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【教え方それぞれ】人間以外と友達になる

あくまでも

その時その人にあった教え方の一例

として紹介していきます。
誰でもがいつでも一発でわかる教え方ではありません。


新一年生が峠工房にいる生き物たちと仲良くなるために奮闘しています。

が、

猫に大声はやめてー!!!

ザリガニ見過ぎないでー!!!

魚の水槽のワイパーやりすぎないでー!!!

毎日

私の絶叫

が響く日々。
でも新一年生たちを無下に怒りたくありません。
なぜなら、これらは決して動物を虐めたいからやっているのではなく、

仲良くなりたい!!!

からやっているからです。

大きな声で挨拶したり呼びかけたりも、相手の目を見て話すことも、お部屋を綺麗にすることも

できるのはとてもえらい。

でもそれは

人間世界

での話。
猫は大きな声は怖がるし、ザリガニは見られすぎるとストレスで死ぬし、魚も大きな動くものは怖い。
人間世界で

とても偉い

ことでも、多種族から見ると

殺しに来てる…?!

という

恐怖の対象

になってしまうのです。
でも仲良くなりたい気持ちは大事なことです。

だから、無下に怒らず

これこれ、子どもたち。
猫は静けさを好むものじゃ。
そんなに大声を出してはいかんぞよ。

と、

森に住む仙人の如くに静かに説いて聞かせたい

のですが、

子どもってカロリーの擬人化。

猫を見れば

うおおおおおおおおぅっ!

とテンションがあがり、ザリガニに餌をやるとなると

やるやるやるやるううううっ!

とテンションが上がる。
その燃え盛る炎を抑えるために私は絶叫しなくてはならないのです。

それなら

なぜ生き物の世話をさせるのか?

それは

自分とは違う、しかも物言わぬ相手の特徴や感情を読み取り、距離感を学ぶことができる

から。

その域に到達するまでは

私が生き物たちに侘び、感謝し、子どもたちに絶叫する日常が続く

のです。

サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。