよう言われ、迷惑防止条例か何かの紙にサインさせられた(実は内容を確認しなかった)。そして論文を絶対にばらまかないように注意され、顔写真を撮影された。

46. 小室(開発者)が手を加える前の世界(彼女さん 実験中断)


➀私と彼女さんが出会い、彼女さんの父が世界を破壊したケース
 私は彼女さんと付き合うようになり、大学時代の研究の話や、株式会社Aの社員が行っている不正行為、水道管が錆びだらけであることを話した結果、彼女さんは「放置できない」と決断し、彼女さんのお父さんに連絡を取った。そして、新聞業界の人脈をフル活用し、実験が一瞬で中断に追い込まれた。実はさくらさんは、ペンネームがおきさやかで「理系と文系がなぜ分かれたのか」という本の著者だった(これは違う)。教授と共同で執筆したらしい。現在の世界では記憶を失っている可能性がある。

②彼女さんと一緒に家計簿管理のExcelシートを作り、日本が崩壊したケース


 私は彼女さんと将来設計の話になり、現在の収入から一切賃上げされないと厳しい設定で、現在の二人の貯蓄高を初期値に設定し、交際費、月々の貯金額、インデックスファンドの購入額、配当金、通信費、食費、家賃、光熱費、水道代などを設定、将来いつ子供を産み、出産の費用、子供の食費、保育園と幼稚園、小学校と塾の費用、中学校、高校、大学、大学院の学費などを設定し、将来にわたって月々の収支をシミュレーションするExcelシートを作成した。1時間くらいでできたので計算すると、インデックスファンドを購入し続けて共働きを続ければ、何とか子供を奨学金なしで大学院まで進学させることができることが分かった。しかし、当時、私と彼女さんの貯金額は400万円以上あり(祖母が私用に積み立てていたお金がかなりあった)、余裕であることが分かった。
 実は彼女さんは後日、マネーフォワードか何かの家計簿管理アプリを作成している会社にExcelシートを持ち込んだらしい。しばらくして、借金前提の社会であり、多くの家庭で満足に子供を育てられない、インデックスファンドを購入することが前提となっている社会であることが判明する。実験は中断された。

③家計簿アプリで実験中断 彼女さんの妹の家族にエクセルシートを渡す


 彼女さんの妹のAさんはHの新築のマイホームに住んでいた。夫はKA君だった。Aさんの幼馴染であるらしく、Sと思われる会社に勤務していた。正直、彼は営業であるにも関わらず、声のトーンやアクセントに気を付けておらず、言葉使いは丁寧であるもののやや威圧的な口調でしゃべる人だった。彼は長時間労働者で休みは少なく、Aさんは目の下にクマができており、聞いたところ、睡眠時間が短いらしい。私は彼女さんとAさんとAさんの幼い子供を連れて公園で遊ぶことにした。そこで子供に無限ループの罠を仕掛けた。ひたすら気が済むまで滑り台で遊ばせたりしていた。そして自宅に帰ると、ぐっすり眠ってしまった。Aさんは驚いていた。普段は大画面にyoutubeを流して子供に見せることしかしていなかったらしい。明らかに親子ともども運動不足である。そこで彼女にウォーキングをすることを勧めた。メッツ健康法のようなものである。そして、これは他の世界の話かもしれないが、KA君の子どもへの接し方がおかしかった。おもちゃで遊ぶにしても、「これで遊べよ、次はこれだ」など子供に色々押し付けていた。そしてAさんが何かミスすると、「お前、なにしてんだよ」と怒っていた。正直、彼らは20代の夫婦である。怒る指導法がよくないことがまだ浸透していないらしい。どうやらKA君はGoogleが発表した心理的安全を知らないようだった。そして極めつけは家である。上司から借金してまでかなり手の込んだ家を作り、住んでいた。どう考えてもお金の計算をしているとは思えない。
 そして、お風呂からあがり、あゆみさんたちとお金の話になった。私は「社員に住宅ローンを組ませ、離職防止にする取り組みが日本で流行しているが、将来設計しているのか」と尋ねた。そして、畳みかけるように、彼女さんが、「SKYちゃんが作った家計簿アプリを持ってきた。使ってみて」と言ってPCをKA君に手渡し計算するよう促した。すると、子供をこのままでは高校に入学させることがどうしてもできないことが分かった。そして、KA君がこういった「完全に騙された」、そして、彼女さんとAさん、KA君の会議が行われ、私は1Fの寝室に戻るよう言われた。実はこの時、こどもが突然、成人男性の声で話し始めてこういった、「俺がこの子の考えを代弁してやる。簡潔にいうと、ふざけんな!」といいだした。ヨコオ・タロウさんらしい。子供の考えを読みとることが可能らしい。そして一瞬でこの記憶を失った。
しばらくすると彼女さんが下りてきて私にこう言った「私と今すぐセックスしてほしい。お願い」と頼まれた。そのまま事に及んだところ、彼女さんは精子の入ったゴムを縛り、KA君に渡した。どうやら精子を精子バンクに売ってお金を作り、さらに自宅を売却することにしたらしい。そして、「転職します」と言っていた。そして、なぜかそのまま彼女さんと駅に向かい、Aに帰宅することになった。タクシーを呼び乗り込むと、ドライバーはなんと、T大学のO先生だった。そして実験は中断となった。

④彼女さんに「世界の常識」を渡して世界が崩壊した


 彼女さんと別れた後、彼女さんの自宅に論文「世界の常識」を渡したところ、彼女さんからLineが届いた。私のLineをまだ消していなかったらしい。そして、復縁したいと言ってきた。そして、彼女さんにあらゆる情報を話し、彼女さんのお父さんが世界を破壊し始めた。実験は中断となった。

⑤彼女さんがTにやってきて実験中断


 彼女さんと別れた後、かなりの月日が流れていた(2021年12月)。彼女さんは職場で同僚の女性から「死んだ魚の目をしている」と言われ、彼氏と復縁することを提案されたらしい。私の家族に連絡したのか、Tの自宅にやってきた。そして私と会い、「どう考えても、私たちが別れるのはおかしい」と言い出した。すると小室佳がやってきた。「君たちを一緒にするわけにはいかないんだ」と言い出した。その後の記憶はない。実験は中断となった。


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