見出し画像

Marmotta Trophy day5〜sprint race〜

イタリアワールドカップ5日目

7:00起床
今日はゆっくりな日程。
朝食を食べ、レースの支度をして9:00会場へ。
昨日と同じ場所を陣取り、それぞれ準備を始める。

朝ウォーミングアップにランニング

今日は風が強く、他のチームも出していたテントを撤収する作業に追われている。そんな姿を横目に見ながらアップをしに行く。
体をほぐして少し強めに心臓を上げて、レースに向けて休む。
10:09からコースインスペクション。
実際にコースに入り、雪の硬さや左右の良し悪しをチェックする。どちらも見るために2回登る。

風は強いが太陽が顔を出してきた

朝方はどこの雪もカチカチに凍っており、少しでもエッジを立てたら後ろに滑ってしまうコンディション。

それでもグライドさせないとスピードが出ないため、ワックスを塗り、グライドメインに考える。

女子が先にスタート。

ウエダッシュ

日本チームもそれぞれ大健闘。
それでもライブの掲示板では予選通過ならず。
世界の壁は高い。それでも中国は2人が予選通過しており、トップとのタイム差も15秒ほどで強敵が現れた。

中国の選手。
元クロスカントリースキー選手

11時4分スタート。40秒前には小寺さん。

2分ほど前にスタートした遠藤さん。
40秒前にスタートした小寺さん

前半の平らはひたすらダッシュ。斜度が上がってきてからキツくなるがペースを落とすことなく進む。ダイヤモンドは雪がカチカチに凍っていてスキンがグリップしづらい。

スタート

何度も後ろに滑り、タイムロス。
トランジットは大きなミスもなくスムーズにこなし、ツボ足も走り切る。上のジグはテクニカルな分大きなストライドで歩き、走れるところを走る。息が苦しい状態でスキンオフ。
シールを片方落としてしまいタイムロス。

カリッカリの下り

それでも下りはアドレナリンを出しながら最善のラインで下り、スケーティングをしてゴール。タイムは3分42秒3。

最後の下り

まずまず。
最後まで出し切った。ライブの速報を見てみる。現在3位!トップのスペインのアルベルトとは11秒差。微妙なポジション。いけるか!

ポイントが少ない順にスタートして行くためもちろん後ろからの選手の方が実力がある。
レースが進むにつれてどんどん順位が下がって行く。
それでもまだ16番あたりにいる。しかし、残り30人程になってからがあっという間。1人帰ってくるたびに順位が落ちて行く。

今大会で仲良くなったロッコバルディーニ!
イタリアのu23

分かってはいたがアルベルトと10秒は大きい。全員が滑り終わり、結果は42位。なんとか40番代で耐えたが、今回も予選落ち…。悔しい。

ボリュームゾーンとのタイム差は無くなってきた


中国にはコンマ数秒で勝てた。それでも悔しい。
通過まであと11秒。レースでのタイムロスのポイントを思い出してはため息が出る。でもこれがレース。

それでも、前回のVal Thorensから大きくタイム差は縮まり、成長を実感できたことは大きい。前回よりも戦えている事に喜びを感じ、実力差に驚愕した初戦から、絶対にいける!と思えるようになってきた。

セミファイナルで1番燃えたバトル。
スペインのイニーゴとオリオルの戦い
本当にカッコよかった!
まだ20歳のオッツもトップ10に入り、
その強さを間近で見れてよかった!

順当に実力者が勝ち進み、ファイナルの優勝者は3分11秒であった。それまでも3分1桁で走っているため、圧倒的な強さだ。

敗退後はみんなで観戦

20秒縮めて、3分20くらいで4本やり切れる強さがないと競えない。それでも20秒という数字まで見えてきた!予選通過はそう遠くない?

女子のトップは3分53秒。ValThorensでは同じくらいだったため、こちらでも成長を実感。

レースが終わってトップ選手の滑りを観て、宿へ。
昼食を済ませ、荷物のパッキングと積み込み。どっと疲れた。16:30から宿に備え付けのサウナに入り、体を休める。
19:00夕飯を食べ、21:00早めに就寝
明日は4:30発でミラノマルペンサ空港へ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?