心の窓 風通しの良い職場
風通しの良い職場とは、いったいどんな状態の職場を指すのでしょうか。
ここで言う「風通し」とは、報告・連絡・相談を抵抗感無く行える関係性と言い換えても良いかもしれません。
さらに踏み込むと、事務的な報告・連絡・相談だけでなく、お互いの「心の窓」を開けている状態なのだと考えます。
「この人なら、信頼できる。」
心の底からそう思える関係性を同僚の方々と築き続けていきたいです。
いくら掃除をがんばっても、窓が開いていない部屋にはカビが生えます。
それと同じように、いくらきれいに報告・連絡・相談ができているように振る舞っていても、「心の窓」を開けずに行っていたら、不信感や愚痴がはびこりやすい、風通しの悪い職場となります。
カビが生えた部屋は、カビが生える条件を放っておいた部屋の住人の責任です。
それなのに、「カビのせいで…」とカビが生えてからなんとか強制的に取り除こうとします。
風通しの悪い職場も同じです。
風通しの悪い職場は、風通しの悪い職場の条件を放っておいた自分たちの責任なのです。
つまり、心の窓をお互いに閉め切っている状態を放っておいてはいけないのです。
心の窓を開けていきましょう。
風通しの良い職場は、その職場にいる一人一人が心の窓を開けることで創り上げることができます。
まずは「この人なら信頼できる」とすぐに思い浮かぶ同僚から始めて、少しずつ心の窓を開けていきませんか?
形式的な報告・連絡・相談から抜け出し、腹を割って心の底の気持ちをお互いに伝え合える関係性を築いていきませんか?
あなたが「この人なら信頼できる」と思った同僚は、きっとあなたのことを同じように「この人なら信頼できる」と思っているはずです。
心の窓を開けている人は、同じように心の窓を開けている人の周りに集まってきます。
自己開示から始めてもよし。
何かの機会にさりげなく手を差し伸べてもよし。
「もしよかったら使ってください」と自分のリソースを提供してもよし。
「自分のできる心の窓の開け方で、少しずつ職場の風通しを良くしていきたい。」
その積み重ねが、風通しの良い職場となるのではないでしょうか。
私は今の職場が、風通しの良い職場であると信じています。
そして、もっと風通しの良い職場になることができると信じています。
心の窓は、まずは自分から開けて動いていきたいです。
職場という環境自体に文句を言う暇があるのなら、私は私のできることから行動に移す時間にしたいです。
行動せずして文句を言うような哀しい人間にはなりたくありません。
教師として以前に、人として哀しい考え方はしたくありません。
自分のできることから、心の窓を開けて、少しずつ行動に移す。
これを読んでいるみなさんの職場も、心の窓が開けた風通しの良い職場でありますように。
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