現実の世界とSNSの世界の切り替え

「現実の世界とSNS の世界をどのように切り替えていらっしゃいますか?」と質問された時、私の頭に浮かんだのは2つの大切にしたいことでした。

①嘘を付かない


どちらの世界でも、誠実に生きる。
この姿勢は貫きたいと常々思っています。
また、誠実な姿勢は双方向において貫きたいです。
まずは現実からSNSの方向。
いくら現場で上手くいった実践も、SNSの世界では感覚だけで語ってはいけないのです。
きちんと言語化しないと自分の伝えたいことは多くの人に伝わりません。
現実の自分よりも大きく見せてしまう。
それがSNSの危うさです。
誠実な発信は信頼を得ますが、不誠実な発信は不信を生みます。
等身大の自分で、解像度高く言語化して発信する。
それが現実からSNSの方向における誠実な姿勢と言えます。
現在はより解像度の高い言語化を目指すため、理論面の強化も積み重ねていこうとしています。

次にSNSから現実の方向。
いくらSNS上で褒め称えられようと、目の前の子どもたちが悲しんでいたら本末転倒です。
自分の実践に盲信してはいけません。
遠くの人はたくさんの言葉をかけてくれます。
その中で、自分にとって都合のよい言葉だけ選び、受け取ることができるのがSNSです。
自分の実践の良し悪しの答えは、そこにはありません。
答えは目の前の子どもたちが教えてくれます。
SNS上でどれだけ知名度を上げても、どれだけ高く評価されても、目の前の子どもたちや一緒に働く同僚たちを大切にする。
現場での積み重ねを一番に実践を積み重ねる。
それがSNSから現実の方向における誠実な姿勢と言えます。


②楽しむ


現実は楽しめているけど、SNSでは他人に噛みついて(または噛みつかれて)楽しめていない。
SNSは楽しめているけど、現実では他人と良い人間関係を築けず、楽しめていない。

私はどちらもなりたくありません。
では、どちらの世界も楽しむためにはどうしたら良いのでしょう。

どちらの世界も思い切り楽しむためには、どちらかの世界にある程度没頭する必要があると考えます。
どちらも中途半端に片足だけ踏み入れているようでは、どちらも楽しめません。
逆に片方の世界に没頭し過ぎると、もう片方の世界を蔑ろにしてしまって楽しめません。

私はいつも、時と場所ですぐに思考の方向性を切り替えるようにしています。

朝起きてすぐ、家族のことを考えます。
今日、家族はそれぞれどんな予定か。
今日は自分にとってどんな1日なのか。

寝室から出るとすぐ、本の執筆のことを考えます。
この時間は朝活の時間。
朝の身支度が終わったらすぐパソコンと向き合い、本の執筆活動をしています。

出勤中の車の中はあえて何も考えない時間。
好きな音楽やラジオを聴いてリラックスします。

職場で車を停めて10分間は読書の時間。
良質なインプットと向き合います。

車から出たら、仕事のことを考えます。
今日やるべき仕事やその日の時間割、授業のことなど。

退勤したらすぐにSNSのチェック。
現実世界から一旦離れ、仲間の存在に勇気づけられます。

退勤中の車の中は将来のことを考えます。
明日のことだけでなく、1週間先、1か月先、1年先、…10年先のことまで考えることもあります。

帰宅したらすぐ、家族のことを考えます。
当たり前のように家事をし、当たり前のように子育てをします。
どんなことも家族の一員として当たり前にやりたい。
それが夫としても、父親としてもぶれてはいけない軸だと思っています。

子どもたちが寝たら、妻と一緒におしゃべりを楽しみます。
たまに私の夢についても聞いてもらって、最後はやっぱり子どもたちの話になります。

寝る直前は何も考えません。
今日という1日に感謝して、明日という1日に希望を抱いて寝るだけです。


ざっと私が1日の中で考えていることを書き出してみました。

考えるべきことだけ考える。
他のことは考えない。

時と場合に合わせてそれぞれ意識して1日を過ごすと、現実の世界もSNSの世界も思い切り楽しむことができるはずです。

人は1日の中で、考えるために使うエネルギーに限りがあると言われています。

今考えるべきでないことを考えている状況は、時間だけでなくエネルギーも無駄にしてしまいます。

そうすると、本来なら考えることができたこともエネルギー切れで考えられないなんてことも起こるのです。

私はいつも自分が本気で考えたいことについて集中して考えたい。

それが周りの人達すべてを大切にすることにつながるし、自分の夢を叶えることにもつながると信じています。

こうした信念で、私は私の人生を楽しみたいです。


以上、現実とSNSの切り替えというテーマで、嘘を付かないことと楽しむことについてまとめてみました。

みなさんも誠実に生きましょう。
楽しんで生きましょう。
たった一度きりの、かけがえのない自分の人生なのですから。

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