afterコロナの就活を考える~面接~

 先日、友人と今後の採用面接について意見交換する機会がありました。話題の中心はやはり「afterコロナでWEB面接が主流になるか?」ということ。ググってみたらどうやら最近ではオンライン面接の企業が増えているらしいですね。

 この環境下では、さもありなんの話です。が、WEB面接のメリットはコロナ環境下に関わらず、学生さんにとっては➀時間効率化②金銭的コスト低減③応募企業自由度の拡大、など多大なメリットがあります。それを裏返せばそのまま企業にとってのメリットでもあります。

 先日の友人との議論では「最終面接まですべてWEBでできるか?」という話になりました。「WEB面接できない企業なんて古いよな」なんて話もあり、確かにそうではあるのですが「私の考えは「採用目的次第では?」というものです。

 WEBかリアルか、というのはあくまでも手段の話です。採用したい業界・職種・仕事に応じ、WEBが適しているのであればWEBでやればよいし、リアルが必要なのであればリアル面接でやればよいのではないでしょうか。

 オンラインで顧客とコミュニケーションを日常的に行う仕事や、課題解決に重きを置く仕事であればリアルで相手に与える印象などはさほど重視されないのかもしれません。一方、顧客と直接接する仕事やそれにより与える印象がパフォーマンスに大きな影響を与える仕事であれば、WEB面接で人物を見極めることには慎重になるでしょう。

 私たちは面接時の会話内容以外にも様々な情報を受け取っています。WEBで感じた印象と直接会ったときの印象は異なります。その前提にたったうえで、WEBかリアルかの二者択一ではなく、採用・選考プロセスにうまくWEB面接を組み込みたいものです。


前提:WEBとリアルでは与える印象は違う。

結論➀:企業は対象となる業界・職種・仕事の特性を踏まえ、採用・選考プロセスをデザインする必要がある。

結論②:採用・選考プロセスに応じて、WEB面接のメリット(学生・企業双方にとって)は最大活用する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?