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四国・中国旅: 1日目 成田~愛媛

年度に一回の連休を利用して温浴施設旅行をするのもこれで3年目。時間の経過は速いものです。あくまで自分用の備忘録なので、客観的にはいらない感情の動きみたいな記述も残していますが、読んでくれた方がなにか得るものがあれば嬉しいです。


今回は人生で今までカバーしていなかったエリアの四国・中国をざっとまわることをテーマに、でも主軸は温浴施設巡りに、という感じで無計画に旅行をスタート。

四国中国滞在は1月22日から27日まで。LCCを利用した関係で、22日の朝のフライト(成田8:00発)には始発で行っても不確定性をはらむため、成田に前泊。

0日目:成田

上述の通り、旅費をケチって(+普段利用しないので経験として)LCCを考えなしに予約したら当日始発でも間に合わないっぽいので急遽成田に宿を取り前乗りすることに。

アートホテル成田

https://www.art-narita.com/

出発前日の宿泊場所はここ。適当に自宅から向かったら到着時点で22時25分ごろで、22時30分の大浴場入場にギリギリ間に合う形になりました。多少準備に手間取っても差し支えないようにか、フロントの方が「大浴場に連絡いれておきますね」と言ってくれた。(あとチェックインが想定より遅れそうだと連絡したら「22時でコンビニが閉まるので買い物は道中ですませてね」的なことを教えてくれて助かった。連絡は入れるもんですね。)

とはいえ営業終了時間は変わらないので、30分でさっと入浴。本当に下調べをせず行ってしまったのだが、サイズは小さいものの外風呂もサウナも備え付けられており、最小構成を満たしている感じ。

サウナ:こじんまりとしたドライサウナ。100度行かないくらいの温度で、特筆すべき特徴はなし。テレビなどもなし。

水風呂:15度前後?特筆事項はないものの、温度はこれぐらいがちょうどいいです。

外気浴:露天風呂の近くに複数(5個位?)椅子が設置してありキャパの面では十分。ちょっと寒かったけれども、静かな環境で休憩ができました。

風呂:内風呂/外風呂ともに若干黒色の温泉だった記憶。

おそらく50年位前の施設ながら、必要なものは揃っていて助かる。こんど成田前乗りする機会があればもっとゆっくり楽しみたいところ。

1日目:愛媛

空港出発まで

まだ暗いうち、6時には起床しシャトルバスで空港へ向かう。ここのシャトルは意外と乗車人数が多く、成田空港を利用する人の多さが伺えた。ターミナル到着後は第3ターミナルの遠さにすでに「次回はLCCはやめとこう」となっていた。

大げさに早めにチェックイン済ませて搭乗口で待機してないと置いていくよとアピールするくせに、積み残しをしないようにしつこくアナウンスをしていた。正直アナウンスがうるさいし時間通り・余裕を持って行動していることがアホらしくなるので黙って置いて行けよと思った。

松山空港到着

1時間半程度のフライトを経て松山空港に到着。到着ロビーから降りてすぐのところにみかんジュースの蛇口があるのはさすがで、とりあえず実績解除!ということで購入。一杯400円。味の違いは…よくわからなかったです。経験代。

空港に鉄道駅がないことを知らなかった(いままで利用した空港はあったので)ため、少しウロウロしてから諦めてバスを利用し、松山市駅方面へ。松山駅と松山市駅があるんですねと驚いた記憶。

松山市駅到着~昼食

松山市駅に到着したらカーシェア確保。観るべきものは松山城と道後温泉くらいかな、と狙いは絞っていたので、松山城近くで名物の鯛めしをいただく。

・丸水 松山店(https://www.gansui.jp/

天然真鯛鯛めし \2,200
説明を受けてから撮ったので箸が乱れてます

これは美味しかった。今回食べたものはどれも美味しかったものの、初日ながらこれがトップの美味しさだったかなと振り返ってみて。だしの味がこすぎず好みで、ご飯はそれなりの量あったのですがあっさり食べきってしまった。味噌の味がかなり甘めで、地域性を感じられて一気に旅情が高まったのもポイント高い。

松山城

城はいままで興味なかったので他に沢山みるものがあればスルーしてきたのものの、愛媛といったらここ!というスポットのようなので訪問。結果的には、いままで抱いていた城のイメージがちょっと覆り、一転興味が出てきた。

たけ~

ちゃんと高い位置にあって市内を一望できるのがポイント高い。あとグネグネした道の配置が残っていて、浅学てもちゃんと「城攻めを想定した作りになってるんだ~」と感じられたのも良かった。

VRの体験映像があったのですが、これが城攻め視点で作られており最後に全滅するのがちょっとおもしろい。あとナレーションが愛媛県出身の水樹奈々だったのも。

お城観光もそこそこに、直で道後温泉に行っても時間を持て余すなと思ったのでざっと検索して興味を引かれたマイントピア別子に向かうことに。

マイントピア別子(https://besshi.com/

1973年まで採掘が行われていた銅山跡を利用した観光施設。車でこういったところに訪れるのが好きなのでポイント高し。

平日なのもあってか?そもそもか?人は少なめ。

画像のターミナルから観光電車に乗って3分くらいで観光用に整備された坑道跡を見学できる。夏は坑道内が涼しいらしいが、冬はあまり外気温と変わらず。

人が少ないせいか行きは自分の乗車即発車してくれて、帰りは乗務員の方が丁寧に見どころを説明してくれた。これは閑散期に行かないと出来ない経験かも。ちなみに案内音声は水樹奈々で、どれだけ地元に愛されているんだと。

聞くところによると東洋のマチュピチュと称される「東平(とうなる)」というのが人気スポットらしく、行ってみたかったものの冬季は道路が封鎖されているとのこと。残念… かわりに、観光鉄道の乗務員の方に教えてもらった旧端出場水力発電所を訪問。


どこかでみたような構えの建物

ここは満足度が高かった。2023年から公開されたらしいけれど、銅山とこれセットで、新居浜地区がどのように工業地帯として発展していったかを感じられる作りになっていて、この発電所も見てようやくストーリーが完成すると感じた。

ということらしい。

あたたかい季節に再訪して今度は東平にも行きたいなぁと思わされる場所。
日も暮れてきたので、次の目的地の道後温泉に急ぐ。

道後温泉

改装中で小さな風呂しか使えず、がーんだな。
(タイミングの問題なのか今回の旅行はこういうのがかなりあった。)
夏には改装が終わるらしいので、上記と合わせてそれ以降のタイミングで訪れたい。

本当に小さな内風呂しかないので入った実績だけ作って5分で出た(本当)

道後温泉周りは昔ながらの歓楽街という趣で、居酒屋や風俗店が並んでいる場所もあった。残念ながらこの時点ではまだ車で移動していたので居酒屋で地ビールを飲んだりはできず。

車を返却して一旦ホテルにチェックインし、本日の温浴施設へ。

東道後のそらともり(https://soratomori.com/

Webのしゃらくさい作りからもわかるように、現代的できれいな設備を伴った温浴施設です。一応宿泊もできる様子。

20:30ごろ到着
食事はこちらの鯛釜飯とクラフトビールをいただく(値段失念、でも昼の鯛めしよりは安かった)

Webのしゃらくさい作りからもわかるように、現代的できれいな設備を伴った温浴施設。一応宿泊もできる様子(流石に割高なのでやめておく)。

★温浴・サウニング

洗い場:洗い場と内風呂が区切られている。内風呂がほぼ外風呂と繋がっているための様子。

内風呂:上記の通りほぼ外風呂と繋がっている(網戸みたいなもので空間的には区切ることができるようになっているが、ほぼ開放されている)ので、屋根がある以外は露天風呂に近い。

外風呂:種類豊富。外風呂のエリアに小屋のようなものが立っていて、そこで檜風呂に入れるのが面白い。

サウナ:一つしかないが、広さ十分、ダークな色合い基調の空間で、テレビ画面には焚き火の映像が流れている。セルフロウリュ可。焚き火の映像は最初面食らったが、最終的にはぼーっとながめてしまい、完全に術中にはまった。

水風呂:内風呂エリアにあり。温度は16度程度で冷たすぎず個人的には助かる設定。

外気浴:外風呂エリアにいろいろな形の椅子やベッドがあった…はず。この夜から寒さが本格化しており(この夜も雪がちらついていた)、今回の旅行は外気浴はそんなに楽しめなかったのが正直なところ。

その他の施設:全体的に明るすぎない空間作りで、客層も比較的若い人寄り。休憩スペースも漫画も設置されていて、長時間の休憩にも良いのではないかと思われる。これで大人一人1,500円で満足度は高い。

総評:家の近くにこういうのがあったらな、というタイプ。飛び抜けた体験が得られる施設ではないものの、食堂も地元のものから定番料理を備えており飽きさせないし、サウナも必要十分。

気になったこと:食堂の精算がリストバンドのQRコードを読み取る形なのだが、せっかくフロントカメラがついているのにリアカメラで読み取らなくてはならず意味不明。QRコードの小ささも相まってちょっと注文時フラストレーションが溜まる。

メモ:1月29日から大浴場の改装に入るらしいので上記の情報はもう通じないようす。

ホテルへ:マイステイズ松山

温泉からはタクシーで帰着。この時点で23時で、朝から活動していたためだいぶ限界を迎えていた。翌日の計画は翌日の自分に任せつつ、早めに起きられたらフェリーで呉・広島に向かおうと思いながら就寝。(結果早起きは出来なかったので計画を朝から修正するハメになった)

全体振り返ってみると、観光の満足度はこの日が一番高かった。タイミングの問題で空振ったところもあるものの、観光資源がコンパクトにまとまっていて注力するところがわかりやすいのは、無計画旅行人間としては非常にありがたい。

1日目おしまい。2日目のしまなみ海道・広島編に続く。


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