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『まじ☆すと ~じゅうごかいめ~』参戦記 -自分が信じるデッキが信じる自分を信じろ-



TL;DR

14,000字あります。

『まじ☆すと ~じゅうごかいめ~』という大会に参加し、戦績こそそこまでながらも大きな成長をすることが出来た、というお話です。

11/04 (土) 20:00 より決勝戦が開始されますので、そちらの宣伝が主体。
みなさんどうか御覧ください。たのしいです。

せっかくnoteを使用しているため、有料記事として設定しています。
全文無料で読むことが可能ですが、もし心から気に入った方がいらっしゃれば、記事購入していただけるととても嬉しいです。


はじめに

みなさんこんにちは。とうだいじです。

激戦の『まじ☆すと ~じゅうごかいめ~』予選から約一週間が経ちます。こういうやつの参戦記は早ければ早いほど良いということを理解しつつ、寝かしに寝かして一週間も経過してしまいました。

予選から一週間経つとどうなると言われますと、実は本戦・決勝戦が始まるわけです。
決勝戦の宣伝を兼ねた記事にしよう!と決めていたので、なんとこの記事は書き初めのこの日時(11/04 13:00) から決勝戦開始 (11/04 19:45-20:00) までに書き上げないといけません。
なんとかなれ。

そんな個人的な事情は置いといて、『まじ☆すと ~じゅうごかいめ~』に参戦した話です。
結論から書きますと、最高成績が2-2-0の19/27位でした。
そこに至るまでにいくつものやらかしポイントがありましたので、懺悔とともに書き出します。
相手の墓地の《記憶の氾濫》とは《告別》せねばならんのだ。
自分の《記憶の氾濫》と《告別》するな。

個人的に見ると学びがとても多かったですが、中級者以上の方が見るとたぶん「まだそこか~」みたいな感じの微笑みが浮かぶお話ばっかりだと思います。
他の方への学びを供給できるかはさておき、自戒として出来るだけ全部書きます。恥ずかしいですけどね。

狂喜して「q!!」と叫んだとか。
DIOの骨を割ろうとしてナイル川の底に沈めたとか。
自作ビルド無双しようとしたらMap入りどころかAct6で詰んだとか。

そんなレベルのお話ばっかりじゃないかな、たぶん。


まじ☆すと 決勝戦のお知らせ

というわけでまずは決勝戦の宣伝から。
11/04 (土) 20:00 より、『まじ☆すと ~じゅうごかいめ~』の決勝戦がスタートします。

このうち何名かの方とは直接対決をしたり配信でお話させていただいたりしたのですが、お話のあちらこちらから溢れ出るMtGパワーを感じました。
スタンダードで繰り広げられる強者同士の戦いを『直接』見られる珍しい機会ですので、皆さんにご覧いただけると幸いです。
なお、この記事は大会終了後に自動的に書き換わる……こともなく告知はおそらくこのままです。日時過ぎてもアーカイブとか(あれば)見てね見てね。


まじ☆すと 2日目(参戦1日目)

ここから参戦記。

参戦に向けて書いた自己紹介記事もありますので、先にそちらを読んでいただけると面白いかも。

決まらないデッキ、低迷する戦績、すり減る自信

さて、前回記事にも書いた通り、9月くらいに久しぶりに復帰したこの身。
蒼紅杯が終わった後もランク戦はそこまで回しておらず、10月の参加表明後もゴールド2とか3とかその辺だったはず。

まずは2日目に向けて参戦デッキを決めてしまおうと考えてベースを組み組み。
資産的な問題で、白系ミッドレンジをベースに多くて二色くらいかな、という色の方向性だけは決まっていました。

ついでにそのデッキでランク潜って調整しつつミシック復帰すりゃ一石二鳥やなガハハと軽い気持ちで遊ぶこと数日。

悲惨

まずい。勝てない。

あれ?不味くない?
何がまずいって、もともと相性悪そうなやつに勝てないどころか、仮想敵と定めたアレとアレに負け越してるのはマジで不味くない?

じゃあもっとアレに寄せるかと改造したら今度はアッチが立たなくなり、じゃあ間を取ってコレだと決めたら正面からアレに叩き潰され……。

デッキバージョンが10に到達する頃には、参戦日になっていました。

使用デッキ:オルゾフミッドレンジ

迷走に迷走を重ね、出来上がったデッキがコレです。

Deck
2 The Wandering Emperor
2 Breach the Multiverse
2 Sorin the Mirthless
3 Rite of Oblivion
2 Restless Fortress
4 Wedding Announcement
3 Plains
2 Mirrex
3 Caves of Koilos
3 Lord Skitter, Sewer King
1 The Eternal Wanderer
1 Eiganjo, Seat of the Empire
4 Raffine's Tower
5 Swamp
3 Tenacious Underdog
4 Virtue of Loyalty
4 Shattered Sanctum
1 Sunfall
2 Destroy Evil
1 Go for the Throat
1 Kaya, Intangible Slayer
1 Takenuma, Abandoned Mire
4 Phyrexian Fleshgorger
2 Spiteful Hexmage

Sideboard
1 Loran of the Third Path
2 Cut Down
2 Liliana of the Veil
2 Pilfer
1 Rite of Oblivion
1 Farewell
1 Elesh Norn, Mother of Machines
1 Path of Peril
1 Edgar, Charmed Groom
2 Elspeth's Smite
1 The Wandering Emperor


トークン多めで盤面維持しつつ、相手の脅威には《忘却の儀式》で対処し、最後は《忠義の徳目》+大量のトークンや《多元宇宙の突破》+《無形の処刑者、ケイヤ》でゲームを終わらせる、ミッドレンジ~コントロールタイプのデッキ。

そんなプランで構築したこのデッキですが、実態は、

頑張って出したなけなしのトークンを犠牲に《忘却の儀式》で不利交換し、こちらが息切れしている間に相手のフィニッシャーが出てきてGG

というデッキとなりました。なってしまいました。

というのも、コントロールには必須とも言えるリソースの供給源、ドローソースが実質《しつこい負け犬》だけなんですよね、これ。
そりゃ息切れしますわ。最初のほうは《ファイレクシアの闘技場》とか《トカシアの歓待》とか入れてた気がするんですけど、いつの間にか除去札に置き換わっていました。なんで?

ちなみに、一番想定していた仮想敵は《力線の束縛》や《豆の木をのぼれ》を使用する版図系のコントロールです。
そのためにパーマネント全対象の《忘却の儀式》やエンチャント割り用の《邪悪を打ち砕く》を多く採用しています。リソース回復源はどこですか?

版図コントロール相手に一番輝いていた、というか相手が対処に困ってそうだったのは《ファイレクシアの肉体喰らい》かなと感じました。
威迫で攻撃を通しつつ、絆魂で後半に出てくる《群れの渡り》などのクロックを遅らせ、単体除去-特に《力線の束縛》-には護法でライフを削らせつつ後で《力線の束縛》そのものをぶっ壊して7/5スタッツのフィニッシャーを生み出せる。《永遠の放浪者》でのブリンクも強いし、環境に多めな《喉首狙い》が刺さらないのもぐっど。
書いてること強いなこいつ。


2日目(参戦1日目) 1ラウンド目

お相手は ジンマコト 氏。よろしくおねがいします。

後攻スタートの初手は婚礼あり、白徳目あり、フィニッシュの多元宇宙の突破あり、土地3枚とこちらからの動きは良好。
後攻と考えると除去0が気になるところですが、大会初戦の初ラウンドということで甘えのキープ。

相手の初手置きが白青ファストランドのため、白青兵士を最大警戒。
こちらは1tタップイン、2tダメランアンタップで2マナまで出せるため、相手エンド時白徳目、もしくはさっき引いた喉首狙いを構えてエンド。それに合わせて相手が白徳目を使用し、2/2トークンが出現します。

白青兵士って白徳目あったっけなーと思いつつ、相手のアタックに合わせて白徳目で相打ちを狙うもここに《呪文貫き》。徳目はもう一枚あるのでまあまあ使わせたということで。
その後のメインで出てきたのは《離反ダニ、スクレルヴ》。
まずい!《喉首狙い》が効かない!!!

その後は婚礼を出したり出されたり、特に喉首を狙うタイミングもなく人間トークンのぶつけ合いによって膠着状態でしたが、さっそうと登場した《威厳あるバニコーン》に冷や汗が流れます。
隣にスクレルブが立っている今、能動的に除去を打つタイミングはありません。

相手側に白徳目も立ち、いよいよ万事休す。

こちらも白徳目を立てて無理やりの膠着状態に持ち込もうと土地をフルタップ。土地をフルタップ。土地をフルタップ。

喉首を打てないなら《威厳あるバニコーン》にプロテクション(白)付与で終わりだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!!!

引用元:17Lands / 見落と死。

気を取り直して2ゲーム目。

土地3、白徳目、婚礼、除去2と良好キープ。

相手2tエンド時に白徳目からトークンを出し、一旦殴ったタイミングに合わせて《エルズペスの強打》で除去され、じゃあその後に婚礼出すかと吐き出したら《呪文貫き》。完璧に処理され、返しに婚礼を出されて先攻の有利が薄れます。

二個目のカウンターが乗る前に婚礼こそ処理できましたが、こちらの手札に溜まっているのは《忘却の儀式》*2、《危難の道》、《告別》という除去に次ぐ除去。
特にこの状況での《忘却の儀式》の重ね引きは致命的です。タネがないと何も出来ません。

さてどうしたものかと考えておりましたが、ここに相手の《セゴビアへの侵攻》が出現し、そのまま割って裏面+招集での《忠義の徳目》まで使用。こちらは4マナで止まっていた状況のため、半ばお祈りで《危難の道》を打ったところこれがヒットし、《セゴビアの海暴君、カエトス》のみ残る形に。

よしよし後はタネを引いて一つずつ……と考えていた矢先に二枚目の《セゴビアへの侵攻》が着地し、隣には更に《離反ダニ、スクレルヴ》。
そしてコンバットの対象はバトルではなくプレイヤー。徳目によるクロック増加で押し切る考えです。
こちらも《放浪皇》のトークン+《忘却の儀式》でスクレルブを無理やり除去するなどの抵抗を見せますが、どんどん育つ《セゴビアの海暴君、カエトス》とトークンからライフを守ることは出来ませんでした。

引用元:17Lands

0-2にて敗北。
対戦ありがとうございました。


2日目(参戦1日目) 2ラウンド目

お相手は 重寝累花 氏。よろしくおねがいします。

と、ここでトラブル。なんとマッチングバグに引っかかります。
いろいろ試しましたが対戦復帰できず、どーしよどーしよとあたふたしていたところ、今大会のこの日から試験的に運用された「代打ちシステム」の方 ( 木ノ葉秋鷹 氏 ) が到着、無事試合がスタートします。

私が代打ちの方に指示をし、そのとおりにプレイしてもらうというアナログな方式でしたが、コレがほんとに助かるシステム。その節はありがとうございました。

さて、そんなトラブルがあったため、私の使用しているツールはリプレイを残してくれませんでした。いたしかたなし。

最後こそマッチカウント1-1 相手ライフ3まで追い詰めますが、相手の攻めに対する回答を見つけきれずに負け。

引用元:本配信(二日目) / タリナーイ

1-2にて敗北。
対戦ありがとうございました。


2日目(参戦1日目) 3ラウンド目

お相手は エニィ・ターゲット 氏。よろしくお願いします。

そして襲いかかるマッチングバグ。
ここでも対戦復帰できず、また同じくバグに引っかかる方が多かったため第うちの人数も足りず、仕方がないので両者同意の元引き分けを選択します。

コレばっかりは仕方がない!
次回大会までにマッチングバグが治ってくれることを祈りましょう。

0-0-3にて引き分け。
次の機会があればよろしくお願いいたします!


2日目(参戦1日目) 4ラウンド目

お相手は ねこすけ 氏。よろしくお願いします。

今までは何だったんだと言わんばかりにすんなりマッチ、両者ホッとしながらも真剣勝負でがんばります。

1ゲーム目は後攻から、土地1のマリガンを一回行い、《忠義の徳目》と《下水王、駆け抜け侯》を含んだ手札でキープ。

相手の2t目に《豆の木をのぼれ》がセットされ、おそらく仮想敵である版図系のコントロールと判断します。
こちらは順当に白徳目→駆け抜け侯とプレイしますが、駆け抜け侯は戦闘前に《喉首狙い》され、クロックを落とされます。

その後、相手は2t連続で《装飾庭園を踏み歩くもの》を出したのに対し、こちらのクロックの追加は《しつこい負け犬》と追加の白徳目トークン。
サイズこそ5t以降の白徳目本体の連打で上回ることは出来ますが、《力線の束縛》や《執念の徳目》、および《太陽降下》で少しずつ凌がれ、更地の上には追い打ちとなる3枚目の《装飾庭園を踏み歩くもの》が立つことに。

こちらも応じて3枚目の《忠義の徳目》トークン及び本体を立てて抵抗しますが、返しに《力線の束縛》、そして起動される培養器トークン。止めるすべはありませんでした。

振り返ってみると、こちらの山札が残り47枚に対し、相手の山札は36枚。
《装飾庭園を踏み歩くもの》によるランパンと《豆の木をのぼれ》でのリソース回復が合わさり、相当の枚数の差がついています。

引用元:17Lands / 驚異的なリソース差

気を取り直して2ゲーム目。

序盤に出した《ヴェールのリリアナ》こそ処理されますが、そこからはただひたすらに《しつこい負け犬》を叩きつける展開に。
ライフを残り6点まで追い詰めますが、ここまでに相手は《豆の木をのぼれ》を計3枚展開しています。

変わらずダメージで詰め切る予定でしたが、相手の動きは《群れの渡り》。
《しつこい負け犬》による自傷ダメージでライフを14まで削っていたため、返しに何もなければやられてしまいます。
出来れば《無形の処刑者、ケイヤ》を出すために使いたかったとは思いつつも、ここは《多元宇宙の突破》を使用し、《永遠の放浪者》+何らかのクリーチャーで詰めにかかります。
が、なんと相手側からはノーヒット。仕方なく《永遠の放浪者》のマイナス能力で一掃し、もともと場に残っていた《しつこい負け犬》で顔面パンチ。あとの3点は手札の《ファイレクシアの肉体喰らい》や場の《眠らずの城塞》で詰める予定です。

が、この後の凌ぎが完璧でした。
まずはPWを処理。
その後に盤面を《太陽降下》で一掃し、返しに奇襲する《しつこい負け犬》には《苦痛ある選定》。
その後も《太陽降下》や《告別》で凌がれ、さらに《怒りの大天使》で4点ゲイン。
こちらへのトドメに対するブロッカーは《喉首狙い》で処理。

《豆の木をのぼれ》による大量のリソースを余すことなく使用し、大逆転劇を決められて試合終了。

もしかしたら、手元のカードの組み合わせやプレイングによっては残りの3点は詰め切れたのかもしれません。
ですが、それを実戦で発揮することは叶いませんでした。
《忘却の儀式》もありましたし、最低限リーサルは回避できたんじゃないかなぁ。

引用元:17Lands / 最終盤面

0-2にて敗北。
対戦ありがとうございました。


2日目(参戦1日目)まとめ

総合戦績は0-3-1とボロボロ。

ですが、精神的には実は、この時点で一周回って振り切れていました。
ここまで負けたなら、明日は怖いものがない!

これは負けに対するヤケっぱちの意味ではありません。
翌日に向けたデッキ選択についての意味です。

参戦が決定して一週間ほど、あらゆる角度からこの【オルゾフミッドレンジ】を研究し、改造しました。
その結果がこれ!なんて悲惨なんでしょう!
果たして、敗因を今から分析し、次の日までに4-0を狙えるデッキとして仕上げられるでしょうか?
また、仕上げたとして、それをしっかり4-0に持っていくようなプレイ方針は決まるでしょうか?

決まらないに決まっています!
なんせ、一週間をかけても決まっていないんですから!

じゃあどうするか。
4-0を狙えるデッキなんて、私には到底思いつきません。
もちろん、今環境で強いデッキはある程度把握しています。
ですが、それを組み上げる資産はありませんし、そのデッキを運用するほどのプレイング知識もありません。

そうです。
実は私は、他の方と比べてプレイの経験がありません。資産もありません。
それも、圧倒的に!

じゃあどうするか。
そんなプレイヤーが大会を勝つためにはどうするか。

それは、たった一つのシンプルな答え。
「使い慣れたデッキを使う」それだけでした。


まじ☆すと 3日目 (参戦2日目)

使用デッキ:白単ミッドレンジ(コントロール)

Deck
3 The Wandering Emperor
4 Ambitious Farmhand
3 Serra Paragon
4 Lay Down Arms
2 Field of Ruin
4 Wedding Announcement
1 Loran of the Third Path
15 Plains
4 Roadside Reliquary
2 The Mightstone and Weakstone
2 Mirrex
2 The Eternal Wanderer
3 The Restoration of Eiganjo
2 Ossification
2 Destroy Evil
1 Farewell
4 Candy Trail
1 Realmbreaker, the Invasion Tree
1 Invoke Justice

Sideboard
2 Elspeth's Smite
1 Loran of the Third Path
1 Realmbreaker, the Invasion Tree
2 Cut Short
1 Agatha's Soul Cauldron
1 Farewell
2 Elesh Norn, Mother of Machines
2 Depopulate
1 Temporary Lockdown
1 Destroy Evil
1 Sunfall

3日目を迎え、確定したこのデッキは、環境デッキではありません。
ですが、当時の私が一番全力を出せるデッキです。

ミッドレンジ以下の相手に対しては大量のリソース源で戦い、コントロール系のデッキに対しては《侵略樹、次元壊し》を軸としたLOを狙う。
そんなコントロールデッキを持ち込みました。

コレは余談ですが。
MtGMeleeでのデッキ登録の際にアーキタイプを選択する必要があるのですが、なんと【Mono-White Control】が見つかりません!
まあ元々白単ミッドレンジだったので、【Mono-White Midrange】と登録しても構わんやろ、と軽く登録しましたが、後々考えると動き的にはどう見てもコントロールです、本当にありがとうございました。

正直に言うと、版図コントロール、特にアトラクサに対しては最後まで自身がありませんでした。
《侵略樹、次元壊し》を搭載する型はあまり回しておらず、本当にLOまで追い詰められるのかだけが不安でしたが、本番前のランク戦ではまあまあそこそこ調子が良かったので、一旦不安を振り払って自分を信じることにしました。

後半の負けは確か本番後、当時は勝率80%くらいで本戦を迎えています。まあプラチナ帯なんですけど。

3日目(参戦2日目) 1ラウンド目

お相手は  アズ 氏。よろしくお願いします。
初参戦同士の戦いということで、ちょっと気合が入りました。

1ゲーム目は先手スタート、1マリガンで始まります。
2-3マナまでの能動的な動きが見つからなかったので少し焦りましたが、代わりに除去があるため、先手ではありましたが一旦相手の攻め手をすべて凌ぐ方針に。

相手のマナベースは赤黒で、《ヴォルダーレンの美食家》や《ミシュラの研究机》が見える状態。確かラクドスカラーのサクリファイス系デッキがあったような?というくらいの認識でゲームを進めます。

《擬態する歓楽者、ゴドリック》や《処刑者の族長、ヴラーン》などが続々と現れますが、それぞれ《放浪皇》や《軍備放棄》で対処。
マナが溜まってきたところに《婚礼の発表》や《永遠の放浪者》を叩きつけて盤面が固まったタイミングで相手の投了が通ります。

2ゲーム目、後手スタート。
土地1+《キャンディーの道標》のスタートを嫌って1マリガンしたところ、《永岩城の修繕》、《告別》、残り平地が5枚という手札。
2マリガンと悩みましたが、他にプレイアブルなカードを引けば告別まで繋がるということでこの手札でキープします。落としは平地1枚。

相手は《熊野と渇苛斬の対峙》から《食事を終わらせるもの、ジンジャー卿》と攻めの姿勢。
それに対して《婚礼の発表》と《放浪皇》こそ引きますが、あまりにもクロックが早いこの状況では焼け石に水。しかもジンジャー卿は能力の関係で放浪皇にとても強い!
婚礼トークンを2つ貯め、ジンジャー卿を無理やりダブルブロックで抑えに行きますがここには《塔の点火》。隣の《熊野の食刻》こそアタック後に放浪皇で抑え(アタック中だとジンジャー卿が素通りしてしまう!)、侍トークンまで出しますが、相手の残りの二枚の手札はどちらも除去。
人間と侍を両方処理され、ライフを削りきられます。

3ゲーム目は先手スタート。
《野心的な農場労働者》-《婚礼の発表》-《放浪皇》と綺麗につながる手札はもちろんキープ。
2t目に《税血の収穫者》が出たので少し予定変更して《軍備放棄》を打ちますが、その後は放浪皇まで既定路線通りのプレイ。
《人体改造機の冠》を装備した《熊野の食刻》を放浪皇で仕留められたのは良かった点。

相手側には《鬼流の金床》が立ちますが、こちらはこちらで《セラの模範》まで並びます。
膠着してはいるものの、相手の《マイコシンスの庭》が《鬼流の金床》に変身。
段々と物量が不安になってきたタイミングのことでした。

ちょうど本配信で移されたタイミング。
そこでドローしたのは《告別》でした。
指定はもちろん、「アーティファクトのみ」
相手の盤面が一層された後、返す手段が残っておらず投了となりました。

引用元:17Lands / トップドローの瞬間

2-1 勝利
対戦ありがとうございました。


3日目(参戦2日目) 2ラウンド目

お相手は 木ノ葉秋鷹 氏。よろしくお願いします。
前日に代打ちをしていただいた方ですね。対戦中に直接お礼を言うことが出来なかったので、この場を借りてもう一度。その節はありがとうございました。それでも勝負は真剣に。

こちらが後手スタート。
土地こそ2枚ですが、《野心的な農場労働者》や《婚礼の発表》のような能動的カードもあり、《軍備放棄》や《第三の道のロラン》のような動きに合わせるカードもあるという贅沢なもの。キープします。

相手は《スパーラの本部》から《ヤヴィマヤの沿岸》+《豆の木をのぼれ》とバントコントロールの動き。
さて、となると、いま手札に三枚目が来た《軍備放棄》はかなり使いづらくなります。
とりあえず《第三の道のロラン》で《豆の木をのぼれ》を割りつつ、次のターンのロランの攻撃に合わせて出てきた《放浪皇》については《骨化》で抑えます。

が、根本はPWに対して強くないメインデッキ。
いつ手札から《向上した精霊信者、ニッサ》を叩きつけられるか。
そして骨化が割られて放浪皇が飛び出すか。
そう危惧していた事は、1-2ターン後に現実となります。

安全な時に出した、勝ち筋の《侵略樹、次元壊し》まで割られ、こちらは《婚礼の発表》のトークンで放浪皇を落とすまで。
定着したニッサの対処が出来ずゲームエンドかと思われましたが、デッキトップから《セラの模範》による救いの手が差し伸べられます。
急いで骨化を墓地から取り出してニッサに対処しますが、すぐに《耐え抜くもの、母聖樹》で再度割られ、今度は忠誠度が大変なことになったニッサが誕生。

いよいよやばい状況ですが、ここからが【白単コントロール】の粘りどころ。
《キャンディーの道標》し、回答を探しつつドロー。
《邪悪を打ち砕く》で《力線の束縛》から《婚礼の発表》を救い出し、ニッサから出現したトークンは《軍備放棄》で対処。《ミレックス》からのダニトークンと合わせた一斉攻撃で、なんとかニッサを落とします。

相手の盤面にはミレックスからのダニトークンが大量にある盤面、しかも《忠義の徳目》まで立ちますが、ついに手札がなくなります。
それに対してこちらはセラの模範から使いまわしたキャンディや《道路脇の聖遺》による大量のドローにより潤沢なリソースを確保。
序盤に割られた《侵略樹、次元壊し》までも盤面に戻ります。

しかし、《忠義の徳目》と《ミレックス》を残しておいては、毒カウンターの前にライフを詰め切られて負けてしまいます。
《廃墟の地》でミレックスを割ることこそ出来ましたが、そのときにはすでにダニトークンは4匹まで揃っていました。

そのタイミングで、自分の盤面をも巻き込んで打つ《告別》。
対象は、「アーティファクト」および「エンチャント」。
こちらの被害も大きいですが、手札の差を信じての一手でした。

しばらくの攻め手こそ《力線の束縛》で凌がれますが、ミレックス2枚から次々と生み出されるダニトークンの全てには対処はしきれません。
一度《太陽降下》でのリセットや《向上した精霊信者、ニッサ》の出現こそありましたが、返しの《永遠の放浪者》でのトークン除去、および次相手ターンのエンド時に《邪悪を打ち砕く》による《セラの模範》を救出し、詰みに持ち込みます。

引用元:17Lands / 薄氷の勝利

2ゲーム目は後手スタート。
土地こそ1でしたが、《キャンディーの道標》と《野心的な農場労働者》がセットのため、3マナ域まではストレートに動けると判断しキープ。

実際、3tまでまっすぐ進めることは出来ましたが、《婚礼の発表》は《中略》で対処されます。

相手の動きが少なかったため、こちらから仕掛けて行きたいところでしたが二枚目の《婚礼の発表》までもが《中略》されます。
こちらの手札は除去が豊富でしたが、肝心のリソース回復札が少ない状況。冷や汗が流れます。

長い間、お互いじわじわとした攻防が続きましたが、
大きく差をつけたのは《放浪皇》の有無でしょうか。

こちらの主なリソース源である《キャンディーの道標》や《道路脇の聖遺》が手札に来る前に、放浪皇による侍トークン、及び《太陽降下》による培養器トークンが場に定着します。

《セラの模範》や《告別》などの逆転に繋がるカードも引きましたが、ことごとくを打ち消され、あえなくライフが0になりました。

引用元:17Lands / 豆の木がなくてもリソース負け

3ゲーム目は先手スタート。
特に言うこともない初手で始まります。

お互いが1:1交換をただひたすらに繰り返すゲーム展開。
実はこの時点でお互いの残り時間が10分を切っており、考える時間も惜しい状態でした。

相手の場には《セレスタス》が残り、こちらの勝ち筋の《侵略樹、次元壊し》は《力線の束縛》で対処されている状況。

相手の手札は残り一枚、苦しい状況で引いたカードは《告別》。
残りのカードが打ち消しなら苦しいですが、セレスタスで交換したばっかりのカードだということは覚えていました。

ならば今引きの打ち消しならそれで仕方なし。
そうでなければ《セレスタス》も消え、場に《侵略樹、次元壊し》が残る状況。
勝負をかけた《告別》を、二番目と三番目の指定で唱えます。

そう、指定は。
「クリーチャー」と「エンチャント」です。

引用元:17Lands / やらかし

場には《セレスタス》が残り、相手の手札は《力線の束縛》。
ダメ押しで起動した《侵略樹、次元壊し》で落ちたカードは《記憶の氾濫》。
次のターンの相手のトップは《向上した精霊信者、ニッサ》

コレ以上ない絶望的な展開となりました。

その後、定着したニッサを剥がす手段は見つからず、あえなくライフを詰められて敗北となりました。

引用元:17Lands / 絶望

この大会で一番悔しい試合でした。
次からは指差し確認をしましょう。

1-2 敗北
対戦ありがとうございました。


3日目(参戦2日目) 3ラウンド目

お相手は 天紅龍 氏。よろしくお願いいたします。

さて、大きな負けは経験しましたが、まだギリギリ決勝進出が狙える、かもしれないラインです。
ここは絶対に勝ちたいところ。

ところで、【白単コントロール】は天敵とするデッキが2つほどあります。

ひとつは《多元宇宙の突破》を搭載したデッキ。
こちらの《永遠の放浪者》を奪われると、本当に厳しいことになります。

もうひとつは《完成化した精神、ジェイス》などを搭載したライブラリアウトデッキ。
クロックが薄い関係上、こちらが攻めきる前にライブラリを削られきって負けることが多いです。

それを踏まえて、この試合を振り返りましょう。

1ゲーム目、後攻で2マリガンという幸先の悪いスタート。

グリクシスカラーという今では余り見ない色を珍しく思いつつ、先程に似たゆっくりとした展開で進めます。

こちらはひたすら《キャンディーの道標》で掘り進めつつ、機会を伺って《永岩城の修繕》などを投げてみるも《かき消し》にてテンポロス。
お互いゆっくりした展開だなーと思いつつ進めていましたが、そこに唐突に投げられる《希望の標、チャンドラ》はまさに《絶望招来》。もういない。

こちらの返しはなく、相手は続いて《多元宇宙の突破》。
何が並んでも本当にきつい盤面でしたが、盤面に並んだのはもちろん《永遠の放浪者》、そして《完成化した精神、ジェイス》でした。

チャンドラから放たれる二回の《多元宇宙の突破/Breach the Multiverse(MOM)》を受け、こちらのライブラリは残り17枚。
もちろん、ジェイスの奥義を受けてしまっては、こちらに返す術はありませんでした。

引用元:17Lands / 絶望将来

……気を取り直して2ゲーム目。
絶対に落とし切るという意気で臨んだ初手はむなしく1マリガンの婚礼なし。

《野心的な農場労働者》ではもちろんクロックが足りず、遅れて出た《婚礼の発表》と合わせて残りライフを3点まで詰めますが。

二枚目の《完成化した精神、ジェイス》の奥義に合わせた、《知識の徳目》に付属する《ヴァントレスの幻視》が発動。
あえなくライブラリが削りきられ、敗北となりました。

引用元:17Lands / 都合30枚の切削

0-2 敗北。
対戦ありがとうございました。


3日目(参戦2日目) 4ラウンド目

お相手は aqua 氏。よろしくお願いいたします。 

この時点で時間は23時の半ばを過ぎている状況。
ちょっと早めにプレイしたいねと話しておりましたが、なんとこのタイミングでマッチングバグに遭遇。

ギリギリ代打ちの方を立てていただくことが出来ましたので、そのまま対戦を続けます。
代打ちをしていただいた 眞白井エイド 氏、その節はありがとうございました。

例によってリプレイがないため、記憶に残っている部分だけ抜粋。

相手のデッキタイプは2戦目で大激闘を繰り広げたバントコントロールの模様、時間は遅いですが、出来るだけ早く詰みの盤面を作った上でのLOを狙います。

1ゲーム目は《侵略樹、次元壊し》が定着したタイミングで相手の投了。
2ゲーム目はこちらの守りが足りずに《群れの渡り》で押し切られて敗北。
3ゲーム目は1ゲーム目に似た展開となり、時間も押していたため相手の投了。

2戦目で大激闘を繰り広げたのと同じデッキタイプだったため、それが活かされた形になったと考えています。
また、時間が豊富ならもう少し違った展開になっていたかもしれません。

2-1で勝利
対戦ありがとうございました。


3日目(参戦2日目) まとめ

総合戦績は 2-2 の 19/27位。
順位こそ下から数えたほうが早い部類ですが、試合内容に全く悔いはなく、私の全力を出せたと言っても過言ではないと感じました。
《告別》の選択ミスなどももちろんありましたが、それを含めての悔いがない、ということ。
その時点での自分の全力を出し切った感覚は、とても気持ちが良いものでした。


大会を終えて

メタは追えるなら追え、追えないなら自分を信じろ

私が今回の大会で学んだのはこの一言に付きます。

もちろん、メタは追えるなら追い続けるべきです。
ですが、自分のように経験や財産が浅く、メタを追うことで失うものがある場合には深追いしては行けないと感じました。

というのも、メタに合う合わないに限らず、デッキを見つけたり組んだりというのは、大きな経験が必要だからです。
これは何枚いる、どういう理由でそうなっている、これは実はいらない……。
その判断の基となる経験は、たった一週間、たった一年未満では身につくものではありません。
また、もしそれらをすっ飛ばして理想のデッキが出来たとして、それを運用し切るほどのプレイング力もまた、たった一週間、たった一年未満では身につくものではありません。

では、初級者はどうやって上級者と戦うべきか。
それは、自分を信じることでしょう。

メタに合っているが全力を出すには難しいデッキを握って「なんとなく負ける」よりも、
自身の全力を出せるデッキを持ち込み、自分のプレイング的実力を信じた結果「明確に負ける」方が、負けに対する理由がはっきりと見えてきます。

そして、その明確な負けの理由によって、今後自分が力を入れるべき点、改善すべき点、良かった点などが浮かぶのです。

とにかく勝ちたい、結果を残したい大会において。
特に、自分がチャレンジャーだと、挑戦者だと自覚している大会において。

「その大会で勝つ」ことを目指すのは前提として、
「今後の勝ちにつなげる」ことも大事だな、と強く思ったのが、今回の一番大きな収穫でした。

ちなみに自作デッキは自作デッキで勉強にはなります。
が、こういうチャレンジングな大会では辞めたほうがいいかも。
後に引きずります。せめてランク戦とかで手応えがあるやつを握りましょう。


さいごに

長くなりましたが、最後に伝えたいことは一つ。

こういった競技的な大会について、遊ぶことによって得られる経験はとてつもなく大きいものです。
また、お相手の方も本当に優しい方が多く、初心者だと知ると「囲え囲え」と飴やカードやデッキや経験談を持ち寄って大歓迎してくれることが多いです。

だから、初心者の皆さん。初級者の皆さん。

大会、出ましょう!
まじ☆すとはTwitterでの発信だけでも参加を受け付けているくらいのハードルの低さ!
今大会は過去最高クラスに人が集まっており、どんどんコミュニティとして成長しております。
参加するならいま!次の大会での皆さんのご参加をお待ちしております。

最後となりましたが、まじ☆すとを主催していただいております ぞんび 氏に最大限の感謝を送らさせていただき、記事の締めとさせていただきます。

ぞんびさん、このような貴重な機会を作って頂き、また参加を承諾して頂き、本当にありがとうございました!

次「も」優勝を目指します!

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