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管理会計って知っていますか。
管理会計って知っているでしょうか。
1冊の本を読んで管理会計の基本的な知識を身につけることができたので、
紹介しつつアウトプットしていきます!
なぜこの本を手に取ったのか
まず手に取ったのは『数字が読めると本当に儲かるんですか?』という本です。
「社会人になる前に決算書とか読めた方が良いよな」という漠然とした理由で色々な本を読んだのですが、自分が読んだのは税務会計と呼ばれる本でした。
いわゆる決算書を作る業務や税金を支払うための会計です。
「利益は5つあるんだな」とかは理解できたものの「決算短信難しすぎ!」となり、決算書の勉強はストップしていました。
そんな時に見つけたのがこの本です。
この本は税務会計ではなく、管理会計と呼ばれるものの本です。
ズバリ!管理会計とは!
儲けるための会計!!!
頭が「???」でいっぱいな方、ぜひ本を読んでみてください!笑
「ゲキハナ」という花屋さんがメインで話が進んでいきます。
売上はあるのに利益が残らない
↓
返済に追われる
↓
「もっと売上をあげなきゃ」と思い頑張る
↓
売上は上がるのに、利益は残らない
↓
なんで?どうすればいいの?
ってなったタイミングで管理会計の話に進みます。
物語ベースで読み進めることができ、「どうやったら利益が出るのか」や
「売値はどのようにしてつけるのか」を学べます。
めちゃくちゃ面白いです。興味持ったらぜひ読んでみてください!
限界利益と損益分岐点売上
まず管理会計で大切なのが限界利益です。
下記のように説明されています。
限界利益:儲けのパワーが分かる利益
限界利益 = 売上額 - 変動費
税務会計では限界利益という言葉は出てこないのですが、管理会計には出てきます。
これは儲けのパワーが分かる利益であり、大きければ大きいほど良いです。
自分は最初、「ん?」ってなったのですが、一旦は大きければ大きいほど良いというのを覚えていれば良いと思います。それで本を読み進めても理解できます。
また限界利益率も大事です。
限界利益率 = 限界利益額 ÷ 売上 × 100
例えば、販売価格が2,000円で変動費が1,000円なら限界利益額は1,000円です。
そして限界利益率は50%になります。
一般的に25%以下で黒字になっている会社は少ないと書かれているので、
この値はすごく高い値になります。
次に損益分岐点売上についてです。
これは利益が0円の状態のことであり、これだけ売らないと赤字になるよねっていう売上のことであります。
下記の式で出せます。
損益分岐点売上 = 固定費 ÷ 限界利益率
というか「変動費と固定費ってなに?」って思った方に向けて!
変動費:売れれば売れるほどかかる費用
固定費:売れても売れなくてもかかる費用
と説明されています。
変動費の例は、原価や外注費などが挙げられます。
送料なんかも売れれば売れるほどかかる費用ですよね。
固定費は人件費や家賃などが挙げられます。
売上に関わらず毎月払わないといけない費用です。
広告の費用対効果
個人的にこの本で書かれている内容で一番印象に残ったのが
「広告を出して費用対効果は合っているのか」という部分です。
web広告代理店で働くので覚えておこうと思います。
広告を出す目的ってもちろん売上をあげるためだと思います。
しかし限界利益などの数値をから費用対効果を出している企業ってどれくらいあるのでしょうか。
仮に広告費を5万円かけるとしたら、5万円分売上が出たら広告費は回収できたと考えると思います。しかし「それは違う」と筆者は述べています。
広告費に対して限界利益額が上回れば黒字、下回れば赤字
と述べています。
まず、
①広告を出す商品の限界利益額を算出する
②広告費と同額になるための必要な販売数を算出する
③必要な販売数に販売価格をかけて必要な売上を算出する
この流れが必要になります。
具体例を挙げます。
広告費:50,000円
販売価格:2,000円
変動費:1,000円
限界利益額:1,000円
上記の流れに沿って必要な数字を算出します。
①まず販売価格と変動費がわかっているので限界利益額が出せます(1,000円)
②50,000(広告費) ÷ 1,000(限界利益額) = 50個(広告費と同額になるために必要な販売数)
③2,000(販売価格) × 50(個) = 100,000円(必要な売上)
今回の場合だと、広告費50,000円をかけて50個売れる(売上:100,000円)ことができると、広告費は回収できるという計算になります。
ここで新規顧客を獲得でき、継続的に購入するリピーターになってくれることを見込むとします。
そうするとLTVの値で費用対効果を見ることになると思うので、一旦は売上100,000円なくても大丈夫という判断になるかもしれません。
サブスク商品か1回きりの購入商品かで変わってくるということも書かれていました!
売れれば売れるほど費用がかかる変動費が低い商品ほど、広告の費用対効果が合いやすいということです。
ここも視野に入れて営業や提案ができれば、差別化のポイントかなと思いました!
実際にはもっと詳しく書かれていますので、ぜひ読んでみてください!
疑問に思ったこと
web広告にROASという指標がありますが、
広告費50,000円に売上100,000円だとROASが200%になります。
これはすごく良いと思うのですが、限界利益から算出すると100,000円売上てやっと広告費回収ってなる、、、、でもROASは200%、、、
でも限界利益だからROIを見るのかな??とか思い、
どの指標をみて費用対効果を判断すべきかという疑問が浮かびました。
誰か教えてください!笑
ここまで読んでくださりありがとうございました!
一緒にアウトプットしましょう!
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