ホンモノのウナギ
歴史的快挙、Aぇ!groupが大阪・道頓堀川で「ニホンウナギ」を捕獲 専門家も驚き(Lmaga.jp) - Yahoo!ニュース
ウナギの思い出を書くつもりが、「Aぇ! group」のことで終始してしまった前回なのである。いや、彼らは本当に魅力的でねぇ…。
さて、僕は小さい頃から食べ物の「好き嫌い」「食わず嫌い」「苦手なもの」は皆無である。アレルギーも無いので「食え!!!」と言われれば何でも食べられるが、そりゃあ「自分の好みの味か否か」はある。いくらでも食べたい味もあれば、少し食べればそれで十分という味もあるのだ。
その食感、味、甘口のタレ…どれをとっても僕の好みでは無かったのがウナギである。
「高級食材なのに」「栄養があるのに」と言われても好みの味では無いのだ。「じゃあ白焼きなら食べられるんじゃない?」と言われたこともあったけれど、スーパーマーケットで売られているウナギと言えば「かば焼き」であって白焼きなんぞ専門店に行かねばならないし、そもそもの食材としてのウナギが好みの味では無いので調理法を変えたところで食指は動かない。
煮ても焼いてもウナギはウナギ。腐っても鯛である(←違うか)。
そんな人生を送って社会人になったある日「そうか!僕がウナギが好きではないのは、ホンモノのウナギを食べたことが無いからだ!いつもいつもスーパーマーケットのゴムの弾力を彷彿とさせるウナギなんか食べてるからその美味しさがわからないんだ!」と閃いた。
その地域では最も知名度のある鰻屋に行った。平日のしかもランチタイムが終わった頃を見計らって訪れたので店内は空いている。客層はやはり若者が行くような店では無いので、ちょっと居心地の悪さを感じながら、うな重を食べた。
よくわからなかった(笑)
そりゃ、ゴムのようなウナギでは無かったが、身悶えするほどの美味でも無かった。「店の格にふさわしくない若造だからって、テキトーに調理したか?」などと疑ってしまった(←んなわけない)。
社会人になって自由になるお金がちょっとできて、年に数回はウナギを物は試しで食べてみるけれど、いまだに落涙を禁じ得ないほどのそれには出会えていない。やっぱり僕の好みではないということなのだろうか。