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タッチラグビーの教科書⑤ タッチラグビーならではの点の取り方!

どうも、こんにちは!
矢後です。

今回のnoteでは、前回書いたDFの基本の『き』である外を守るDFを打ち破ってトライをするための『タッチラグビー』ならではの点の取り方を書いていきます。
前回のnote↓

□これまでの振り返り

まず最初に、これまでのnoteで書いてきた事の振り返りをします。
点をとるために!ということでこれまで書いてきたポイントは3つ!
・目の前(トイメン)の相手に勝つ
・タッチしたDFを狙え
・地面にボールがある時間を短く
今回紹介する点の取り方でももちろんこの3点が大事になってきますのでしっかり押さえてもらえればと思います。

□ハーフが仕掛ける『スクープ』

まず最初は『スクープ』です。
スクープとはハーフがボールを拾って、タッチしたDFを抜く(抜きにいく)プレーです。
注意して欲しいのは、ハーフは得点する事ができないので、DFを抜いた後に味方にパスをする必要があります。なので、ハーフがスクープで抜けた後味方の選手はDFのマークを外してフリーになる必要があります。

○スクープの仕方
・ボールを拾う
・DFを抜く
・味方にパスをする

文字にするとなかなか簡単そうですね。ここで動画をご覧ください。

スクープを成功させるポイント!
1、いいロールボール
自分から手を出してスムーズにボールを置く。そうすることでハーフがタイミングを合わせやすい。
2、置かれたボールをすぐに拾う!(できれば片手で!)
DFが下がりきる前に拾うことで抜きやすくなる。両手で拾うよりも片手の方が早いです。
3、DFラインを抜けたらフィールド(インゴール)の角に向かって走る!
追いかけてくるDFから出来るだけ遠いところに逃げながら味方がフリーになる時間を稼ぎます。抜けた瞬間に味方がフリーならすぐパスをしてもOKです!

チャンスがあればスクープで仕掛けるのはありだと思いますが、ハーフはタッチされると交代になってしまうのでタッチの回数(4回目や5回目がお勧めです)を考えてアタックを組み立ててください!

◆スクープの練習方法

1、動作の獲得『走りながらボールを拾う』
最初は歩きから始めて、慣れてきたらスピードを上げていきましょう!
アップのメニューに取り入れてもいいと思います。
姿勢は低く、手をボールの下にしっかり入れてすくい上げるようにボールを拾います。
2、1対1で感覚を養う『DFの裏に抜けていく』
試合ではハーフはトライできないのでこの1対1でもトライではなく走り抜けて裏にいくイメージで勝負しましょう!
まずは拾い上げるスピードが大事です。DFが下がっている間に仕掛けましょう!スピードで抜いてもいいですし、ステップで抜いてもいいです!
大事なのは抜けきる(裏に抜ける)ことです!
3、実戦的なタイミングでボールを拾う『ロールボールのタイミングに合わせてスクープ!』
ロールボールする場所の予測と、ロールボールする選手とのコミュニケーションが大事になってきます。(良いロールボールも!)拾うのが遅れるとDFが下がりきりますし、早くいこうとしすぎるとポイントのところで止まる可能性があります。タイミングを測りながらいいスピードでボールを拾えるようにしましょう。

□ロールボールした選手が攻める『クイック』

次は、『クイック』です。
これは本当にタッチラグビーらしい、得点方法かなと思います。
これが決まると盛り上がります!

○クイックの仕方
・タッチをしてロールボール
・ロールボールしたら横に開く(斜め前)
・ハーフからボールをもらってダイブ
では、動画をみてみましょう!

クイックを成功させるポイント!
1、7mラインより少し遠いところでタッチする
7m下がるというルールを最大限活かすためです。
2、ロールボールした後は止まらない
止まってしまうとその間にDFは下がってしまう。
3、ゴールラインが見えたら飛び込め!
DFが下がりきる前に飛び込んで得点をとります。まずはDFの外を狙いましょう!外が空いていないと思ったら内側に切り返しましょう!

◆クイックの練習方法

1、動作の獲得『ボールを置いて横に開く』
ボールはお尻の下に置く事を意識します。真横に開くというよりはほんの少し前進しながらの横に開きます。(斜め前)
2、勝ちポジションを得るために『動きながらクイック』
全てのアタックに共通しますが、自分からタッチする事が重要です。
クイックは特に自分でタッチしながら開くことでDFより動き出しを早くできます。
DFの立ち位置などにより変わりますが、タッチの前に外側に動いてからロールボールしたり、内側に動いてDFを引き付けてから外に開くことでDFが外に下がりづらくさせたりなどいろんなパターンを試して自分の得意(一番早く外を取れるもの)を見つけてください!
3、実戦練習2対2『クイックダイブ』
DFとの駆け引き、ハーフとのコミュニケーションが大事になってきます。
ボールをもらったらダイブでトライをとりましょう!
ハーフの人はスローフォワードに気をつけてください。

□まとめ

今回はタッチラグビーならではの得点方法である『スクープ』と『クイック』について書きました。


・スクープ
ハーフが持ち出して攻めること。ハーフはトライできないので周りの選手がフリーになる必要がある。
いかにスムーズにいいスピードでボールを拾えるかがキーポイント!
DFラインを切り裂いて裏に抜けていきましょう!
・クイック
ロールボールした人が横に開いて攻めること。自分でタッチすること、素早く横に開く事が重要です。
DFが下がりきる前に飛び込んでトライしましょう!

両方とも、ロールボール(タッチ)を起点に攻めるタッチラグビーではオーソドックスな攻め方です。
試合で使えるのはもちろんですが、少人数でも練習出来るので是非取り組んでみてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また!


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