葬儀費用の内訳|お葬式にいくらお金が掛かるのか、費用内訳の見方を解説
こんにちは、茨城県水戸市の葬儀社『橙縁社(とうえんしゃ)』です。
『お葬式の金額が高い!!』
『追加料金が沢山掛かった。。。』
お葬式の葬儀費用は、高額になりやすく、思ってもみなかった金額を請求されることがあります。
また、ネットなどで安い金額の葬儀社を見つけても、
『このサービスはプランに含まれていません』
『この内容は追加料金となります』
と打ち合わせの時に言われ、結果的にネットで記載されている金額より、倍以上掛かってしまうことも多々あります。
何故、このような金銭トラブルが、起きてしまうのでしょうか?
その理由は簡単です!!
お葬式のことが、よく分かっていないからなのです。
どんなに年齢を重ねても、自分が喪主になり、実際お葬式を執り行うことは、人生においてほとんどありません。
きっと多い人でも、2~3回でしょう。
つまり、お葬式のことが分からないというのは、当たり前のことだと言えるでしょう!!
ですが、実際お金が掛かりますし、払わなくてはなりません。
そこで、絶対に覚えて欲しいポイントがあります。
それが、『葬儀費用の内訳の見方』です!!
そこで今回は、皆さんに覚えて欲しい『葬儀費用の内訳の見方』を、分かりやすく紹介していきます。
葬儀費用の内訳|お葬式にいくらお金が掛かるのか、費用内訳の見方を解説
まず、ざっくりと『葬儀費用』と言いますが、その内容には内訳があります。
そこで、内訳を大きく6つの項目に分けて、内容を説明します。
葬儀社によって、内容が異なるケースもありますが、見積りなどを見る際の参考にして下さい。
葬儀費用6つの内訳
それでは、当社『橙縁社(とうえんしゃ)』の料金プランを前提に、葬儀費用の内訳を6つ説明します。
1・プラン費用
2・追加費用
3・立替費用
4・人員費用
5・食事費用
6・返礼品費用
1・プラン費用
まず一つ目は、『プラン費用』です。
現在、葬儀社のほとんどは、各社の料金プランがあるはずです。
もし、料金プランがないとすれば・・・(@_@)ヤバイ
例えば、当社橙縁社のプランの場合、
・火葬式プラン
・家族葬プラン
・一般葬プラン
など、当家が考えるお葬式のイメージに合った、様々な料金プランを用意しています。
基本的にはどんな葬儀社でも、料金プランごとに、
・葬儀を行うため必要最低限のもの
は揃っており、葬儀を執り行うことができます。
2・追加費用
次に、『追加費用』です。
一般的には、お葬式として式に必要なものは、『プラン費用』に含まれています。
しかし、人が亡くなると、式以外の部分でも必要なものがあるのです。
例えば、
・搬送対応 ⇨ 病院や施設から故人を移動する
・安置場所 ⇨ 火葬までの間、故人がお休みする場所
・ドライアイス ⇨ 遺体を保つため冷やす
など、直接お葬式とは関係ありませんが、必ず必要になってくるものです。
ちなみに『追加費用』の中には、当家の協力があれば、お金が掛からない内容もあります。
例えば、葬儀社の安置施設を利用せず、自宅で安置したり、遺体の搬送を自分達で行ったりすれば、『追加費用』は下がります。
式や物品のランクアップも追加費用
ちなみに、お葬式の祭壇がお花で飾られているのを、見たことがある人もいるかと思います。
あれは、『生花祭壇』と言って、別料金を払って『追加費用』が発生しています。
また、棺や骨壺などの物品を、プラン以外の物にランクアップするのも、別料金が発生し『追加費用』となります。
3・立替費用
次に、『立替費用』ですが、この内容は葬儀社によって違いがあります。
・火葬料金
・火葬場待合室使用料
・式場使用料
などは、葬儀社の売上ではなく、各斎場に支払います。
我々橙縁社の場合は、『立替費用』として計上し、先に斎場に支払いを済ませています。
しかし、葬儀社によっては、斎場に支払う『立替費用』は、現地で当家に払ってもらう所もあり、考え方はまちまちです。
4・人員費用
次に、『人員費用』つまり人件費です。
葬儀社は、あくまでもサービス業です。
そのため、本来は自分達でできることを、サービスとして代行し請け負います。
・受付スタッフ
・湯茶接待(待合室の接待)
・出棺スタッフ
など、当家でもできる内容ではありますが、お葬式は何かと慌ただしいため、『人員費用』として人を配置しています。
1~4で葬儀一式の料金
ここまでで説明した、
1・プラン費用
2・追加費用
3・立替費用
4・人員費用
上記の4項目で、人が亡くなり、お葬式が終わるまでの葬儀費用となります。
そのため、この4項目の内容次第で、葬儀費用は大きく変動します。
『お葬式の見積り出してもらったら、予想よりも高かった。。。』
という人は、まず1~4の4項目を見直して、葬儀社に細かく説明してもらいましょう。
5・食事費用
次に、『食事費用』です。
お葬式は、とても待ち時間が長くなります。
・火葬時間 ⇨ 約1時間30分
・式場準備待ち時間 ⇨ 約1時間
など、斎場の状況や、式に移るまでの予約状況などにより、待合室で待つことが多くなります。
そんな時、お葬式に参列してくれた人達への接待として、
・お菓子や飲み物
・食事や弁当
などを用意しなくてはなりません。
『火葬式』や『家族葬』であれば、『食事費用』を掛けないこともありますが、参列者が多い場合そうもいきません。
6・返礼品費用
最後に、『返礼品費用』です。
これは主に、『香典返し』を指します。
お葬式では、参列し香典をいただいた方に、『香典返し』を渡します。
・香典返し = 半返し
が一般的となっていて、香典の平均相場が5,000円のため、
・2,500~3,000円
の香典返しを、参列者の人数分用意します。
実は、参列者の多い葬儀ほど、この『返礼品費用』が高くなります。
もしも、200人が参列する場合、『返礼品費用』は50万円を超えます。
また、人数によって大きく『返礼品費用』が変動するため、
『葬儀費用が、思っていたより高かった。。。』
と言う人の中で、『返礼品費用』が高いケースはよくあります。
しかし、『返礼品費用』が高いということは、
・香典収入が大きい
ということになり、収入も多くなる訳です。
葬儀費用の内訳を確認するポイント
さて、大まかな葬儀費用ではなく、内訳が分かった所で、葬儀費用の見積りを確認する時のポイントを説明します。
まず、3の『立替費用』については、地方自治体で金額が決まっているため、どんな葬儀社に頼んでも金額は変わりません。
また、
5・『食事費用』
6・『返礼品費用』
に関しても、『商品の金額×人数』のため、分かりやすいと思います。
と言うことは、
1・『プラン費用』
2・『追加費用』
4・『人員費用』
の3項目が、葬儀費用を抑えるためのポイントなのです。
プラン費用に何が含まれているのか?
『プラン費用』は、価格はもちろんですが、プランに含まれている内容が、葬儀社によって異なります。
・祭壇や葬儀に必要な物品
・棺や骨壺
・霊柩車の手配
・各種儀式の進行、準備
など、お葬式を行うために必要最低限のものは、どんな葬儀社のプランに含まれているはずです。
しかし、葬儀社やプランによって、必要最低限の捉え方が違います。
『エッ!?これ含まれていないの?』
なんてことがあり、『追加費用』が発生する可能性がある訳です。
まず、葬儀に最低限必要なものが揃っているか、必ず確認しましょう。
特に、ネットなどで価格を前面に押し出している葬儀社は、必要なものが揃っておらず、『追加費用』が発生しやすくなっています。
追加費用が相場と比べ高過ぎないか?
これも、葬儀会社あるあるです。
プラン内容だけで、最低限のお葬式ができるため、ランクアップなどの際、『追加費用』が高めに設定されているケースがあります。
もちろん、ランクアップしなければ、最低限の『追加費用』しか掛かりません。
しかし、生花祭壇や棺、骨壺などの金額は、葬儀社によって大きく価格が異なります。
同じ商品で、2倍・3倍高いケースも十分あるのです。
そのため、『事前相談』や『葬儀の見積り』を出してもらう際、必ず何社か訪問し、『追加費用』の金額差も確認しましょう。
そこまで人員費用は必要か?
『人員費用』の内容は、当家が自分達で十分できることです。
しかし、故人とのお別れの時間をゆっくり過ごすためには、業者に任せた方が間違いはないでしょう。
そこで、
・自分達でできる事
・業者に任せる事
を分けて考えていくと、『人員費用』は抑えることができます。
特に、葬儀費用の予算が決まっていて、見積りから費用を削る時には、『人員費用』の割り振りを考えてみるのが良いでしょう。
最後に
今回は、皆さんに覚えて欲しい『葬儀費用の内訳の見方』を、分かりやすく紹介しました。
お葬式の喪主や施主の立場は、人生でも数回しか経験することはできません。
そのため、葬儀費用の内訳も分からず、結果的に高額な支払いがくるケースも十分あります。
そこでまずは、
・何にいくら掛かっているのか?
という当たり前のことを、葬儀にも当てはめて下さい。
・お葬式 = 高い
という時代ではありません。
故人の考えはもちろん、当家が考えるお葬式の内容によって、葬儀費用は大きく変わります。
そして、必ず葬儀社に見積りを出してもらい、『葬儀費用の内訳』を確認して下さい。
できたら、何社か『事前相談』に訪問し、比較することをお勧めします。