旅の心得

皆さん普段どのようなところにどのような旅行をしていますか?リゾートでまったり?旧市街・遺跡巡り?美術館巡り?国内・海外?私は最近久々にまとめて旅行をしました。以前の旅行から間が空くとついついコツを忘れがちなのでメモがてらにまとめてみました。主に海外への都市周遊型旅行に最適化されていると思います。

行ったことある国:

ガイドブック

地球の歩き方:

写真情報が少なめで、ライターのお気持ちは多め。中高年に人気の印象派の作品が多い美術館はページが多くさかれる傾向がある。これは、地球の歩き方が美術館でもらえるはずの英語のマップや解説の代用の役割をしているからで、英語が全くわからない読者を前提にしている様だ。

まっぷる、るるぶ:

主要な観光地や、観光に掛かりそうな日数、写真で行きたいところをざっくり判断するのには向いている。一方で、歴史的に重要だがインスタ映えしないような名所が大胆にはしょがれていることがある。

両者を購入するか、ネット記事で片方を補完するのがよさそう。

計画の建て方

長い休みを取りづらい日本人は網羅的な弾丸旅行をしがち。でも、疲れるだけであまり楽しめないので、本当に見たいところと、見たらちょっと面白いところは区別しよう。

- ガイドブックやオンライン記事を読んで、行きたい都市をリストする
- 行きたい名所の数に応じてだいたいの所要日数を決め、フライトと宿を取る
- 休館日や祝日、交通手段の運行頻度に注意しよう
- ヨーロッパの博物館・美術館の休館日はだいたい月曜日
- イースター当日とクリスマス&イブはほとんどの博物館、交通手段、お店がやっていないので気をつけて
- フライトの乗り換えがある場合は、空港の規模と乗り換え時間に気をつけて(規模は人口に比例)
- ターミナル間の移動に乗り物が必要:リスボン(シャトルバス)、ヒースロー(公共電車)
- 旅行アプリや地図アプリにそれぞれの都市の行きたい名所をリストする
- 都市内の大体の移動経路を想像しておく
- 行き先の自分が何が知りたい・見たいのか自分の心に聞いてみる(歴史、美術、現在の文化 or 絶景)
- 地図上で近くてもあまり目的と関係のないところは思い切って省略すると、思ったより早く回れる
- 省略した場所のいくつかを再訪問できる日を用意しておく
- 同行者・子供がいる場合は、一番ペースの遅い人に合わせることになると思っておいたほうがいい

持ち物

初日に着ていく分+2日分くらいの下着とTシャツがあれば、服を洗いながら10日間ぐらいは旅行を継続できる。

- 洗濯は絞りと干し方が命
- 服を手で絞って、タオルで挟んで折りたたんで踏む
- 朝までに確実に乾かしたいものはハンガーで吊るして空調の直下や、セントラルヒーティングの上に置く
- それ以外のものは家具に置く。他の服と被さらないように置く。なるべく家具との接地面積を少なくする。もちろん家電製品の上には置かないで
- ただし、旅行で疲れているのに服を洗う・絞るのは結構な労力
- そもそも、乾燥機がついている宿泊施設を選ぶ or 大量に服を持ってきて洗わない という選択肢もある

電気製品

スマートフォンと現地購入のSIMカード + プラグ変換器とUSBケーブル があれば、だいたいの不測の事態に対応できる。

- SIMカードは現地の空港・キャリアのショップで売っていることが多い(5€程度。購入・セットアップにかかる時間は5分〜30分。)
- 街なかの売店ならSIMカードをすぐ買えるが、セットアップは自分で行う(売店での販売を許可していない国もある)
- EU圏ならローミングを有効にすれば、一つのSIMカードをだいたいどこでもインターネットなら使える(購入時要確認)
- 電話は、スカイプ使ってくれ。
- ただし、利用料金の追加をオンラインでできるタイプと、購入国の売店でしかできないタイプがあるので注意
- オンラインで利用料金追加ができるヨーロッパの主要なキャリア:Orange, Tmobile


治安

身体に危険が及ぶような犯罪

ヨーロッパで特に危ない目にあったことはないけど、アメリカはストリートをまたぐと途端に治安が悪くなるようなことがあるので事前に現地情報は仕入れておくと良い。

スリ、ひったくりなどの軽犯罪
- リュックの前背負いやシークレットポーチなどを見かけますが、安全と利便性や奇抜さのバランスは考えて
- こういった行為は、すべての人が怪しい人に見えてしまい、安全な人と区別がつかないために常に緊張しておかないといけないことに起因するような気がします。
- 差別ではありませんが、現地の人たちが移民なのか、職に困っていない人なのかを区別し自分の身を守るための選別眼は必要
コミュニケーション

日本以外の国ではpull型のコミュニケーションではなく、push型のコミュニケーションを取る必要がある。

- 例:レストランで精算をお願いしたきりウェイターが他のことをしていてなかなかテーブルに戻ってきてくれない => 日本とは違いウェイターが普通に忘れていることはよくあるのでつっつく

- 例:据え置きのミニシャンプーボトルが開かないからもう一本持ってきてと言っても「一人一本だから」とホテルに断られる => 日本人の感覚だとそれぐらいケチってイメージを悪くするより持ってくればよいのにと思うがそうはいかない => 宿泊費を払ったのだから、説明書されたサービスを提供すべきであるという旨のことは伝える

忖度を期待して待っていても最後に立腹するだけ。自分の権利を主張することは失礼なことではないのでしっかりと主張する。ただしやんわりと

旅行中

旅行中に仕入れた情報で見たい名所が増えることはあるが、そこが自分が日常的に興味があるものだったかは自分の心に聞いてみるべき。

- 例:私がアントワープに行ったときには、ルーベンスの家があることに気付いたけれど、自分はルーベンス自体名前は知っていたけど特段好きなわけでも無いことに気付いた
- 例:アントワープ郊外のホーボーケンという何もない街にネロの家を訪ねてやってくる日本人がよくいるみたいです。
- つまり、みんなが行く権威的で重要な場所が、あなたにとっても重要であるとは限らないということは一考すべき
- 「わー!ここが有名な〇〇かー キラ☆キラ」=>「こんなん熱海の〇〇と変わらんやろ」という気持ちは持っておきたい

言語


- 基本的には旅行英語ぐらいは話せるようにしておく
- 現地の言語を学んでもよいと思うけれど、相手が現地の言葉で返すことがほとんどだと思うので、それが理解できるレベルに達しているのが前提
- 田舎全般、イタリア南部、ギリシア、トルコなどは英語を話せない人が多い。英語教育が定着する前に義務教育を受けた中高年も話せない人が多い。


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