医療職でない立場で「『くすり』とのむきあい方」をテーマにお話しします-「常識」基礎編4

障害福祉の常識を問い直す講座 基礎編 第4回 6/14(月)19時~オンライン
「くすりに関するあれとか、これとか」-くすりにたいするむきあい方

さて、5月も終わりに近づき、6月の #障害福祉の常識を問い直す講座  基礎編のアナウンスがはじまってきました。
昨年のマニアックすぎたものから、今年はできるだけヒネらず、それでも考える機会を作っていく取り組み。今年は特に、私のお話の一時間の後に、さまざまな立場のさまざまな方とのディスカッションがたいへん盛り上がる時間になっています。感謝感謝です。
1回目が「知的障害/発達障害/高次脳機能障害/認知症 」
2回目が「多(他)機能、多(他)職種連携 」
そして、前回の3回目が「療育/リハビリテーション 」
今回の4回目が「くすりに関するあれとか、これとか」です。


今年の基礎編はテーマはほぼすべてはじめに決まっていましたが、その都度のタイトルは事務局を担っていただきます山口久美さんからバトンをいただきます。今回もはじめにリリースされていたテーマは「くすり」それに、「に関するあれとか、これとか」がついてきました(笑)
そもそも、なんで、薬(クスリ)がひらがな?「あれ」「これ」ってなんだ???


投げられたバトンを受け取りながら
お話をさせていただく私の方が、さらに付け加えていきます。
私は医療職の専門家ではありませんが、日々の支援や活動の中で多く「くすり」と「くすりにまつわる行為、行動」にたずさわります。そのときに、いつも思うのは、「くすりに対するむきあい方」です。
基礎編ではそんな視点でお話をしたいと思っています。

そもそも「くすり」とは

そもそも、「くすり」とは、と調べてみました
http://www.jpma.or.jp/medicine/med_qa/info_qa55/q01.html

もともと自然界にある多くの植物や、一部の動物や鉱物などを起源としたものでした

と書かれています。このサイトでは薬祖神(やくそじん)の話や草煎(くさいり)の話も書かれています。いまも続く漢方薬の基礎の話になっていきますが、近代の薬の話は化学と細菌学の話と結びついているそうです。19世紀の終わりから20世紀にかけてですね。
こうなってくると、顕微鏡というアイテムとの関係性が考えられますが実はあまり時代的にはオーバーラップしないようですね。顕微鏡じたいは中世に開発がすすみ、いったんは化学のためというよりは貴族の趣味になり、開発の進歩が止まり、その後にという流れになるようです。

となると、劇的に薬の近代化、現代化をすすめてきたのは、もう少し後の時代やはり19世紀後半から20世紀にかけて、そして、抗生物質(ペニシリン)の登場となるようです。

この文章にもでてきますが、この話題はドラマにもなった「jin-仁」という漫画をおもいだします。

そして、この抗生物質の流れとは別に、麻薬のことを考えておく必要があるでしょうね

化学の進歩とともに、植物などから化合物として精製していくことでできてくる「薬」。こういうように歴史にそってみてくると、現代医療と薬の明確な結びつきは第2次世界大戦あたりを境に劇的にかわってくるようですね。そして、それは20世紀後半に明確に確立されてきたようです。

創薬のドラマティックな話は昔みた「小さな命がよぶとき」という映画を思い出します

ここにEBMの話がくわわってきて、一気に21世紀に流れ込んできて、私たちがむきあっている「いま」にいたるわけですね。基礎編の話は、さらっと、こんな話をしてからいまのわたしたちが「くすりに」むきあうことについてかんがえたいと思います。


え?基礎編でなかったらどんな話だったんですか?って。そりゃ、ご想像におまかせしますが、確率統計と社会的構築の話でしょうね。今回は自粛。
連続10回講座ですが、今回だけ、1回だけ、興味のある会だけのご参加も可能です。日時が合わない方もお申し込みいただければ録画視聴も可能です。ご興味のある方ぜひ、お越しください。ちなみに、今回の基礎編には医療職の方もご参加いただいています。

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以下ご案内のはりつけです
昨年(一部で(笑))「はまる」人が続出し、蟻地獄のようだと高い評価をいただいた「障害福祉の常識を問い直す講座」。
今年は、基礎編がスタートしています🎶
昨年のマニア中堅以上向けの講座では「難しかった・・・」とか、「モグモグ」「ぐるぐる」「ウニウニ」などのワードが流行語になるなど、冨田節が炸裂するまさに「常識はずれ」のわかりにくい=自分の常識を問い直し考えるしかない学びの時間になりました。
基礎編は、障害福祉ビギナーや、障害福祉分野との連携を考える、または、連携している方向けに、障害福祉に携わる楽しさや難しさを学べる「わかりやすい(冨田氏談)」講座になっております!年齢制限も経験年数も関係なく、どなたでも受講していただけます。
みなさま、ふるってご参加ください!
◆受講費: 5,000円/1回、
*年間受講は割引になります:35,000円/10回(年間受講の場合、1回目の参加前にご入金をお願いします。お振り込み後は、いかなる理由があっても返金はいたしませんのでご了承ください。)
✱途中から年間受講でお申し込みいただく場合、初回からの録画を視聴していただけます。
*受講費は、全額、NPO法人寝屋川市民たすけあいの会に寄付させていただきます。
*お振り込み手数料は、受講者負担とさせていただきます。
◆日時:2021年3月~月1回・全10回予定
    19:00~21:00
*基本的に毎月第2月曜日になります(講師、事務局の都合で変更をお願いすることがあります。その場合できるだけ講座の中で日程調整させていただきます。)
参加費をお支払いいただいている方は後日録画視聴していただけます。
◆講師:冨田昌吾さん(NPO法人寝屋川市民たすけあいの会)
◆テーマ・内容
1.2021年3月8日(月)(終了しました)
「知的障害/発達障害/高次脳機能障害/認知症 」
2.2021年4月12日(月)(終了しました)
「多(他)機能、多(他)職種連携 」
3.2021年5月10日(月)(終了しました)
「療育/リハビリテーション 」
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2021年6月14日(月)
4.くすり に関するあれとか、これとか
<5回目以降のテーマ(予定)>
5. 福祉サービス
6.支援、援助、介護
7.保健と健康とwell-being
8.支援計画
9.障害福祉の倫理
10.講座の進捗によって加えたい、または、加えるべきテーマのために保留(9回までの途中に入る場合もあります)

振り返り懇親会(無料)を予定しています
◆お申し込み方法
メールまたは、Messenger、LINEで、「お名前(ふりがな)、職業、所属」をお知らせください。
折り返し、参加費振込口座をお知らせいたします。
お振り込み確認後、講座前日までにZOOM-IDをお知らせいたします。
Mail:snow.dream.order★gmail.com (★を@に変えてください)
担当:山口久美

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