【お葬式の服装】女性と男性の喪服を解説。今さら聞けないお葬式の服装マナー
こんにちは、茨城県水戸市の葬儀社『橙縁社(とうえんしゃ)』です。
『昨夜、病気療養中の○○○が息を引き取りまして。。。』
突然の訃報。。。
知人、親戚、仕事関係
皆さん、色々なお付き合いがあるかと思いますが、驚きや悲しみの後に
『そうだ、お葬式には何を着ていけば良いのだろうか?』
と、心配になった経験はありませんか?
また、お葬式に何度も参列した事がある人の中にも、
『実はチョッと心配なんだよね💦』
と、思っている人もいるのでは?
そんな皆さま!ご安心下さい。
今回は、お葬式のマナーとして、お葬式の服装について紹介します。
【お葬式の服装】女性と男性の喪服を解説。今さら聞けないお葬式の服装マナー
・お葬式で着る服 = 喪服
というのは、皆さんも知っていますよね?
しかし、『喪服』はその時の立場によって、着るものに違いがあることは知らないのではないでしょうか?
喪服は故人との関係、立場で変えるべき
『その時の立場って何?』
例えば、故人(亡くなった人)との関係が、
・遺族(家族)なのか?
・知人や友人なのか?
という、関係性によっての立場のことです。
しかし、故人との関係や立場は、細かく言えばきりがありません。
そこで今回は、ごく一般的なお話しをしていきます。
立場や状況によっての喪服の選び方
『喪服』選びは、立場や状況で選び方が変わってきます。
その選び方は、大きく分けて3種類あるのです。
・正喪服
・準喪服
・略喪服
正喪服とは?
まず、最も格式高いのが、『正喪服』と言われるものです。
『正喪服』は、公式の葬儀や一周忌に、
・喪主
・親族
・近親者
など、主催する側の人が着用します。
いわゆるブラックフォーマルとは違い、
・光沢の全くない素材
で作られているものを選びましょう。
お葬式に参列した時に、家紋入りの着物の女性を見たことがあると思います。
思わず目を奪われ。。。(*´ω`*)
そんな経験をした、家紋入りの着物も『正喪服』なんです。
女性の正喪服の選び方
参考までに、女性の『正喪服』選びのポイントを簡単に説明します。
【和装】
・染め抜きの五つ紋
・黒無地
【洋装】
・ワンピース
・スーツ
・アンサンブル
*注1・黒色で光沢がない素材
*注2・長袖で襟元がつまった物
*注3・ストッキングも黒色
また、夏場であれば6~7分丈でも問題ありません。
スカート丈の長さは、基本的に下記の通りです。
・ひざが隠れる程度の長さ ~ くるぶし丈
『スカートとスピーチは、短い方がイイ』|д゚)チラッ
と言われていますが、ひざが隠れる長さにして下さい。。。(´;ω;`)
そして、冬場でコートを着用する場合も、黒色を選んでください。
男性の正喪服の選び方
次に、男性の『正喪服』を参考までに説明します。
【和装】
・紋付羽織袴
【洋装】
・黒色のスーツ
・ベスト有はジャケットと同素材の黒色
・白襟は必ず取る
・ネクタイ ⇨ 黒無地
・シャツ ⇨ 白無地のレギュラーカラー
準喪服とは?
次に、『準喪服』と言われるものがあります。
この『準喪服』が一般的に、『喪服』と言われるものです。
葬儀の場での『平服』は、この『準喪服』を指します。
親族ではなく、一般参列者として、
・お通夜
・葬儀、告別式
・一周忌
に伺う場合、この『準喪服』を選びましょう!!
『正喪服』の方がより丁寧と言えますが、
・喪主
・親族
が、『準喪服』を着ても問題はありません。
女性の準喪服の選び方
基本的には『正喪服』と同じく、黒色が基本です。
そして『準喪服』は、自由度が高くなります。
また、ある程度のデザインもオッケーですが、派手にならないように気を付けましょう。
『正喪服』と違い、『準喪服』の場合は、
・ストッキング ⇨ 黒または肌色
を着用します。
男性の準喪服の選び方
男性は洋装の場合、『正喪服』と『準喪服』に違いはありません。
・黒色のスーツ
・白無地のレギュラーカラーシャツ
・黒無地のネクタイ
略喪服とは?
そして、『略喪服』というものがあります。
『略喪服』は、
・お通夜
・三回忌以降の法事
・急な弔問
などの時に参列する際着用します。
ちなみに、『略喪服』も『準喪服』と同じように、葬儀における『平服』になります。
『略喪服』は、男性も女性も
・黒
・濃紺
・グレー
など、無地のダークカラーであれば、問題ありません。
『略喪服』は、控えめな感じがおすすめです。
結果的に喪服は何を選べばいいの?
さてさて、ここまで『正喪服』『準喪服』『略喪服』と3種類紹介してきましたが、
『結論で言えば『準喪服』を選びましょう!!』
ということになります。
あまり何種類も喪服を用意しておくのもアレですし。。。(;゚Д゚)
そこで最後に『準喪服』を、
・男性編
・女性編
・子供編
に分けて、おさらいしておきましょう!!
準喪服(女性編)
【礼服】 ⇨ 黒のワンピース、スーツなど
*スカート丈はひざ丈が〇
【靴】 ⇨ 基本は黒色
*高いヒール、エナメル、素足の見えるミュール・サンダルは×
【ストッキング】 ⇨ 黒で30デニール以下
【ネックレス】 ⇨ 一連で、白か黒の真珠
*長すぎたり、二連(不幸を重ねる)、派手なアクセサリーは避ける
【バック】 ⇨ デザインの凝っている物、光沢のあるものは×
*香水は控え、殺傷を連想させる毛皮のコートは×
準喪服(男性編)
【スーツ】 ⇨ 黒無地で光沢のない素材
*シングル、ダブルどちらでもOK
【ネクタイ】 ⇨ 黒(タイピンは✕)
【靴下】 ⇨ 黒の無地
【靴】 ⇨ 基本は黒
*デザインの凝っているもの、光沢のあるものは×
【ベルト】 ⇨ 大きく目立つバックルやクロコや蛇柄は×
【ハンカチ】 ⇨ 白か黒の無地のもの
【アクセ】 ⇨ 結婚指輪、腕時計以外は基本NG
準喪服(子供編)
基本的には、学生服を着ていけばオッケーです。
ちなみに学生服は、
・明るい色
・柄が入っている
でも、正装とされているので問題ありません。
制服がない場合の準喪服(子供編)女の子
制服がない学校もありますので、制服がない場合の子供版『準喪服』を紹介しましょう。
・黒系の地味なワンピース
・白色のブラウスに黒色のスカート
・黒、白色の靴下
・光沢の無い黒色靴
制服がない場合の準喪服(子供編)男の子
・黒、紺、茶色などの地味な色のジャケット
・白色のシャツ
・黒、茶色の地味なズボン
・黒白色の靴下
・光沢の無い黒色靴
子供といっても、高校生や中学生、小学生、幼稚園児もいるので、その辺りは臨機応変に対応してくださいね。
最後に
今回は、お葬式のマナーとして、お葬式の服装について紹介しました。
世間一般的に、お葬式では『喪服』と理解されていますが、
・『正喪服』
・『準喪服』
・『略喪服』
と、立場や状況に応じて、『喪服』の選び方変わります。
基本的には、黒無地の光沢がない素材を選び、派手にならないよう心掛けてもらえれば、『喪服』として問題はありません。
『喪服』の種類で言えば、『準喪服』を用意してもらえれば、どんな立場や状況でも対応できます。
そして、『正喪服』のように、立場やシーンに合わせて対応ができれば、より丁寧だと言えるでしょう。
『喪服』のように特殊な状況で着用するものですが、シーンに合わせて正しい喪服が着られるよう、大まかでもルールを覚えておくようにしましょう。
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