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海士町、流され続けた3ヶ月

皆さん、こんにちは。
私の海士町生活も後1週間となってまいりました。ホテル関係の皆様、本当にホテルのことを何もしていなくてごめんなさい。と、先に謝っておこう。

色んな人を巻き込み、巻き込まれ、流れに流されようと意気込んでいた来島当初が懐かしい。結果的に、何か巻き込むアクションは起こせなかったけれど、めちゃくちゃ色んな人に巻き込まれて、流れに流され続けた3ヶ月となりました。

3ヶ月を終えようとしている今色んな人に言われるのは
「よく3ヶ月でこんなに島の人と繋がったね。」
「もうやり残したことないやろ。」
と言うこと。人からはそう言うふうに見えているんだな。と思うと嬉しい気持ちが湧いてきます。

自らに光を灯し、これからのホテルと観光のあり方を考える。
と言うTOUCAの大きな目標の、「自ら」にフォーカスした3ヶ月でしたね。(ホント、ホテルのことも観光のこともしてなくてごめんなさいね。)

人間はその人が生まれ持った心の自然な体質を生きられた時、物事がものすごくスムーズに進むと言われています。まるで川の流れに流されるように、スーーーといろいろな事がうまくいくそうです。

海士町に来てからの私はまさにそれだったなと思っています。
「何か目に見える成果物を出すことは、管理する人の立場からしたら評価しやすい。でも、本来の目的はあなたがあなたらしく光り輝き、そして将来への希望の種を見つけていく事だと思う。だから、1年の旅を通じて何かを掴み取ってくれれば、そんな素晴らしいことはないと思う。」

最後の1ヶ月くらい、私が思い悩んでいた時に担当の方が言ってくれたこの言葉がとても嬉しかったです。
何かしなきゃ!毎日がどんどん過ぎていく。と焦っていた当時の私。でも、今のままでもいいかな?今日も畑へ行ってこよう!と思えた瞬間でした。

目に見える成果物はないんです。でも、何だかめちゃくちゃ知り合いを作って、毎日ボロボロの原付で出かけていって、海士町を全力で楽しんでいる上岡さん。というのも、もしかしたらこれからの観光やEntoのあり方を考えていく上でのヒントになっていたり?

それくらいポジティブになれる程に、私的に海士町の魅力は人にあると思っています。ホテルで働くスタッフはもちろん、地域に出れば個性豊かな人たちに出会えることがこの町の良さだと本気で感じています。

野菜のお裾分けにとても助けられた3ヶ月でした。

鎌倉という観光都市に住んでいる私。都市部からのアクセスも良く、大河ドラマの影響もあり、四季を通じて見どころがあり、勝手に観光客が来てくれる鎌倉。でも、その現状にあぐらをかいていては5年後10年後、きっと海士町みたいに魅力的な地方に追い抜かれるんだろうなと感じています。

地域が希望ある未来を描いている、その中心には大人も子供いる。それが当たり前にできている海士町は本当に輝く未来へ向かっているように感じます。海士町での学びは私にとって、そして私たちの会社にとっても物凄く意味ある経験となっています。

まだ旅立ちまで1週間。最後まで、私らしくこの島の魅力を感じていきたいと思います。

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