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『コタツがない家』小池栄子の息子に言いたいことがある。

母親が運動会来れなかったくらいで甘えてんじゃねーーーーーー!!!!!!!!!

私のあまりのヒートアップぶりに、夫から「興奮しすぎ」とたしなめられた『コタツがない家』第4話です。

前回も言いましたけど、ドラマの主人公•万里江(小池栄子)はめちゃくちゃよく頑張ってます。旦那•悠作(吉岡秀隆)は10年以上働いてないので、1人で家庭を支えてるんです。悠作は仕事しないにも関わらず家事もしないんで、仕事も家事も全部万里江がやってます。

で、万里江たちの息子•順基(作間龍斗)が高3なんですけど、指定校推薦の面接時に万里江に反抗して「親が敷いたレールを目隠しで歩いて来たらここでした。後悔してます」と抜かしやがりました。

…あぁん?(キレる寸前)

でも万里江はえらかった。
挑発的な態度で指定校推薦を不合格になった息子のために何度も頭を下げ、日を開けてなんとか自分を立て直し、残り3ヶ月は私立受験のために頑張るように告げ、頑張った挙句に不合格だった場合は浪人も許す(それまで浪人NGでした)と告げたのです。

万里江!!!
あんたどこまでできた人なんだよ涙!!!

ちなみにこの大騒動が起きてる間、悠作は編集者の土門さん(北村一輝)に紹介された、悠作のファンの女の子にデレデレデレデレしてました。

…悠作…お前、マジで張り倒すぞ!!!!無一文で家から追い出すからな!!!!
女「片思い」
悠作「いちごパフェ」
女「エンドレスラブ」
悠作「ぶどうパフェ」
って、若い女と携帯でしりとりしてんじゃねー!
その古いガラケー折るぞ!!!

そんでもって、万里江の部下の八塚志織(ホラン千秋)と同棲してる彼氏が、志織から「結婚しないなら別れる」って言われたのは万里江のせいだと会社に乗り込んできたりもしました。

…めんどくせーーーー!!!
なんてうざい男!!!なんて女々しい男!!!
志織、悪いこと言わない。別れなさい。あんな男だめだよ。何の責任も取りたくない、ただただ楽な方、楽な方にしか行きたくない男だよ。志織の家に居候してるくせに、志織の親が来る時平気な顔で逃げようとしてんだもん。いつか結婚できるかもなんて夢見ちゃだめ。(とコタツでゆっくり酒飲みながら諭したい)

そしてこの息子•順基ですよ。
自分の息子が、指定校推薦の面接で「親が敷いたレールを目隠しで歩いて来たらここでした」なんて言い放ったなんて知ったら気を失うかもしれません。気を失った後、意識が戻ったら力いっぱいビンタ。下手したら目についた物投げちゃうと思うので、気絶してる間に硬い物は片付けておいてほしい。

でも万里江は冷静になったんですよ。
息子にも何か考えがあると思い直し、私立受験を頑張るように明るく話しました。

そしたらですね…
順基、大学行かないって言い出しました。
大学行かないでどうするのか聞いたら、決めてないと。

……。

ああぁあん???!!!(キレました)

ここまで何不自由なく育ててもらったのに順基は万里江に文句たらたらたらたら。
たらたらたらたらたらたらたらたらたらたらたら!!!!!!!

うん、もうこいつ家から追い出そ。
私なら家追い出す。
いいですよね?18って大人なんですよね?大学行かないから卒業までの3ヶ月精一杯働いて、あとはお年玉も合わせて家を探せばいいですよね?

こっちは毎話、万里江の親友の立場で見てるんでね。息子の発言にはらわた煮え繰り返ってやばかったです。
だって、何言い出すのかと思ったら、万里江が小学校の運動会来てくれなかったことを今更責めてくるんですよ?
万里江はウエディングプランナーで、仕事柄土日は休めなかったんです。でも土日に休めない分、平日はいろんなところに連れて行ってあげてたんですよ。
それでもダメなんですって。土日の埋め合わせは土日にしかできないんですって。

……馬鹿言ってんじゃねーーー!!!歯食いしばれ、引っ叩くぞ、こらぁ!!!!!!

万里江だって行きたかったよ。でも悠作も働いてないし、この家は万里江が支えるしかなかったじゃん。いつもきっとギリギリまで調整したんじゃないかな。じゃなきゃ5分だけ見に来たりしないよ。
悠作はちゃんと応援に来て、見に来れない万里江のためにビデオ回してたし、万里江は忙しくても息子のためにちゃんとお弁当用意してた。
それなのに順基は矢継ぎ早に万里江をズタボロに傷つけます。

「学校の行事で土日の仕事休んだことあるか?」
「自分たちの子供が、この環境下でまともに育つと思ってたの?」

おおおおおおいいいいいい!!!!!
私の父親は土日休みだったけど、1回も運動会来たことないぞ!
他に大事な接待ゴルフの予定があったわけでもなく、ただ、運動会の日は家で昼寝してたぞ!
それでも私は大した反抗期もなく立派に育ったわ!!!(自分で言う)

いやー、改めて思いますけど、うちの父親の子供への関心のなさはかなりのものだったと思いますよ。
近所に住んでる子のお父さんってみんな父親と同じ会社の人だったんですけど、その人たちが運動会の日、朝から場所取りを頑張ってる中、6年間全く動じることなく寝てましたからね。なんという潔さ。
物心ついた時からうちの父親はそんな感じだったので、私はもはや父親に「運動会に来て欲しい」とか思ったこともない気がします。

だから順基みたいなの見るとイライラしちゃうんですよね。

そんぐらいのことで甘えんじゃねーーーー!!!
うちの父親は、運動会だけじゃない、ピアノの発表会だって一度も来たことないし、私は遊園地とかそういう子供が喜びそうなところに連れて行ってもらったこともないんだぞ!!!!(土日はずーーーっと寝てるだけだったんだぞ)

でも逆に、順基がそこまで運動会に来て欲しかったというのは、本当にお母さんのことが大好きで、どうしても自分が頑張る姿をお母さんに見て欲しかったんだなって思います。
悠作がいて、いくら悠作がほめてくれても、順基は万里江にも来て欲しかったんだよね。
きっと、仕事だって知ってても万里江なら頑張って来てくれるかもって信じてたんだよね。自分の活躍を見てもらって、頑張ったね、すごいねって万里江に言ってほしかったんだよね。

……ん?

おい順基、お前、お前……
万里江のこと大好きじゃん!!!!!!!!(結論)

高3にもなって、かまってちゃんってこと?
絶対そうじゃん!めんどくせーやつだな、もう。
素直に「寂しかった」って言えばいいものを。


万里江、よかったね。順基は万里江のこと大好きだよ。
大丈夫。子育て絶対成功してる。
※妄想の中で、私は万里江の親友で一緒に居酒屋で飲んでます。

よし、万里絵、今夜は飲もう!
万里江がんばった!間違ってない!
順基はただのママっ子!
かんぱーい!!!


おしまい。



あ、お父さん、
私は私なりにお父さんのこと好きだよ〜



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