『ALWAYS』も『教場』も『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ』も「佐藤直紀」
だいぶ前に書いてたんですけど、そのうち出そうと思いつつ何故か温めていた(忘れていた)こちらの記事。
昨日『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ』のエンディングで「佐藤直紀」の名前を見て、「今出さねば!」と急いで引っ張りだしました。
私、妊娠、出産する前は番組制作の仕事をしてました。
企画、アポ、打ち合わせ、構成台本作成、撮影、編集まで全部やってたんですけど、私あんまり音楽詳しくなく…。
編集は好きだったんで、白の完パケまではいいんですけど、音入れるのに超困りました。MA(専門の方が効果音や音楽を入れてくれます)入れるときもたまーにあって、その時はいいんですけどね。自分で音入れる時は、当たり前ですけど自分が知ってる曲しか入れられないので難しいんです。
いろんな曲を使わなきゃと思いつつ、知っている曲をヘビーローテーションしておりました。(だって知らないんだもの)
ということで、ここで私の制作時代のBGM、3種の神器を公開します!
8年前くらいの話ですけど、制作続けてたら絶対今も使ってると思います。
■グルメ系=『王様のレストラン』の「王様のレストラン」序曲
ご存知、名作ドラマ『王様のレストラン』の曲。
グルメ系にぴったり。ポイントは序曲の方であることです。
1分もない短い曲なので、変なとこで切る必要もなく、編集不要でめちゃくちゃ使いやすい。料理を3品くらい紹介する時は、どれに「王様のレストラン」使って、他のやつには何使おうかなーという感じでした。
■少しでも昔の話が出たら=『ALWAYS 三丁目の夕日』の「希望を胸に」
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、CM等でも使われたお馴染みの曲。
曲だけで全部をどうにかできる神曲。お店を開店した当時の話とか、昭和の話出たら、ああこの曲使える!と嬉しくなりました。
びっくりするくらい何でも合う。
■青春系•スポーツ系=ウォーターボーイズの
「シンクロBOM-BA-YE」
ドラマ『WATER BOYS』のテーマ曲。
印象的なスタートから徐々に盛り上がる感じが最高。
曲の盛り上がりに合わせてVTRも盛り上がって見える。
爽やか系によく合う。
さて、私の3種の神器。
よく使うのでJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)の申請もよくいたしました。会社がJASRACと契約していて、JASRACから指定された期間にどの曲のどの部分を使用したのか等記入して提出するんですけど、そこで作曲家の名前とか調べて書く時に目に入ったのが「佐藤直紀」です。
※今はもう報告の仕方違うかも。
上に書いた私のお守りのインスト曲、『WATER BOYS』と『ALWAYS』の曲、つまり3曲中2曲が「佐藤直紀」作曲です。
すごい確率じゃないですか?
この2曲の他にも「佐藤直紀」の名前を書いたことがあって、作曲家の名前なんてほとんど知らない私もさすがに「…おや?」となりました。
おや、もしかしてこの人、ありとあらゆる曲作ってないか?
そしてWikipedia調べてみたらすごかったです。(せっかくなので最近の曲も含みます)
■テレビドラマ
NHK『龍馬伝』『カーネーション』『青天を衝け』
TBS『GOOD LUCK‼︎』『オレンジデイズ』
フジ『WATER BOYS』『海猿』『コードブルー』
テレビ朝日『味いちもんめ』
■映画
『海猿』『手紙』『ALWAYS 三丁目の夕日』『チームバチスタの栄光』『るろうに剣心』『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』『寄生獣』『海賊と呼ばれた男』『マスカレード•ホテル』『罪の声』『レジェンド&バタフライ』などなどなどなど!
ドラマ、映画の主題歌でいう米津玄師、映画プロデューサー界でいう川村元気のように、「佐藤直紀」は勝負かけたい時にお願いしたい作曲家の1人なのではないでしょうか。
あ、川村元気についてはこちらをどうぞ。
映画やドラマの音楽って、しゃしゃりですぎても気になってよくないですし、だからと言って「なんかかかってました?」っていうのは何のプラスにもならないじゃないですか。
その中で、存在感を出しつつ、ドラマの邪魔はせず、むしろその曲が入ることで何倍もそのシーンが良くなっていって、後からその曲を聴いただけでその映画やドラマのシーンが甦ったり、それを見ている時の自分の気持ちが甦ったりっていう曲がいいと思うんですけど、まさにそんな曲を多数作ってます。
私はJASRACの利用報告で何度「佐藤直紀」の名前を書いたかわかりません。
最近だと『教場』もめちゃくちゃ印象的でしたよね!もうあの曲流れるだけで『教場』の世界観ができあがるというか、逆にあの曲がないと『教場』じゃないというか。
そして昨日からスタートした『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ』の音楽も「佐藤直紀」でした。
ちなみにプリキュアも担当されてます!
この後だと映画『ゴジラ-1.0』。
…守備範囲広過ぎ。すご。
今後、作品のエンドロールで佐藤直紀の名前を探すのをお忘れなく。
おしまい。