自分の行動を変えた考え方

皆さん、座右の銘やモットーはあるでしょうか。

私は、「今のための今を全力で生きる」です。

このことに関して書いていこうと思います。

スティーブ・ジョブズの最も有名な言葉の一つに、「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」というものがあります。

初めてこの言葉を聞いた時、私は意味が分かりませんでした。「最後の日だからってやりたいことなんて思い浮かばないなあ」とか、「やりたくないこともでもやらないといけないしなあ」とか思ってました。その頃から、人生最後の日になったときのためにやっておかなければいけないことを考え始めました。

これまで、私は、輝かしい未来のために今は努力しているし、社会人になったら、一生懸命結果出すために頑張ろうと思っていました。しかし、この考え方で生きていると、「明日死んだらどうするんだろう」という疑念がわいてきます。そのために力を注いできた未来が存在しなくなってしまうのです。実際に起こりうることなのに目をそらしてしまいがちです。

「嫌われる勇気」という、アドラー心理学を青年と哲人の対話によってわかりやすく解き明かしている本があります。その本の中で、人生を登山に例えている章があります。登頂が目標達成と考えると、人生の大半は途上になってしまいます。そうすると、どこかで失敗したり、道半ばで登れなくなったりしたら、その人の人生はどうなってしまうのでしょうか。また、逆に、ヘリコプターで登頂すればそれでいいのでしょうか。このような問いかけを読む中で、目標に向かって進むことの是非を考えました。

私の好きな麻雀の漫画に「天 天和通りの快男児」という漫画があります。「カイジ」で有名な福本伸行の作品です。この漫画の最後の3巻は非常にアツくて、私は何度も読み直しているのですが、その中でも、私の好きなアカギという最強雀士の名言があります。少し長くなりますが、引用させてください。

『ただ... やる事... その熱... 行為そのものが... 生きるってこと........! 実ってやつだ......! 分かるか...? 成功を目指すなと言ってるんじゃない.....! その成否に囚われ...... 思い煩い..... 止まってしまうこと..... 熱を失ってしまうこと... これがまずい...! こっちの方が問題だ...! いいじゃないか...! 三流で...! 熱い三流なら上等よ.......!』

それはそうだと思いました。同時に、この言葉に沿って生きていくのは想像以上に難しいだろうなとも思いました。

これらの本から影響を受けて、私は、今を未来のためではなく、今のために生きるようななりました。人生は楽しいことだけではなく、辛いこともありますが、我慢するのではなく、それ自体を愛するんです。

思えば、部活も受験も研究も、チームや個人の目標は存在していましたが、その場を楽しんでいた時が、一番結果が出たように思います。目標に駆り立てられて奮起することはあまりなかった気がします。

そういうわけで、今のために今を生きるのが良いかなという一つの考えにたどり着きました。

皆さんの人生観も知りたいです。コメントよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?