どないなってんの?ー書き言葉/話し言葉

 大阪弁の「どないなってんの?」って「どないなってんねん!」とはちゃうんですよ(笑)
 今度、お試しでオンラインサロンをやらせてもらうんですが、そのタイトルに悩みに悩んでつけたら、なんかやたらに目を引くらしく。。。

とにかく、【冨田昌吾(寝屋川市民たすけあいの会事務局長)に聞いてみよう、質問してみよう】というイベントです。テーマにそって、「質問したい」、「聞きたい」という方を募集します。定員は100名。zoomミーティングでやります。

「教えて」も違うし、「聞く」も違うし、って考えて、私たちの中では、わりと気軽に、


ねぇ、ねぇ、どうなってんのかなぁ?わかるぅ?

みたいな感じ

「問いかける」みたいなニュアンスです。

いっぽうで、大阪弁で「どないなってんねん!」正確には「どないなっとんねん!」かな。は、クレームや怒鳴るときに使いますね。「どないなってんねん」より、「どないなっとんねん」のほうがきつい(強い)言い方ですね。大阪弁の翻訳音声がでるアプリとかないのかな?あったら、いれてきいてみてください。


ちなみに辞書で分解してみましょうか

どない
[形動](関西地方で)どんな。どのよう。語幹を副詞的にも用いる。「どないなもんですか」「どない言うたらわかるの」
どないになる
形容動詞「どないだ」の連用形である「どないに」に、動詞「なる」が付いた形。

ということです。
 ことばのニュアンスっておもしろいですよね。

書き言葉と話し言葉について、
最近はあまり意識されなくなりましたし、最近の音声入力の発達やネット世界広がりで、また、言語学?の世界に革命的なものが起こっているように思います。SNS世界でもそのコンテンツによって、「話し言葉」で会話の延長(つまりチャットになるのかな)を「書いて」やりとりすることが増えて、本来の「書き言葉」の世界でのルールが、よくいえば流動化、悪くいえばむちゃくちゃになっているのが散見されます。
古いとか、新しいではなく、その媒体によって、意識して書き分ける、使い分けることが必要だというのが、私の立場です。
 いっぽうで、厳格に適用しようとすると硬直化しますので、工夫をしていくこともまた必要だと思います。何においても多様性は必要だとも思います。
 そういった意味で、私が使うネイティブなことばとしての大阪弁をこうして、キャッチコピーとして使うというのもまた1つの工夫かな、とも思いつつ、思わぬ反響にもまた、おもしろさを感じている次第です。


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