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テクノロジの恩恵を受けるために…どうする!?[20240312]


中央大学の須藤教授の話をしたが、一体誰?と思っている方も多いと思う。

須藤修先生は、中央大学国際情報学部で教鞭をとられていて同大学ではELSIセンター所長、AI・データサイエンス・センター所員などもお務めになっている。

元々は東京大学で大学院情報学環長・学際情報学府長、教育研究センター長などを歴任された「経済学博士」でおられる。

理系の学部・研究科などの先生ではあるがご自身は文系のご出身なのである。

そもそも私は、学問を文系とか理系とかに分類すること自体が嫌いだが須藤先生は、文理で分類できる範疇におられる方ではない。

彼はOECDの委員も過去に多く歴任されておられるが、直近も「AI のリスクと説明責任に関する専門家グループ」「AIの将来に関する専門家グループ」に参加されている。

その先生が「シンギュラリティは10年、いや遅くても15年でやってくるように感じる」と仰っていた。

シンギュラリティは、コンピューターの能力が人間の能力を超える日のことを指す。

8~10年くらい前に深層学習が流行った時期にシンギュラリティと言う言葉がもて囃されたが、とうとう本当に「見えてきた」のだ。

人間が解決出来なかった様々な諸問題をシンギュラリティ以降のコンピューターが解決策を提示してくれるだろう。

シンギュラリティは突然にやって来ないことはご理解いただけているだろうか。

ある日突然にシンギュラリティに達する日は来るが、徐々にコンピューターの処理性能が上がっていくのである。

つまり、変化・変革は今この瞬間にも起きているのである、それを手中に収められるかどうかは「マネジメント次第」なのだということ。

テクノロジ次第の間違いなのでは?という声が聞こえるのも知っている。

はっきりと断言する。

テクノロジの恩恵を受けてビジネス・サクセス出来るかどうかは「マネジメント次第」なのである。

「テクノロジはビジネスを成功に導いてくれない」「あくまでもマネジメント次第」なのだ。

例えばだが、世界最先端の場で活躍される須藤先生のような(公正・公平な立場)方から情報を取得するパスがいくつあるだろうか?

企業のアジリティ(俊敏性)を発揮するために必要な行動能力の1つに「Hyper Awareness」がある。

「何かを異常に、または非常に強く意識している状態」だと英英辞典では解説されている。

自社のビジネスに影響を与える要素について「この能力」を保有しているだろうか?

何かが起きてから「よっこいしょ」と重い腰を上げるのだろか!?

現在の会社構造における会計数字を1億回以上分析しても恐らく答え(示唆)は出てこない。

社員なのか組織なのかはともかく「情報を取得する能力」について考えたことがあるだろうか。

「Google 検索にかけてですね…」と真面目な顔で説明するつもりですか?

検索エンジンに掛かっている頃には「その情報は常識になっている」のだ。

しかも、検索の仕方が正しいかどうかも怪しいと私は思っている。

では、どうすれば良いのか?

確からしい情報取得先と正しく契約(付き合う)することが大事なのである。

例えば、当社などはそのうちの1つであることを言い添えたい。

合同会社タッチコア 小西一有

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